表参道コース|急傾斜だけれど階段を登る
最高点の標高: 1980 m
最低点の標高: 501 m
累積標高(上り): 2590 m
累積標高(下り): -2590 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:7時間30分(往復)
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
距離は短いですが、急傾斜で登り応えのあるコース。休憩所が各所にあり、登詣する人も多く行き交っています。

山門のある登山口からスタートします。ここを1丁目とし、50丁目の敬慎院まで番地が付いており、敬慎院まで木の階段が続きます。途中に4つの坊があり、登山の無事の祈願や休憩をすることができます。敬慎院手前にある随身門の遥拝台からは富士山の素晴らしい眺めが一望できます。

迫力ある大崩壊地ナナイタガレは山頂のすぐ下まで食い込んでいます。七面山山頂には、木々が生い茂っているため展望はあまりありません。下山は来た道を戻ります。
北参道コース|緩やかだけど標高差あり
最高点の標高: 1980 m
最低点の標高: 320 m
累積標高(上り): 3446 m
累積標高(下り): -3446 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 日帰り
- コースタイム:9時間15分(往復)
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
七面山を開いたと言われる日朗上人が登った道で、標高差がありますが、表参道に比べると傾斜はゆるめのコースです。時期によってはヒルが多く発生するため、長袖長ズボンの着用などヒル対策が必須です。

神通坊の鳥居からスタートし、敬慎院は48丁目となっています。途中の坊で、水場やトイレを利用できるので休憩しながら登りましょう。

19丁目には日朗上人が植えたと伝えられる大トチノキがあります。30丁目あたりでは、樹林帯の向こうに富士山の姿を望むことができます。

影嚮石(ようごうせき)がある奥の院を過ぎると、樹齢1000年以上で「七面山のご神木」とも言われる大イチイの看板が出てきますので、時間があったら立ち寄りましょう。敬慎院からは①のコースと同じとなり、下山は来た道を戻ります。
下山はコースを変えることも可能!
表参道と北参道、いずれも往復ピストンコースを紹介しましたが、もちろん周回することも可能。その際のそれぞれの復路片道と注意しておきたい点をまとめます。
表参道を下山
最高点の標高: 1980 m
最低点の標高: 320 m
累積標高(上り): 732 m
累積標高(下り): -2392 m
- 【体力レベル】★★☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:3時間45分(復路片道)
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・登山装備が必要
 ・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
表参道コースとは逆にある坊では登山などの祈願をすることができるので、参拝しながら下山するのもおすすめです。雨など天候が悪い場合は、急傾斜ではありますが木道や土嚢で整備された表参道コースのほうが歩きやすいのでこちらを利用しましょう。
