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赤岳コースガイド|横岳〜硫黄岳と稜線の縦走を満喫するコース

赤岳コースガイド|横岳〜硫黄岳と稜線の縦走を満喫するコース

日本百名山・八ヶ岳の最高峰が赤岳(2899m)です。豪快な岩稜だけでなく山腹には豊かな原生林もあり、魅力的な山小屋も多数。

そんな赤岳の様々な登山ルートから、今回は北側に連なる八ヶ岳第二の高峰・横岳(2830m)と壮大な爆裂火口が独特の景観を織りなす硫黄岳(2760m)へ縦走するコースを紹介。南八ヶ岳ならではの豪快な岩稜歩きを楽しむことができます。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔

南八ヶ岳の名峰をめぐる縦走コース

横岳の稜線から振り返った赤岳
撮影:鷲尾 太輔(横岳の稜線から振り返った赤岳)

日本百名山・八ヶ岳の最高峰であり、長野県と山梨県の境に位置する赤岳。様々な登山コースが山頂へと延びており、バラエティに富んだルート設定が可能です。

今回は、赤岳から八ヶ岳連峰第2の高峰・横岳を経て壮大な火口壁が印象的な硫黄岳をめざす、南八ヶ岳を代表する縦走コースを紹介します。

安全登山のためにヘルメットの着用を

赤岳はヘルメットの着用を
撮影:鷲尾 太輔(ヘルメットの着用を)

赤岳をはじめとする南八ヶ岳周辺は、鎖場・ハシゴなどもある岩稜帯です。大規模な転滑落だけでなく、ささいな転倒でも頭部を負傷する可能性があります。

また人気の山であるため、上部を歩いている登山者が誤って引き起こした落石を受けることもあります。行者小屋から上部の文三郎尾根ならびに硫黄岳山荘手前までの稜線上では、ヘルメットの着用が賢明です。

行者小屋と赤岳鉱泉では、ヘルメットのレンタルも行っていますよ。

コース概要

合計距離: 21.78 km
最高点の標高: 2856 m
最低点の標高: 1495 m
累積標高(上り): 2774 m
累積標高(下り): -2774 m

体力レベル:★★★★☆

1泊2日|コースタイム:11時間25分

参考:ヤマプラ

技術的難易度:★★★☆☆

・ハシゴ、くさり場、雪渓、渡渉箇所のいずれかがある
・転んだ場合に転落・滑落事故につながる箇所がある
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要

凡例:グレーディング表

コース概要

【1日目】美濃戸口(60分)→美濃戸山荘(150分)→行者小屋(70分)→文三郎尾根分岐(40分)→赤岳(20分)→赤岳天望荘(泊)
【2日目】赤岳天望荘(5分)→地蔵の頭(55分)→奥ノ院(30分)→硫黄岳山荘(20分)→硫黄岳(95分)→赤岳鉱泉(60分)→堰堤広場(30分)→美濃戸山荘(50分)→美濃戸口

美濃戸口へのアクセス

【クルマの場合】
中央道「諏訪南」IC−県道425号−県道484号−美濃戸口

■美濃戸口・八ケ岳山荘駐車場
駐車台数:約150台
トイレ:あり
料金:800円/1日

【公共交通の場合】
JR中央本線「茅野」駅−アルピコ交通バス「美濃戸口線」乗車−「美濃戸口」バス停にて下車

美濃戸林道の注意看板
撮影:鷲尾 太輔(美濃戸林道の注意看板)

美濃戸口から登山道入口となる美濃戸までは約1時間の林道歩きとなります。この林道は一般車であれば通行可能ですが、公道ではありません。
深く大きなわだちや急カーブが多いため、極端に車高が低い車でなくても底を擦ったりバンパーやマフラーを破損する恐れがあり、すれ違うことができる場所も限られています。

また冬季は凍結のため「四輪駆動」「スタッドレスタイヤ装着」「チェーン装着」すべてを満たした車でないと通行不可。凍結の状況次第では、それでも通行止になることもあります。
慎重なアクセル・ブレーキ操作とハンドルさばきができるドライバーで美濃戸まで行くことができれば、駐車場は赤岳山荘・やまのこ村にそれぞれあります。

■美濃戸・赤岳山荘駐車場
駐車台数:約80台
トイレ:あり
料金:1,000円/1日

美濃戸・やまのこ村駐車場
駐車台数:約70台
電話:090-8845-2274(6:00〜20:00)
トイレ:あり
料金:1,000円/1日 ※予約可能

コース詳細ガイド

今回のコース
出典:YAMAP(今回のコース)

今回は、コースを8つのセクションに分けて紹介します。

*各セクションをクリックすると、そのセクションへジャンプします

セクション①:美濃戸口〜美濃戸山荘(60分)

セクション①
出典:YAMAP(セクション①)

最初のセクションは美濃戸への林道歩き。一部コンクリート舗装されている区間もありますが、基本的には未舗装の砂利道です。美濃戸の駐車場を利用するクルマも通行するので、注意しましょう。

なだらかな登りが続く林道を約1時間歩けば、やまのこ村・赤岳山荘・美濃戸山荘の順に、美濃戸の3軒の山小屋が現れます。

美濃戸登山口補導所
撮影:鷲尾 太輔(美濃戸登山口補導所)

