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映画「岳 -ガク-」のあらすじと評価
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映画「岳 -ガク-」は、漫画の「岳」を元に製作された作品です。これまでの山岳映画の多くはノンフィクションや山岳ミステリー系が多かった中、この映画は”人間ドラマである”と、監督として携わった片山修さんは述べています。
映画「岳 -ガク-」のあらすじ (ネタバレ注意)
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山岳救助ボランティアとして活動する「島崎三歩」は、誰よりも山を知り、山を愛する男。そんな彼の住む山に「椎名久美」がやってきます。北部警察署山岳救助隊に配属された彼女は、隊長の野田正人や三歩の指導により成長してゆきます。
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ある日、絶壁から落ちた青年を救助しようとした久美。隊長・野田の指示を聞かずに1人で向かった彼女でしたが、その青年は久美の背中で亡くなってしまいました。久美は自分の情けなさを痛感する日々が続きます。
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そんな中起こった集団遭難。久美は後に遭難者2名の梶親子の救助へ向かいます。2人を発見したもののヘリが着陸ができず、久美は2人を連れて山頂へ向かいました。無事、梶の娘をヘリに乗せることができたところでタイムアップ。久美は梶と2人で残る決断をします。
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それを聞いた三歩は久美達を助けに山へ向かいますが、雪崩が起きて3人とものみ込まれてしまいます。久美と梶はクレパスに落ちて動けない状態に。三歩はなんとか2人を見つけますが、久美は梶を背負ったまま息絶えていました。懸命な心臓マッサージのおかげで久美は息を吹き返し、3人は無事救助されるのです。
映画「岳 -ガク-」の評価や感想は?
山岳遭難の厳しさの前には、生死に係わらず、助けられた人達や家族の反応は逆ギレだったりポイントがズレていたり。
客観的に見ると、あれ?と驚かされる場面が多くて。
しかし、だからこそのリアリティーも感じました。女優の顔へのこだわりも忘れたかのような、ヒロイン長澤まさみさんの吹っ切れた取り組みが爽やか。
佐々木蔵之介さんの救助隊長が全体の雰囲気をまとめ、主人公の三歩役の小栗旬さんの活躍を引き立てています。
渡部篤郎さんのパイロット役も一見の価値あり。ベテランと若手の競演の妙。原作は知りません。山の自然とキャストの演技が楽しめる二時間。
繰り返しレンタルしそうです。星五つ。出典:amazon
映画の公開からもう2年。
漫画の連載が終わって1年。
5月、春なんだけど、アルプス、東北、北海道はまだまだ雪。
自然の雄大さ、優しさに感動するが、牙の危うさを忘れてはならない。爆弾低気圧とか、爆弾低気圧女(武井咲さんの役から)とか、
その後も天候の荒っぽさが増しているようにも思う。
普通の生活、山に近い生活、山の中での生活、いろいろあるでしょうが、三歩の使うカップに記されているとおり安全が一番。日常から、防災対策まで、生き残ることの大切さをおもい起こさせてくれる作品が『岳』。
『よくがんばった』と、言って、答えられることの貴重さに、しっかりと光をあてている傑作。
映画も見直そう、漫画も読みなおそう。
気分がのったら、手のとどく範囲で自然の中へ踏み出すのも良し。
小栗旬、長澤まさみ、佐々木蔵之介ほか、いい仕事してると思います。出典:amazon
映画「岳 -ガク-」のロケ地と主題歌
映画「岳 -ガク-」のロケ地は?
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奥穂高岳を中心に八方尾根、立山連峰といった、標高3000 メートル級の日本アルプスで撮影されました。撮影は夏山ではなく、危険が多い雪山登山でした。
映画「岳 -ガク-」の主題歌はコブクロが歌っていた!
出典:白馬八方尾根スキー場
コブクロの「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」が映画「岳」の主題歌として流れる音楽です。
映画「岳 -ガク-」に出演するキャストをご紹介
出典:コミック ナタリー
映画「岳 -ガク-」
監督:片山修
出演者:
小栗旬(島崎三歩)
長澤まさみ(椎名久美)
佐々木蔵之介(野田正人)
石田卓也(阿久津敏夫)
石黒賢(椎名恭三)
市毛良枝(谷村文子)
渡部篤郎(牧英紀)
ほか
「岳 -ガク-」映画の予告動画
「岳 -ガク-」の予告動画です。上映は2011年の5月なので、DVDも発売されています。山岳映画が好きな人や出演者のファンの人は1度観てみましょう!
岳
Amazon プライム・ビデオで観る
映画 ”岳”を観て
出典:youtube
岳は登山をする人もそうでない人にもおすすめできる映画です。山のいいところや、ときには危険なことがあるということ、いろいろな人とのふれあいを通して、自分なりの山に対する思いを確認したり、新たに気づくこともあるでしょう。