「正直、これ売れてます」な人気アイテムを教えてください!
たくさんある登山用品のブランド。見ているとあれもこれも欲しくなって困るほどです。さらにその中でも、どれがおすすめなのかって分かりにくいものですよね。
そこでYAMA HACK編集部がアウトドアメーカーに突撃取材。社員の方に”正直、これ売れてます”な「ぶっちゃけランキングベスト5」を教えてもらいました!自他ともに認められた人気アイテムはなんでしょうか!?
今回は、アウトドアブランド「ファイントラック」の佐久間学さんにぶっちゃけてもらいます。
ランキングの発表者は、ファイントラックの佐久間学さんです!
山から海まで幅広くアウトドアを楽しんでいる佐久間さん。ファイントラックの良さは、ずばりレイヤリングシステムにある! と魅力を語ってくれました。
独自のレイヤリングシステムが一押しポイントです。肌にもっとも近い部分にドライレイヤーを着用することで汗冷えを防ぐことができ、その上に吸汗性と拡散性に優れたウェアを重ね着することで、汗ばむシーンでも肌面をドライな状態に保ち続けることができるのです。日本アルプスに多い2000m級の山など、特に寒暖差が激しい山域でその効果を実感できるはずです。
ウェアだけにとどまらず、テントやスリーピングバッグなどのギアも幅広く展開しているファイントラック。売れ筋ベスト5には、どんなアイテムがランクインするのでしょうか。
さっそく見ていきましょう!
「ファイントラックでは今これが売れています!」ランキングベスト5
第5位「オールウォッシュ」
第5位に選ばれたのは、ウェアでもギアでもなく、意外にも洗剤でした! アウトドアウェアの洗濯に悩む人の心をグッと掴む商品が堂々のランクインです。
山から下りてきて悩むのが汚れたウエアの洗濯ではないでしょうか。「中性洗剤でなきゃダメ」「柔軟剤入りはダメ」など、いろいろな情報があるため、一体どの洗剤で洗ったらいいのか分からないという方も多いようです。
この「オールウォッシュ」はアウトドアウェアの機能を阻害せずに、泥や皮脂といった汚れだけをしっかり落とすことができるアウトドアウェア専用の洗濯洗剤です。この洗濯洗剤でしたら、ダウン以外のアウトドアウェアを何も気にせず洗濯することができます。詰め替え用があるのも好評です。
第4位「カミナドーム2」
日本の山岳環境で思う存分使い倒せるテントです。ダブルウォールの自立式テントの中でも軽量で、コンパクトに収納でき、軽いにもかかわらず山岳環境で安心の耐久性があり、頭上が広く快適な居住空間を提供します。
さらにスノーフライやウィンターライナーなどのオプションも用意しているので、冬期でも使用可能。登山をする人にとって必要な機能が揃っているので、生産が追い付かないほど好評頂き、ご迷惑をおかけすることもしばしばです。
登山用テントでは後発にあたるカミナドームですが、様々なテントを使い倒してきたスタッフたちの意見を集約して開発されたため、重量や居住性など、いずれの性能に注目しても満足できるのは当然の結果と言えるでしょう。多くの登山者がカミナドーム2を求める点も納得ですね。
ちなみに最近のテント泊登山者は2人用を一人で使用する方が多いのだとか。内部空間が広いカミナドームなら、さらにおすすめですね!
カミナドーム2
使用サイズ:間口212✕奥行130✕高さ105cm
収納サイズ:本体8✕17✕27cm、ポール39cm
カラー:オレンジ/グレー(OG/GY)
次は第3位の発表です!