スタート地点の美濃戸口・八ヶ岳山荘の傍らにある美濃戸登山口補導所。登山計画書の事前提出やWEB申請が済んでいない人は、ここで登山計画書を記入・提出しましょう。

カラマツ林の中の登り
撮影:鷲尾 太輔(カラマツ林の中の登り)

別荘地でもある美濃戸口らしいカラマツ林の中を、ゆるやかに登っていきます。

下り坂に変わる
撮影:鷲尾 太輔(下り坂に変わる)

林道が右にカーブすると、下り坂に変わります。

橋を渡る
撮影:鷲尾 太輔(橋を渡る)

赤岳をはじめとする山々を源流とする柳川にかけられた橋を渡ります。

2つ目のヘアピンカーブ
撮影:鷲尾 太輔(2つ目のヘアピンカーブ)

橋を渡るとすぐに、左回りのヘアピンカーブが現れます。さらに登っていくと、2番目の右回りのヘアピンカーブです。

ゆるやかな登り
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな登り)

このあたりはコンクリート舗装されていますが、路面はご覧の通り。一般的なマイカーでも、深いわだちで底を擦りながら登る様子を見かけることもあります。

3番目のヘアピンカーブ
撮影:鷲尾 太輔(3番目のヘアピンカーブ)

3番目のヘアピンカーブです。こうして見ると、路面の傾斜がよくわかります。急なジグザグの登りは、このあたりでおしまいです。

平坦な林道

しばらくは、やや登りつつもかなり平坦でまっすぐな林道が続きます。

周囲の樹林

このあたりの林道の周囲には、アカマツなどの針葉樹とシラカバなどの広葉樹が混在しています。

トラバースに変わる
撮影:鷲尾 太輔(トラバースに変わる)

しばらく台地状の地形を進んできましたが、このあたりから林道は左側が山・右側が柳川の谷というように斜面をトラバース(横断)するように変わります。

カーブが続く
撮影:鷲尾 太輔(カーブが続く)

まっすぐだった林道も、急カーブが続くようになります。通行するクルマには十分注意しましょう。

やまのこ村
撮影:鷲尾 太輔(やまのこ村)

やがて、美濃戸地区で最初の山小屋・やまのこ村が見えてきます。

赤岳山荘
撮影:鷲尾 太輔(赤岳山荘)

続いて左手に、赤岳山荘の建物が見えてきます。奥にある駐車場が、クルマで行ける最終地点となります。

橋を渡る
撮影:鷲尾 太輔(橋を渡る)

赤岳山荘の駐車場を過ぎると、北沢と南沢が合流するすぐ上流にある木製の橋を渡ります。

美濃戸山荘
撮影:鷲尾 太輔(美濃戸山荘)

橋を渡ってゆるやかに登っていくと、美濃戸地区でいちばん奥にある山小屋・美濃戸山荘が見えてきます。

北沢と南沢の分岐点
撮影:鷲尾 太輔(北沢と南沢の分岐点)

美濃戸山荘の目の前が、北沢コースと南沢コースの分岐点となります。

セクション②:美濃戸山荘〜行者小屋(150分)

セクション②
出典:YAMAP(セクション②)

このセクションでは、南沢コースを登ります。原生林の中を進みながら、いくつもの橋を越えて上流をめざします。登山道が広い川原に出ると、行者小屋は目前です。

堰堤を越える
撮影:鷲尾 太輔(堰堤を越える)

美濃戸山荘を後にして階段を登って堰堤を越えると、南沢コースの始まりです。

苔むした原生林
撮影:鷲尾 太輔(苔むした原生林)

八ヶ岳の森らしい苔むした原生林の中を、なだらかに登っていきます。

橋を渡って左岸へ
撮影:鷲尾 太輔(橋を渡って左岸へ)

やがて最初の橋を渡ります。川や沢の場合、上流から下流を見た時の右側を右岸・左側を左岸と呼びます。このセクションでは南沢を遡っているので、右岸から左岸に渡ることになります。

なだらかな登り
撮影:鷲尾 太輔(なだらかな登り)

植生保護用のグリーンロープに沿って、南沢の左岸を登っていきます。

2番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(2番目の橋)

続く橋で、南沢を左岸から右岸に渡ります。

急斜面の登り
撮影:鷲尾 太輔(急斜面の登り)

短い区間ですが、金網製の急な階段を登っていきます。周囲には鎖やロープが設置されています。

トラバース
撮影:鷲尾 太輔(トラバース)

急登が終わると、斜面をトラバース(横断)する区間に変わります。道幅は狭く右下の南沢までも標高差があるため、左側の斜面に鎖が設置されています。

堰堤と滝
撮影:鷲尾 太輔(堰堤と滝)

前方に堰堤とそこから流れ出る滝が見えてくると、左手の斜面をジグザグに登る区間に入ります。

見晴らしの良いトラバース
撮影:鷲尾 太輔(見晴らしの良いトラバース)

ジグザグの区間が終わると、登山道はまたゆるやかなトラバースに変わり、樹林が開けた場所もあります。

樹林帯の登り
撮影:鷲尾 太輔(樹林帯の登り)

樹林帯に入ると、巨岩の連なる登りが始まります。

視界が開けたトラバース
撮影:鷲尾 太輔(視界が開けたトラバース)

