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【究極の“軽暖”】モンベル最高峰「イグニスダウン パーカ」を徹底解説!濡れにも蒸れにも強いワケ(2ページ目)

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「暖かさ」と「心強さ」が期待以上!実際の着用感を詳細レビュー

前述のように公式スペックでは、軽量かつ暖かさを維持する機能が凝縮されていることがわかりましたが、実際にはどうなのでしょうか。様々な角度でレビューします。

風に負けない保温力を実感。携帯性も◎

イグニスダウンパーカー着用画像
撮影:筆者(身長174cm、Mサイズ着用)

11月の風が強い寒い日に着用してみました。あまり厚手ではなく思ったよりもモコモコ感は少ない印象です。

軽量性に特化した携帯ダウンとは違い、スーパードライテックの表地が風を防いでいるようで、風による冷え感はありません。表地のキルティングパターンの工夫もあってか、しっかりとした防風性を感じることができました。

収納画像
撮影:筆者

付属のスタッフサックに収納すると、この程度。表地の厚みの分、携帯性に劣るかと思いましたが、フード付きのダウンジャケットとしては非常にコンパクト。これなら気軽に携帯できそうです。

安心感がある表地

表地を触る様子
撮影:筆者

スーパードライテックを使用した機能性が高い表地はイグニスダウンパーカの特長。軽量性に特化したダウンジャケットの表地に比べれば、ゴワゴワ感がありますが、その分、枝に引っ掛けても破れなさそうな安心感があります。

水濡れ実験
撮影:筆者

では、水に対する効果はどうなのか、確認してみました。

表地に水を垂らし5分放置したあと、払い落としてみると……水は染み込まず、中わたも濡れていません。これなら湿った雪に降られても、浸水によるダウンの保温性能の低下を抑えられそうです。

レイヤリング時もモタつかず、違和感のない着心地

撮影:筆者

冬用アウターシェルジャケットの下に着て、ミドルレイヤーとしてのフィット感を確かめてみました。表地にややザラつきがあるため袖を通す際に引っかかるかと思いきや、実際はスッと着られます。

もとよりボリュームが出にくい作りなので、着膨れも動きづらさも感じません。アウターとしてもミドルレイヤーとしても使いやすい一着です。

フードは調節すればジャストフィット

フードアジャスター
撮影:筆者

フードのアジャストは内側の左右のドローコードと頭頂部のベルクロで調整します。

フード
撮影:筆者

視界を遮らないよう配慮しつつ、風の侵入を防いで頭部をしっかり保温できるように調節できます。

ただ、ドローコードが内側にあるため、微調整のたびにフロントジッパーを開けなければならず、やや手間がかかります。おそらくコード穴から水が入るのを防ぐための設計なので、やむを得ないところでしょう。

とてもスムーズなフロントジッパー

チンガード
撮影:筆者

ジッパーのスライダーがあごへ当たらないためのチンガードが施され、スライダーが冷たく不快なことはありません。止水処理されているフロントジッパーの上げ下げもスムーズ。ダブルファスナーではないのでモタつくこともありません。

細かな便利機能も◎

絞り機能
撮影:筆者

裾はポケット内側のドローコードで調整可能。袖はベルクロ止めです。

ポケット
撮影:筆者

ポケットは腰左右と胸に1つ。どちらもジッパー開閉で小物を入れても安心です。

今回着用してまず強く実感したのは、「しっかり暖かいこと」と「心強さ」です。防風・防滴性能に加え、厚手でタフな表地がもたらす安心感が大きく、その分、保温力もより高まっていると感じました。

結論:イグニスダウンパーカは「環境適応能力」抜群!こんな人におすすめ

最後に、他のモデルとスペックを比較してみました。

薄手タイプの中で、防風・防滴性を求めるなら「イグニスダウン」一択

モンベルの薄手ダウンウェア スペック比較表
作成:筆者(いずれもメンズモデルのスペック、2025年12月時点)

モンベルのダウンウェア(パーカ&スタンドネックジャケット)の中で、『薄手タイプ』としてラインナップしているのが、「イグニスダウン」「プラズマ1000 ダウン」「スペリオダウン」の3種類。それぞれ生地の厚みやダウンのフィルパワー値、ダウン量が異なります。

薄手タイプの中で唯一、防水透湿性素材“スーパードライテック”を採用しているのが「イグニスダウン」。その分、重量は重くなりますが、同じ1000フィルパワーの「プラズマ1000ダウン」よりも保温力が高くなります。

選び分けのポイント

  • 防風・防滴性のある暖かなモデルがいいなら「イグニスダウン
  • 軽量性を重視するなら極薄シェルの「プラズマ1000ダウン
  • 軽さ、暖かさ、価格の適度なバランスをとるなら「スペリオダウン

防風・防滴性がありつつ、より高い保温性を求めるなら「パーマフロスト ライトダウン」と「パーマフロスト ダウン」が候補に

モンベルのダウンウェア(スーパードライテック)スペック比較

モンベルのダウンジャケットの中で、スーパードライテックを採用し、防風・防滴性を備えているモデルは3種類。それぞれ生地の厚みやダウンのフィルパワー値、ダウン量が異なります。

「イグニスダウン」は薄手タイプ、「パーマフロスト ライトダウン」は中厚手タイプ、「パーマフロスト ダウン」は厚手タイプです。厚手になるほど保温力が高くなりますが、重量も大幅に増加。

選び分けのポイント

  • 通年で使うなら軽量で持ち運びやすいイグニスダウン
  • 保温性と軽量性の適度なバランスをとるなら「パーマフロスト ライトダウン
  • 雪山登山にも対応する高い保温力を求めるなら「パーマフロスト ダウン
イグニスダウン パーカ
撮影:筆者

最高品質ダウンを封入し薄手で軽量、コンパクトに携帯できて防水・防滴性も装備した「イグニスダウン パーカ」。

街着やキャンプ、秋のハイキングから雪山の登山まで、一年を通して幅広いシーンで活躍する「環境適応能力」抜群の一着を探している人におすすめです。

ウィメンズ

モンベル イグニスダウン パーカ Women's

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