第3位「エバーブレスフォトンジャケット」
横方向に130%もストレッチする伸縮性に優れるレインウェアです。抜群に動きやすく、これまでのレインウェアのイメージを覆すほどしなやかな着心地に驚きの声を頂いています。開閉しやすい箇所にデザインされた大型ベンチレーションでウェア内に溜まった蒸れを排出できる機能は、湿度の高い日本での使いやすさを考えたもの。同モデルのパンツも、もも上げがしやすいと大変好評です。
女性のお客様からはレインウェアなのにシルエットがいいと評判を頂いています。
今でこそストレッチ性があるレインウェアは増えましたが、エバーブレスフォトンジャケットの伸縮性は群を抜いています。さらに、使われているオリジナルの防水透湿性素材による透湿性の高さも魅力の一つ。動きやすさに加えて、長時間の着用でも蒸れを感じない着心地の良さが人気の高さにつながっています。4色あるカラー展開のなかでも写真のセルリアンブルー(CB)が一番人気なんだとか。
M's エバーブレスフォトンジャケット
サイズ:S,M,L,XL
カラー:シグナルレッド(SI)、チタン(TI)、セルリアンブルー(CB)、グリーンシトラス(GC)
素材:表/15デニールストレッチナイロンダブルリップ、裏/15デニールナイロンニット、中間層/エバーブレスメンブレン
第2位「Women’s スキンメッシュブラタンクトップ」
冷えに対して敏感な女性に特にご好評を頂いているのが、この汗冷え対策用アンダーウェアです。
多くのスポーツブラなどはブラカップが乾きにくく、いつまでも濡れていて不快という声を多く聞くのですが、スキンメッシュブラタンクトップは、ブラカップが3層構造になっていて、汗をかいても濡れを遠ざけ、速く乾く特徴があります。「山行に欠かせない」「不快指数が下がった」といった嬉しい声も頂いています。
上着に透けにくいペイルグレー(PA)カラーがラインナップされたことで、さらに着用する方が増えたそうです!
Womes's スキンメッシュブラタンクトップ
カラー:ブラック(BK)、ペイルグレー(PA)
素材:本体/ポリエステル100%、内側背面部/ポリエステル94%、ポリウレタン6%
そして…気になる第1位は?
第1位「Men’s スキンメッシュT」
優れた撥水性によって肌面をドライに保つアンダーウェアです。いつもの登山用ウェアの下に、肌に直接着るだけで汗冷えによるリスクや不快感を軽減。冷えだけではなく、ベタつき感や嫌な臭いも気にならなくなったとご好評頂いています。2004年発売当初はなかなか受け入れもらえませんでしたが、お客様の口コミで徐々に拡がっていき、今では多くのお客様にご愛用頂いています。
この驚異の撥水性がスキンメッシュ最大の特徴。スキンメッシュを通過した汗は肌面に戻ることがないため、結果汗冷えを防いでくれるのです。この特徴は言葉で説明するより、実際に着用することでまさに肌で感じることができます!
Men's スキンメッシュT
カラー:ブラック(BK)、オリーブドラブ(OD)、ペイルグレー(PA))
素材:ポリエステル100%
ちなみに佐久間さんのイチ押しは?
「ポリゴン2ULジャケット」
「化学繊維の保温ウェアは従来から嵩張るといったデメリットがあったのですが、独自に素材を開発することで手の平に収まるほどの収納コンパクト性を実現しました。もちろん保温性は充分で、ダウンジャケットの弱点である濡れに対しても保温性が低下しないという強みがあります。とても丈夫で、万が一穴が開いても中から綿が飛び出す心配がないため、ガシガシ使って、どんどん洗濯できる。そんなイージーに使える点も気に入っています。
夏は保温着として、冬は行動着として、一年を通して活躍するヘビロテアイテムです!
この収納コンパクト性が魅力。軽量でもあるので、どんなシーンにもバックパックに忍ばせて持ち運べるアイテムです!
ファイントラックの商品で満足すること間違いなし!
今回紹介した売れ筋アイテムに限らず、ファイントラックがラインナップする商品はどれもこれも登山者が満足するものばかり。その背景には、アウトドアアクティビティーに精通したスタッフたちがフィールドで感じたことを吸い上げて、それを形にする商品開発の姿勢があります。だからこそ、登山者に役立つ機能、満足する性能、欲しかった特徴を備えているのです。ファイントラックの優れたアイテムを手にとって、その素晴らしさを実感してください!