樹林が開けると、登山道はまたゆるやかに変わります。

3番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(3番目の橋)

斜面のかなり下を流れていた南沢が登山道の標高に近くなり、ここで右岸から左岸に渡ります。

4番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(4番目の橋)

すぐに現れる次の橋で、左岸から右岸に渡ります。

中ノ行者小屋跡
撮影:鷲尾 太輔(中ノ行者小屋跡)

巨岩に祠や石碑がある広場が、中ノ行者小屋跡です。

5番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(5番目の橋)

苔むした巨岩の間を登っていくと、次の橋が現れます。こちらで右岸から左岸に渡ります。

6番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(6番目の橋)

すぐに、左岸から右岸に渡る橋を越えます。南沢の川幅は次第に狭くなり、橋も短くなっていきます。

巨岩が連なる川原
撮影:鷲尾 太輔(巨岩が連なる川原)

いったん樹林が開け、巨岩が連なる川原のような斜面を登っていきます。

涸れた沢を渡る
撮影:鷲尾 太輔(涸れた沢を渡る)

橋はありませんが、涸れた沢を渡って右岸から左岸に移動します。

7番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(7番目の橋)

巨大な岩肌に向かって、左岸から右岸に渡ります。

小さな川原
撮影:鷲尾 太輔(小さな川原)

樹林が開けた小規模な川原を登り、左岸の森へと進んでいきます。

樹林帯の登り
撮影:鷲尾 太輔(樹林帯の登り)

ふかふかした苔が美しい林床の樹林帯を、登っていきます。

なだらかな登山道
撮影:鷲尾 太輔(なだらかな登山道)

やがて登山道はなだらかに変わります。周囲には苔むした樹林帯が続いています。

大きな川原に出る
撮影:鷲尾 太輔(大きな川原に出る)

赤茶けた岩が印象的な、やや大規模な川原に出ます。

樹林帯に戻る
撮影:鷲尾 太輔(樹林帯に戻る)

川原が終わると、右側の樹林帯へと入っていきます。こちらも、苔が美しい森です。

岩の間を進む
撮影:鷲尾 太輔(岩の間を進む)

苔むした岩の間を進む、やや狭い登山道を登っていきます。

最上部の川原
撮影:鷲尾 太輔(最上部の川原)

さらに大規模な川原に出ます。南沢コースの最上部にあたる場所です。

赤岳の展望
撮影:鷲尾 太輔(赤岳の展望)

川原を登り詰めていくと、正面に赤岳が堂々とそびえています。

行者小屋が近づく
撮影:鷲尾 太輔(行者小屋が近づく)

南沢コースの終点である、行者小屋が見えてきました。赤岳へのアタックに向けて、こちらで休憩しましょう。

セクション③:行者小屋〜文三郎尾根分岐(70分)

セクション③
出典:YAMAP(セクション③)

このセクションでは赤岳の稜線に向かって、文三郎尾根を登ります。樹林帯を抜けると階段が連続する登山道となり、赤岳をはじめ八ヶ岳連峰の山々の視界もよくなります。

行者小屋を出発
撮影:鷲尾 太輔(行者小屋を出発)

行者小屋を後にして、文三郎尾根をめざします。右上にそびえているのは、赤岳の西側に連なる阿弥陀岳です。

沢沿いを登る
撮影:鷲尾 太輔(沢沿いを登る)

はじめのうちは沢沿いの樹林帯の中を、ゆるやかに登っていきます。

阿弥陀岳分岐
撮影:鷲尾 太輔(阿弥陀岳分岐)

樹林が開けると阿弥陀岳分岐です。右方向に進むと阿弥陀岳直下の中岳のコルへと続く中岳道、左方向の樹林へと続くのが文三郎尾根です。

樹林帯の中の階段
撮影:鷲尾 太輔(樹林帯の中の階段)

樹林帯の中を登っていくと、少しずつ傾斜が増していき階段が現れます。この区間の特徴でもある階段は、スイスの老舗アウトドアブランド・マムートが赤岳鉱泉と協力して設置したもの。同社のロゴマークであるマンモスの金具が付けられています。

最初の急階段
撮影:鷲尾 太輔(最初の急階段)

鉄パイプの支柱があるこの階段から、森林限界を越えます。階段自体の傾斜も一気に急になります。

交互通行できる階段
撮影:鷲尾 太輔(交互通行できる階段)

文三郎尾根上部の階段は、マムートのロゴマークとともに赤い鉄板が印象的です。この階段は中央に鎖が設置され、登る人と下る人が交互通行できるようになっています。

横岳・硫黄岳の眺望
撮影:鷲尾 太輔(横岳・硫黄岳の眺望)

少しゆるやかになった場所から振り返ると、赤岳の後に縦走する横岳・硫黄岳も眺望することができます。

赤岳をめざして
撮影:鷲尾 太輔(赤岳をめざして)

階段を登っていると左上に、これから登る赤岳がまるで要塞のようにそびえています。

連続する階段
撮影:鷲尾 太輔(連続する階段)

まだまだ階段は続きます。両側もしくは谷側に鉄製の支柱にかけられた鎖が設置されており、安心感があります。

最後の階段
撮影:鷲尾 太輔(最後の階段)

