登山中、ティッシュの出番は意外と多い

鼻をかむ。行動食を食べた後に指先を拭く。クッカーやカトラリーの汚れをぬぐうなど。ティッシュでささっと拭きたい場面は、山の中で頻繁にあります。
しかも山は、汗や雨、水場など、ティッシュが湿気や水分にさらされやすい環境。紙ティッシュだと、気づけば破れてしまうことも珍しくありません。
さらに使い終わったティッシュはゴミとして持ち帰らなければならず、濡れた使用済みティッシュをザックに仕舞うのが、煩わしく感じることも。
その点、デンマーク発のサステナブルブランド・LastObject(ラストオブジェクト)が手がけるLastTissue(ラストティッシュ)は、紙のように濡れてすぐ破れることはなく、使用後はケースに戻し、帰宅後に洗濯することもできるんです!
ティッシュ3100枚分に相当する「洗えるティッシュ」とは

「洗えるティッシュ」とはどういうものなのか。まずはLastTissueの特徴をご説明します。
何度も繰り返し使えるコットン製

「ティッシュ」とはいっても、その素材はオーガニックコットン。紙製ティッシュとは違い、タフで、繰り返し使うことができます。
1枚あたり510回以上の洗濯に対応。シリコンケースに6枚のティッシュが内蔵されているので、1セットで使い捨てティッシュ約3,100枚分を代替できるとされています。
洗って繰り返し使え、いくつもの紙ティッシュを購入する必要がない。これが、LastTissue最大のメリットです。
未使用と使用済みを、分けて収納できる

また、未使用のティッシュと使用済みのティッシュを分けて収納できる点も秀逸です。
新しいティッシュは1枚ずつケース下部から取り出し、使用済みのティッシュはケース上部の仕切りの上にしまう構造になっています。つまり、帰宅して洗濯するまでの間も、衛生的に持ち運ぶことができるのです。
シリコンケースは食洗機対応のため、自宅でのお手入れも簡単です。

衛生面や安全性にも配慮

肌に触れるものだからこそ、安全性も気になるところ。その点もLastTissueは抜かりありません。
1000種類以上の有害化学物質を対象とした厳しい分析試験をクリアし、世界最高水準の安全な繊維製品の証である「OEKO-TEX Standard 100認証」を取得。肌に触れても安心して使用できます。
LastTissueは山で使える?【正直レビュー】
実際の使い心地や使い勝手はどうなのか。ここからは、山での使用感をレポートします!
拭き心地は、可もなく不可もなく

ティッシュといえば、さらっとした優しい拭き心地ですが、LastTissueは紙のようなやわらかさはなく、布らしい質感。
鼻水を拭き取るなど肌に触れて使う場合、普段からやわらかいティッシュを使い慣れている人にとっては、布特有の感触が気になる可能性もあります。
使い心地という点においては、LastTissueは紙ティッシュの完全互換というより、あくまで「布製のティッシュ」。その前提を理解して使う必要はありそうです。
ライター 平野
保湿ティッシュのようなしっとり柔らかい感触ではありません。少し硬めのタオルのような感じなので、強く擦らず押し当てて使うのがよさそう。
湿気、雨には強い

ただ、タフさでは圧倒的に紙ティッシュを上回ります。
とくに山では汗や雨による湿気、水分に晒されるリスクが多く、紙ティッシュだと破れてしまうこともあります。しかし、LastTissueならシリコンケース収納&コットン製ティッシュのため、ふやけたり破れたりする心配もなく使い続けられます。
ライター 平野
私は極度の暑がり&汗かき。ポケットやサコッシュなど体に近い部分に収めていると、よくティッシュがふやけてしまうのですが、LastTissueはその心配がありません。

さらに吸水性が高い点も布製ならではのメリット。水をドバッとこぼしてしまっても、1枚でしっかり拭き取れます。
ライター 平野
タオルが汗や水でびしょびしょになってしまったときの予備タオルとしても使えます。
ゆったりパンツなら、ポケットにすっぽり

ケースの厚みは2.4㎝、重さはケースと6枚のティッシュを合わせて74g(実測値)。
一般的なポケットティッシュより厚みはあるものの、平たい形状でサイズ感も近いため、サコッシュやポーチへ収納しての持ち運びがしやすいです。
ただ厚みがある分、パンツのポケットに収める場合は、そのシルエットを選びそう。タイトなパンツだと、足を上げ下げする際に干渉する可能性があります。
ライター 平野
ゆったりしたパンツならポケットにすっぽり収まり、違和感なく歩けました。歩きながら、必要なときにさっと取り出して使えるのは、やっぱり便利ですね。
ゴミ袋不要で、山行がスムーズに

登山中に出たゴミは、下山まで持ち歩くのがマナー。ただ、ゴミが出る度にゴミ袋を取り出して入れて、またバックパックにしまうのは意外と面倒です。
LastTissueは、新しいティッシュを取り出すのも、使用済みティッシュをしまうのも、同じケースのため、歩行中でも立ち止まることなくスムーズに出し入れができます。
ライター 平野
ゴミ袋を出すのが面倒で、ポケットに使用済みティッシュを入れてそのまま忘れることも。うっかり洗濯し、ティッシュがボロボロ……なんて経験があるので、ケース内に使用済みをそのまま入れられるのはメッチャ便利!
日帰り&低山に、ちょうどいい

LastTissueに入っているティッシュは6枚。コンパクトさと引き換えに、使える枚数には限りがあります。
そのため、長期縦走や花粉シーズン、鼻炎気味の日など、ティッシュを大量に消費する可能性がある場合は、これだけに頼るのは現実的ではないかも。
ライター 平野
日帰り登山や低山ハイクでは、取り入れやすいアイテムといえそうです。
山におけるティッシュの新しい選択肢

拭き心地やポケットへの収まりやすさでは紙ティッシュに軍配が上がりますが、「濡れても破れにくい」「使用済みを分けて持ち運べる」「繰り返し使える」といったLastTissueならではの特徴は、登山シーンとは高相性と言えそう。
紙ティッシュのように気軽に使えながら、布ならではの耐久性も備えるLastTissue。山の“ちょっと拭きたい”を支える新たな選択肢として、一度試してみても面白いかもしれません。
LastObject LastTissue
