どこからどの山に登るか全員に知ってもらうこと
山に連れてきてもらう人は、意外とリーダーにすべてをゆだねがち。中には自分がどこの山に登るのかさえよくわかっていない人がいることも。道迷いやはぐれた時に、自分の大体の位置やどこに進むのかを把握するためにも、どの山にどういうルートで登るのか、メンバーに知ってもらう必要があります。
メンバーに登山の内容を理解してもらうためにリーダーが計画書を作成し、メンバー全員にあらかじめ共有することが大切です。計画書には、初心者でもわかりやすい、山域概念図や、行程表を盛り込むようにしましょう。
メンバーの経験値や体力の度合いを把握しておくこと
登山初心者と体力のある経験者が何の情報交換もなく山に来ると、ペース配分や距離によっては初心者が全くついてこれず、「こんなはずじゃなかった・・・」という事態になることも。事前に相手の体力や経験値を把握し合い、無理のない山選びやペース配分を行えるようにしておきましょう。
目標の山を登る前に、簡単な登山を行って、お互いの力量を知っておくとなお良いです。
どんな装備や道具を持ってくるのか確認し合うこと
里山であっても、登山をする時には登山道具を持っていくのが基本です。登山をするには厳しいスニーカーや防寒対策が全くされていなければ、山の中で動けなくなったり、けがをしてしまうことも考えられます。登る山とレベルを共有してうえで、どんな道具、服装で来るのがいいのかをしっかりメンバーに伝えるようにしましょう。
また、複数人で使う団体装備も、事前に誰が何を持っておくのか確認しておくようにしましょう。