最後の階段です。奥の稜線にめざす文三郎尾根分岐の道標が見えてきました。

文三郎尾根分岐
撮影:鷲尾 太輔(文三郎尾根分岐)

赤岳の南に連なる権現岳を正面に望む、文三郎尾根分岐に到着です。赤岳へは左方向に進んでいくことになります。

セクション④:文三郎尾根分岐〜地蔵の頭(65分)

セクション④
出典:YAMAP(セクション④)

このセクションではいよいよ赤岳に登頂します。山頂直下は登りも下りも鎖場が連続し、アルペンムード満点です。

ザレ場の登り
撮影:鷲尾 太輔(ザレ場の登り)

文三郎尾根分岐からしばらくは、ザレ場をジグザグに登っていきます。正面に堂々と赤岳がそびえています。

ゆるやかな登り
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな登り)

ジグザグの区間が終わると、ザレ場をトラバース気味にゆるやかに登っていきます。

キレット分岐
撮影:鷲尾 太輔(キレット分岐)

キレット分岐を左手に進むと、鎖場が始まります。

鎖場
撮影:鷲尾 太輔(鎖場)

鎖場は鉄製の支柱に支えられたやや高い位置にかけられており、写真奥のように2本並行して設置されている区間もあります。

連続する鎖場
撮影:鷲尾 太輔(連続する鎖場)

鎖が設置されている岩場自体は、斜度はそれほどきつくありません。両足・両手の4つの支点のうち常に3つの支点は岩を踏む・つかんでおくという、三点支持(三点確保)三点確保(三点支持)の原則を守りながら、進みましょう。

竜頭峰分岐
撮影:鷲尾 太輔(竜頭峰分岐)

竜頭峰分岐で、赤岳の主稜線に到達です。左手に進みましょう。

山頂直下のハシゴ
撮影:鷲尾 太輔(山頂直下のハシゴ)

稜線を進むと、すぐにハシゴが現れます。これを登りきれば、山頂は目の前です。

赤岳南峰と赤岳頂上山荘
撮影:鷲尾 太輔(赤岳南峰と赤岳頂上山荘)

赤岳は最高地点の南峰と赤岳頂上山荘がある北峰に分かれています。左手前の標識が立っている場所が、南峰です。

赤岳山頂
撮影:鷲尾 太輔(赤岳山頂)

ついに赤岳山頂に到着です。振り返ると富士山や奥秩父の山々、右に目を転じていくと南アルプス・中央アプスまでの大パノラマが広がります。権現岳・阿弥陀岳・硫黄岳・天狗岳・蓼科山など八ヶ岳連峰の展望も抜群です。

赤岳山頂の神社
撮影:鷲尾 太輔(赤岳山頂の神社)

山頂には三角点が設置されている他、赤嶽神社・太政宮の2つの神社の祠があります。また山麓の諏訪地域の大祭にちなんで、御柱も立てられています。

赤岳北峰
撮影:鷲尾 太輔(赤岳北峰)

赤岳頂上山荘がある北峰まで移動して、このコースの宿泊地である赤岳天望荘へと下ります。

岩場の下り
撮影:鷲尾 太輔(岩場の下り)

ハイマツ帯の中の、ゴツゴツとした岩場を下っていきます。

鎖場
撮影:鷲尾 太輔(鎖場)

やがて鉄製の支柱にかけられた鎖場が始まります。

続く鎖場
撮影:鷲尾 太輔(続く鎖場)

鎖場の下りでは転倒や滑落だけでなく、落石を起こして下方の登山者を負傷させないよう、足元の浮石にも注意しましょう。

赤岳天望荘が近づく
撮影:鷲尾 太輔(赤岳天望荘が近づく)

鎖場が終わると斜面はゆるやかになり、赤岳天望荘は目の前です。

地蔵の頭へ続く稜線
撮影:鷲尾 太輔(地蔵の頭へ続く稜線)

稜線上の山小屋・赤岳天望荘で夕方や早朝の風景を満喫したら、地蔵の頭へは5分ほどです。

赤岳天望荘

赤岳天望荘
撮影:鷲尾 太輔(赤岳天望荘)

トイレットペーパー付の水洗トイレを完備しているなど、山小屋とは思えない快適さ。おかわり自由のバイキング形式の食事は定評があります。

電話:0266-74-2728
営業期間:4月下旬~11月上旬
料金:1泊2食付13,000円、素泊まり10,500円

セクション⑤:地蔵の頭〜硫黄岳(105分)

セクション⑤
出典:YAMAP(セクション⑤)

このセクションでは、八ヶ岳第2位の高峰・横岳を越えます。いくつもの岩峰が連なる横岳の稜線は、縦走の醍醐味を感じることができるでしょう。硫黄岳山荘まで下れば、あとは硫黄岳へとゆるやかに登り返します。

地蔵の頭
撮影:鷲尾 太輔(地蔵の頭)

地蔵の頭から正面の稜線を進み、横岳へ向かいます。

最初のハシゴ
撮影:鷲尾 太輔(最初のハシゴ)

地蔵の頭からゆるやかに下って登り返すと、すぐにハシゴが現れます。

二十三夜峰先のハシゴ
撮影:鷲尾 太輔(二十三夜峰先のハシゴ)

