山での汗拭きタオル、こだわってる?

出典:pixta
山登りの必須アイテムといったら、レインウェアに登山靴にザック…..そして忘れてはならないアイテムが「タオル」。汗を大量にかくことも、雨に濡れるリスクもある登山では、汗拭き用のタオルは最低1枚は持っていきたいですよね。
他の登山ギアに比べて機能性に注目されることが少ないタオルですが、実は登山の快適さを向上するためにとても重要な役割を持っているのです。特にこれからテント泊をしたい人にとって、タオル選びは山中泊の快適さに大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
そこでオススメしたいのが、この「ナノタオル®」なのです。
水分を拭くだけじゃない!?アウトドアに特化したファイントラック「ナノタオル®」

撮影:筆者
このタオル、ただのタオルではありません。
水分を拭くというタオルの本来の目的に加えて、水で濡らして拭くだけで汗による汚れやベタつきを落とすことができるという、まるでボディシートのような役割を持ったタオルなのです。
世界最先端の超ハイテク素材
基本素材はポリエステル100%。しかし、繊維の細さが圧倒的です。
なんと”髪の毛の7500分の1”という極細の、世界最高レベルのナノ繊維である「ナノフロント®」を高度な技術で編み上げてできているのです。

提供:finetrack
普通の繊維だと皮丘の溝に入り込んだ汚れは、繊維が太すぎて取ることができません。
しかし、ナノフロント®はその溝に入り込み、石鹸の力を借りずとも汚れをきれいに除去してくれるのです。
開発したのは日本のアウトドアメーカー、ファイントラック(finetrack)
開発したのは、素材開発から徹底的なこだわりをもつ日本のアウトドアメーカー、ファイントラック(finetrack)。繊維レベルでの新素材を次々に開発し、快適なアウトドアアクティビティを追求する人たちから絶大な支持を得ているブランドです。
普通のタオルが山中泊に向かない理由

出典:photoAC
ところでなぜ日常生活で使っているコットン素材のタオルは、山中泊のように長時間にわたり山に滞在するシーンに向かないのでしょうか。
大きな理由は三つ。
・コットンは吸水性が高く、濡れるとなかなか乾かない
・なかなか乾かないので、雑菌が繁殖しやすくニオイが気になる
・複数枚数を持っていくとなると荷物がかさばる
山中泊となるともちろん洗濯はできませんし、山小屋で乾燥室が利用できるとは限りません。そうなると、湿ったタオルを使い続けなけれならないことも。
できるだけ荷物をコンパクトにしたい山中泊では、交換用のタオルを何枚も持っていくことは避けたいですよね。
超ハイテクタオル「ナノタオル®」の驚きの性能
そこで、オススメしたいのが超ハイテク機能を搭載したアウトドアタオル「ナノタオル®」。数日間にわたる縦走やロングトレッキングでも、これ1枚あれば十分です。
その驚きの性能と実際に使ってみた感想を詳しくご紹介していきたいと思います。
拭くだけでニオイやベタつきを除去!

撮影:筆者
ナノタオル®は少しの水をつけて体を拭くだけで、汚れをスッキリ落としてくれます。
このように数回こすっただけで、油性ペンで書いた線が薄くなりました。目には見えないですが、日焼け止めや皮脂汚れもスッキリ落とすことができるでしょう。
実際に、数日に及ぶ夏場のテント泊でも、このナノタオル®で体を拭くことによって汗臭さを気にせずに楽しむことができました。
表裏で使い分けできる二層構造の生地

撮影:筆者
ナノタオル®は2016年のリニューアル版より肌触りが劇的に改善されました。片面はポリエステル、もう片面がナノフロント®という二重構造にアップデート。
ポリエステル面のほうがソフトな肌触りなので行動中の汗拭きとして使い、少しざらざらした手触りのナノフロント®面は汚れをしっかりと落としたい時に使います。
つまり、1枚で汗拭きタオルとボディシートの二役を使い分けることができるのです。
山行中に繰り返し使える速乾性

撮影:筆者
ナノタオル®の便利さは、優れた速乾性にもあります。いくら濡らして拭くだけで汚れを落としてくれるといっても、山行中にずっと濡れたままだと繰り返し使うことに抵抗がありますよね。
例えばテント泊の時。テント場についたらまずナノタオルを濡らして体を軽く拭きます。その後、岩場や近くの枝などに引っ掛けて乾かしておくと、数時間ですっかり乾いています。
何度も乾かして使えるので、3~4日の縦走であれば私はナノタオル1枚と下山後の温泉用に薄手のタオル1枚で十分。荷物全体の軽量化に大きく貢献しています。
手のひらにおさまる優れた携行性

撮影:筆者
ナノタオル®は、専用の収納ケースに入れるとたった6.0cm×9.0cmになります。まさに手のひらサイズ。コットン製のタオルと比較すると携行性の高さは一目瞭然です。
しかも重量はたったの40g。写真のタオルの重量は約60gなので、軽さという点でも優れています。
使わない時は付属のカラビナでサコッシュやザックのショルダーベルトに引っ掛けておくこともできます。
実際使って感じた、気になる点
汗拭きタオルの領域を超えた優れたナノタオル®ですが、いくつか気になる点もあります。
吸水性
まず、吸水性はコットン素材のタオルに比べて低く感じること。たとえばお風呂上がりに使う場合、髪が短い人なら十分に水分を拭き取れますが、ロングヘアの人は濡れた髪をタオルドライするには物足りない、という感覚です。
肌への刺激
また、水に濡らすだけで角質を除去できるという機能性ゆえに、擦りすぎるとかえって肌を痛めてしまうというリスクもあります。敏感肌の人は特に使用時の力加減に注意が必要そうです。
価格
そして、最も気になるのが3,630円(税込)という価格。タオル1枚としては、かなり高額に感じてしまいます。
しかし、実際に5年以上使っても機能性の衰えは感じないので、一般的なタオルよりずっと長持ちするのも事実。ボディシートとタオルの二役を兼ね、しかも長期間の使用にも耐えうると考えれば、コスパはいいのかもしれません。
快適な登山を目指すなら、タオル選びにもこだわろう

出典:photoAC
登山を快適にしたいなら、タオルも重要なこだわりポイントです。高機能タオルを使うことで荷物を軽量化できるだけではなく、山行中の快適性もアップし、長い時間山にいることがもっと楽しくなりますよ。
ファイントラック ナノタオル
| 重量 | 40g |
|---|---|
| 素材 | 本体:ポリエステル100% 袋:ナイロン100% |
| 原産国 | 日本 |
| サイズ | 85cm×85cm (収納時:6cm×9cm) |
▼タオルより小さいタオルサイズもおすすめ
ファイントラック ナノハンカチ
| 重量 | 18g |
|---|---|
| 素材 | 本体:ポリエステル100% 袋:ナイロン100% |
| 原産国 | 日本 |
| サイズ | サイズ:32cm×38cm (収納時:4.5cm×6cm) |