最初のピーク・二十三夜峰は登らずに、稜線の西(左側)をトラバースします。すぐに次のハシゴが現れます。

日ノ岳へと続く鎖場
撮影:鷲尾 太輔(日ノ岳へと続く鎖場)

次のピーク・日ノ岳へも登らずに、今度は稜線の東(右側)をトラバースするように進んでいきます。

日ノ岳直下
撮影:鷲尾 太輔(日ノ岳直下)

日ノ岳直下は、ややゆるやかな岩場の登りとなります。

鉾岳直下のトラバース
撮影:鷲尾 太輔(鉾岳直下のトラバース)

次のピーク・鉾岳も、山頂直下の西(左側)をトラバースします。

石尊峰山頂
撮影:鷲尾 太輔(石尊峰山頂)

次のピーク・石尊峰は山頂を経由します。大権現と彫られた石碑が目印です。

三叉峰へのハシゴ
撮影:鷲尾 太輔(三叉峰へのハシゴ)

次のピーク・三叉峰へは2本並行して設置されたハシゴを登っていきます。

三叉峰
撮影:鷲尾 太輔(三叉峰)

三叉峰の山頂直下は、横岳へのバリエーションルート・杣添尾根が合流する地点です。

三叉峰からの下り
撮影:鷲尾 太輔(三叉峰からの下り)

三叉峰からゆるやかに下り、地形図やGPSアプリに・2826と記された無名峰へと登り返します。

奥ノ院
撮影:鷲尾 太輔(奥ノ院)

無名峰まで登れば、横岳の最高地点・奥ノ院は目の前です。奥ノ院の山頂直下にもハシゴが設置されています。

奥ノ院山頂
撮影:鷲尾 太輔(奥ノ院山頂)

横岳の最高地点・奥ノ院の山頂です。山頂標識の標高は、地図の表記(2830m)より1m低くなっています。

小同心
撮影:鷲尾 太輔(小同心)

山頂からは小同心の岩峰を眼下に見下ろすことができます。

奥ノ院からの下り
撮影:鷲尾 太輔(奥ノ院からの下り)

奥ノ院からの下りは、稜線の幅が狭くハシゴや鎖場が連続する、緊張感を持って行動したい区間です。ハイマツや灌木の中の鎖場を下っていきます。

急なハシゴ
撮影:鷲尾 太輔(急なハシゴ)

まずは、傾斜の急なハシゴを下ります。

急な鎖場
撮影:鷲尾 太輔(急な鎖場)

続いて、稜線の右側から左側へ下る急な鎖場です。

鎖場のトラバース
撮影:鷲尾 太輔(鎖場のトラバース)

さらに、稜線の左側から右側へと鎖場を伝って進みます。ここが、横岳最後の難所となります。

台座ノ頭手前
撮影:鷲尾 太輔(台座ノ頭手前)

正面のピーク・台座ノ頭には登らずに、鞍部から稜線の左側を植生保護のフェンスに沿って下っていきます。

硫黄岳と硫黄岳山荘
撮影:鷲尾 太輔(硫黄岳と硫黄岳山荘)

さらに下ると、正面にさえぎるもののない硫黄岳、眼下に硫黄岳山荘が見えてきます。

大同心と赤岳
撮影:鷲尾 太輔(大同心と赤岳)

振り返れば、大同心の岩峰の背後に赤岳がそびえています。

赤岩ノ頭
撮影:鷲尾 太輔(赤岩ノ頭)

前方には、崩落した火口壁が印象的な硫黄岳の左側に、赤茶けた斜面が露出した赤岩ノ頭も見えています。

硫黄岳山荘を出発
撮影:鷲尾 太輔(硫黄岳山荘を出発)

硫黄岳山荘まで下りきったら、硫黄岳へとゆるやかに登り返していきます。

硫黄岳周辺のケルン
撮影:鷲尾 太輔(硫黄岳周辺のケルン)

硫黄岳への登山道は広く、なだらかな地形です。濃霧の際などに迷わないよう、写真のようなケルンが点々と設置されています。

硫黄岳山頂
撮影:鷲尾 太輔(硫黄岳山頂)

硫黄岳山頂に到着です。ここから振り返って見る横岳・赤岳・中岳・阿弥陀岳と続く稜線は、南八ヶ岳の代表的な景観のひとつです。

セクション⑥:硫黄岳〜赤岳鉱泉(95分)

セクション⑥
出典:YAMAP(セクション⑥)

このセクションでは、硫黄岳から赤岳鉱泉へ下ります。赤岩ノ頭までが森林限界上の稜線、その先は樹林帯をひたすら下ります。

硫黄岳のケルン
撮影:鷲尾 太輔(硫黄岳のケルン)

なだらかで広い硫黄岳山頂、このケルンを目印に赤岩ノ頭へと向かいます。

ハイマツ帯の稜線
撮影:鷲尾 太輔(ハイマツ帯の稜線)

赤茶けた砂礫が連なるハイマツ帯の稜線を、ゆるやかに下っていきます。

ガレ場の下り
撮影:鷲尾 太輔(ガレ場の下り)

ガレ場を下っていくと、硫黄岳への道のりで見えた赤茶けた斜面が見えてきます。

オーレン小屋・夏沢鉱泉への分岐
撮影:鷲尾 太輔(オーレン小屋・夏沢鉱泉への分岐)

こちらの分岐は直進します。右へ下るとオーレン小屋・夏沢鉱泉を経て、桜平に下山します。

赤岩ノ頭
撮影:鷲尾 太輔(赤岩ノ頭)

赤岩ノ頭に到着です。稜線は右方向の峰の松目方面に延びていますが、正面の斜面へと下ります。

ハイマツ帯の下り
撮影:鷲尾 太輔(ハイマツ帯の下り)

最初はハイマツ帯をゆるやかに下っていきます。正面には先ほど登ってきた硫黄岳への稜線が見えます。

針葉樹林帯へ
撮影:鷲尾 太輔(針葉樹林帯へ)
ジグザグの下り
撮影:鷲尾 太輔(ジグザグの下り)

このあたりは急斜面をジグザグに下る区間です。赤岳・横岳周辺のような難所はありませんが、転倒には注意しましょう。

なだらかな登り返し
撮影:鷲尾 太輔(なだらかな登り返し)

いったん登山道は平坦になり、このようになだらかな登り返しもあります。

階段を下る
撮影:鷲尾 太輔(階段を下る)

ふたたび急な下りとなり、階段が設置されている場所もあります。

トラバース
撮影:鷲尾 太輔(トラバース)

やがて登山道は、平坦なトラバースへと変わります。

ジョウゴ沢
撮影:鷲尾 太輔(ジョウゴ沢)

この橋でジョウゴ沢を渡ります。厳冬期にはいくつもの滝が凍結して、アイスクライミングが盛んな沢です。

支流を渡る
撮影:鷲尾 太輔(支流を渡る)

続いての橋で、ジョウゴ沢の支流を渡ります。

大同心沢との分岐
撮影:鷲尾 太輔(大同心沢との分岐)

大同心沢との分岐までくれば、あとは樹林帯の中をゆるやかに下っていくだけです。

赤岳鉱泉
撮影:鷲尾 太輔(赤岳鉱泉)

樹林帯を抜けると、赤岳鉱泉の目の前に出ます。ランチや軽食の営業も行っているので、休憩しても良いでしょう。

セクション⑦:赤岳鉱泉〜美濃戸山荘(90分)

セクション⑦
出典:YAMAP(セクション⑦)

このセクションでは、北沢コースを下ります。登りで通った南沢コースよりもアップダウンが少なく、堰堤広場から下は荷揚げなどの業務用車両が通行する林道なので、歩きやすく感じるでしょう。

苔むした森へ
撮影:鷲尾 太輔(苔むした森へ)

赤岳鉱泉を後にして、苔むした森を通って北沢コースへと入っていきます。

1番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(1番目の橋)

木製の橋で、北沢の左岸から右岸へと渡ります。

2番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(2番目の橋)

小さな橋で、北沢の支流を越えます。

3番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(3番目の橋)

さらに下流の橋で、右岸から左岸へと渡ります。

4番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(4番目の橋)

左岸の森の中を流れる北沢の支流を、小さな橋で渡ります。

5番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(5番目の橋)

続く橋で、左岸から右岸に渡ります。橋の先は、苔むした岩や草地が広がる箱庭のような景観です。

6番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(6番目の橋)

ゆるやかに下っていくと、次の橋で右岸から左岸に渡ります。

左岸の道
撮影:鷲尾 太輔(左岸の道)

北沢の流れを右下に見ながら、岩が多い斜面を下っていきます。

7番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(7番目の橋)

次の橋で左岸から右岸へ。橋の先は階段になっており、下ると沢沿いに桟道が延びています。

桟道が続く
撮影:鷲尾 太輔(桟道が続く)

しばらくの間、右岸に設けられた木製の桟道をゆるやかに下っていきます。

8番目の橋
撮影:鷲尾 太輔(8番目の橋)

次なる橋で、右岸から左岸の森へと入っていきます。

桟道や階段が続く
撮影:鷲尾 太輔(桟道や階段が続く)

左岸の森はやや急な下りで、桟道や階段が設置されています。

ゆるやかな森の中の道
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな森の中の道)

次第に登山道は平坦になり、周囲の林床は草地になっていきます。

堰堤広場へ
撮影:鷲尾 太輔(堰堤広場へ)

この堰堤の下流にある橋を左岸から右岸に渡った場所が、堰堤広場です。

歩きやすい林道
撮影:鷲尾 太輔(歩きやすい林道)

堰堤広場から下は、舗装されていないものの歩きやすい林道へと変わります。

最後の橋
撮影:鷲尾 太輔(最後の橋)

この橋で、右岸から左岸に渡ります。

巨木と祠
撮影:鷲尾 太輔(巨木と祠)

2本の巨木の間に、赤い祠が安置されています。赤岳山頂の神社でも感じた、信仰の山としての八ヶ岳を実感する場所です。

ショートカット道の分岐
撮影:鷲尾 太輔(ショートカット道の分岐)

右手の森の中に、次のヘアピンカーブをショートカットする道が続いています。今回は正面の林道を下ります。

ヘアピンカーブ
撮影:鷲尾 太輔(ヘアピンカーブ)

右回りのヘアピンカーブを下っていきます。

2番目のヘアピンカーブ
撮影:鷲尾 太輔(2番目のヘアピンカーブ)

続く左回りのヘアピンカーブの先で、ショートカット道が合流します。

ゆるやかな林道
撮影:鷲尾 太輔(ゆるやかな林道)
美濃戸山荘
撮影:鷲尾 太輔(美濃戸山荘)

林道をS字状に下ると、美濃戸山荘が見えてきます。この場所で、南沢コースと合流します。

セクション⑧:美濃戸山荘〜美濃戸口(50分)

セクション8
出典:YAMAP(セクション⑧)

最後のセクションは、美濃戸口への林道歩きです。往路と同様に、美濃戸の駐車場を利用するクルマが通行する区間なので注意しましょう。

美濃戸山荘から出発
撮影:鷲尾 太輔(美濃戸山荘から出発)

美濃戸山荘を後にして、林道をゆるやかに下っていきます。

橋を渡る
撮影:鷲尾 太輔(橋を渡る)

北沢にかかる橋を渡ります。

美濃戸の駐車場
撮影:鷲尾 太輔(美濃戸の駐車場)

赤岳山荘の駐車場まで戻ってきました。意外に多くのクルマで賑わっており、登山シーズンの週末には早い時間に満車になることもあるとか。

林道を下る
撮影:鷲尾 太輔(林道を下る)

赤岳山荘・やまのこ村の前を通って、林道を下っていきます。

急カーブ
撮影:鷲尾 太輔(急カーブ)

登りと同様に、しばらくはカーブが連続する区間です。右側が山の斜面・左側が柳川の谷になっています。

枝道との分岐
撮影:鷲尾 太輔(枝道との分岐)

林道に並行した枝道との分岐。道標の通り、林道を進んだ方が近道で路面も良いです。

真っ直ぐな林道
撮影:鷲尾 太輔(真っ直ぐな林道)

このあたりは真っ直ぐな林道が続きます。ゆるやかな下りで、足取りも軽くなります。

最上部のヘアピンカーブ
撮影:鷲尾 太輔(最上部のヘアピンカーブ)

林道は斜面をジグザグに下っていきます。最初は左回りのヘアピンカーブです。

荒れた路面
撮影:鷲尾 太輔(荒れた路面)

歩いている分には問題ありませんが、特にクルマにとっては傾斜がきつく路面も荒いハンドルを取られやすい区間。すれ違いや追い越しには注意しましょう。

2番目のヘアピンカーブ
撮影:鷲尾 太輔(2番目のヘアピンカーブ)

さらに左回りのヘアピンカーブを下って、柳川をめざします。

柳川にかかる橋
撮影:鷲尾 太輔(柳川にかかる橋)

右回りのヘアピンカーブを過ぎると、柳川へ下ります。写真の橋を渡れば、美濃戸口まであと少しです。

上り坂
撮影:鷲尾 太輔(上り坂)

橋を渡ると、やや急な上り坂で斜面を大きく左に回り込んでいきます。

ゴールの美濃戸口
撮影:鷲尾 太輔(ゴールの美濃戸口)

林道がゆるやかな下りに変われば、木々の間から八ヶ岳山荘をはじめとする美濃戸口の建物が見えてきます。いよいよゴール、お疲れ様でした。

赤岳の違った表情を楽しむことができるコースも!

赤岳山頂から望む県界尾根と真教寺尾根
撮影:鷲尾 太輔(赤岳山頂から望む県界尾根と真教寺尾根)

今回紹介したコースを含めて、赤岳への登山は西側の美濃戸口から入山するコースが一般的です。しかし東側の県界尾根や真教寺尾根からの登山コースや、南側の編笠山・権現岳からの縦走コースでは、赤岳のまた違った表情を見ることができます。

何度も登るうちに、その魅力に惹かれる人も多い赤岳。難易度は上がりますが、体力づくりや経験を重ねた上で、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

赤岳の登山適期は?

初冠雪した横岳・硫黄岳
撮影:鷲尾 太輔(初冠雪した横岳・硫黄岳)

赤岳の登山適期は、登山道上に積雪・凍結の心配がない6月下旬〜10月上旬となります。初夏〜夏には稜線上の高山植物、秋には山麓の森の紅葉を楽しむことができます。

例年10月中旬〜10月下旬には初冠雪を迎え、赤岳は冬の様相に変化します。赤岳鉱泉が通年営業しているために雪山登山にも人気がある赤岳ですが、着実なアイゼン・ピッケルワークや十分な防寒対策が必要な、熟達者向けの山へと変貌します。

赤岳の天気予報と登山ルートを事前にチェック!

気象状況によって装備も変わってきます。また、麓と山頂付近の気象状況も大きく変わる場合も。事前に天気を調べてから登りましょう!
あわせて自分が登るルートについては、地図も用意して詳しく調べてくださいね。

赤岳のふもと(茅野市)の10日間天気

日付09月17日
(水)
09月18日
(木)
09月19日
(金)
09月20日
09月21日
09月22日
(月)
09月23日
(火)
09月24日
(水)
09月25日
(木)
09月26日
(金)
天気晴
晴のち曇
晴のち曇
曇時々晴
曇時々晴
曇
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
曇時々晴
曇
曇
曇時々雨
曇時々雨
曇
気温
(℃)
32
21
29
21
24
17
24
17
26
18
23
14
24
14
24
13
23
14
28
17
降水
確率
10403040403030307030

赤岳の登山指数

日付09月17日
(水)
09月18日
(木)
09月19日
(金)
09月20日
09月21日
09月22日
(月)
登山
指数
C A C C A A
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

赤岳周辺の山と高原地図

赤岳の山小屋情報

赤岳天望荘
撮影:鷲尾 太輔(赤岳天望荘)

今回のコースで宿泊した赤岳天望荘以外にも、周辺にはたくさんの山小屋や宿泊施設があります。登山スケジュールにあわせて、たくさんの選択肢からプランにあった山小屋へ宿泊してください。

このコース上で宿泊した山小屋

赤岳天望荘

赤岳天望荘
撮影:鷲尾 太輔(赤岳天望荘)

トイレットペーパー付の水洗トイレを完備しているなど、山小屋とは思えない快適さ。おかわり自由のバイキング形式の食事は定評があります。

電話:0266-74-2728
営業期間:4月下旬~11月上旬
料金:1泊2食付13,000円、素泊まり10,500円

前泊におすすめ!登山口周辺の山小屋

八ヶ岳山荘(美濃戸口)

八ヶ岳山荘
撮影:鷲尾 太輔(八ヶ岳山荘)

美濃戸口に位置する山小屋で、駐車場・バス停の目の前にあります。日帰り入浴にも対応しているので、下山後に汗を流すのにも好適です。

電話:0266-74-2728
営業期間:通年
料金:1泊2食付11,000円、素泊まり8,000円

J&N(美濃戸口)

J&N
撮影:鷲尾 太輔(J&N)

数々の名店で腕を磨いたオーナーシェフによる絶品メニューが人気のオーベルジュ。2階が宿泊室になっており、ボックスタイプのベッドで宿泊します。

電話:0266-75-2289
営業期間:通年
料金:素泊まり6,300円(下山後の入浴と駐車場付)

やまのこ村(美濃戸)

やまのこ村
撮影:鷲尾 太輔(やまのこ村)

素泊まりのみですが、宿泊はすべて個室利用。登山前日もゆっくり眠ることができます。駐車場も併設されており、事前予約も可能です。

電話:090-8845-2274(6:00〜20:00)
営業期間:4月下旬〜10月上旬
料金:素泊まり5,500円(1名利用時・2名以上で利用の場合4,400円)、テント泊(1名につき)1,000円

赤岳山荘(美濃戸)

赤岳山荘
撮影:鷲尾 太輔(赤岳山荘)

駐車場が併設されており、春は山菜、秋はキノコ料理が食べられるおもてなしの宿。軽食の長野県産牛を使ったローストビーフ丼も人気です。

電話:090-8845-2274
営業期間:通年
料金:1泊2食付9,000円

美濃戸山荘(美濃戸)

美濃戸山荘
撮影:鷲尾 太輔(美濃戸山荘)

美濃戸エリアではもっとも奥の、北沢・南沢コースの分岐点に位置する山小屋。周囲の森にはキノコや木の実が豊富で、川魚料理と山菜料理が人気です。

電話:0266-74-2728
営業期間:4月下旬〜10月上旬
料金:1泊2食付10,000円、素泊まり7,500円

山頂へのベースキャンプに!中腹の山小屋

赤岳鉱泉

赤岳鉱泉
撮影:鷲尾 太輔(赤岳鉱泉)

硫黄岳や赤岳などのベース基地として利用される山小屋で、テント場の他、自炊室などもあります。その名の通り、初夏〜秋にはお風呂に入ることもでき、はじめての八ヶ岳におすすめの山小屋です。

電話:090-4824-9986
営業期間:通年
料金:1泊2食付12,000円、素泊まり9,000円、テント泊(1名につき)2,000円

行者小屋

行者小屋
撮影:鷲尾 太輔(行者小屋)

阿弥陀岳、赤岳、横岳などのベース基地として利用される山小屋で、こちらもテント場があります。谷の中にありますが、八ヶ岳の雄大な山々に囲まれており、景色は抜群です。

電話:090-4740-3808
営業期間:5月上旬〜10月下旬
料金:1泊2食付12,000円、素泊まり9,000円、テント泊(1名につき)2,000円

朝夕の絶景も堪能!稜線上の山小屋

赤岳頂上山荘

赤岳頂上山荘
撮影:鷲尾 太輔(赤岳頂上山荘)

赤岳山頂に立つ山小屋で、眺望が素晴らしく、美しい山々を、朝にはご来光、夕方には美しい夕焼けとともに堪能できます。水場がないので注意してください。

電話:090-2214-7255
営業期間:7月中旬~10月中旬
料金:1泊2食付12,000円、素泊まり10,000円

硫黄岳山荘

硫黄岳山荘
撮影:鷲尾 太輔(硫黄岳山荘)

硫黄岳の山頂直下に位置する山小屋で、周囲は高山植物の宝庫。国指定天然記念物のキバナシャクナゲをはじめ、コマクサ・ウルップソウ・ツクモグサなどが初夏から夏にかけて咲き誇ります。

電話:0266-73-6673
営業期間:4月下旬~11月上旬
料金:1泊2食付13,000円、素泊まり10,000円

赤岳の各コース情報をもう一度チェック!

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