アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔
雨の日だけじゃもったいない。新作「イナレム プレミアム UVエアー」は“晴れもOK”なレインウェア

レインウェアといえば文字通り「雨が降っている時」専用の印象がありますが、今回ワークマンがリリースした新作は一味違います。2026年春夏シーズンにあわせて加わったのが、高次元のUV(紫外線)カット機能です。

ジャケット・パンツともにUVカット率95%、UPF50+を実現。これは何も着ない状態と比べて50倍の紫外線遮蔽能力を持つ、UPF最高値の性能です。プールで着用するラッシュガード並のスペックといえるでしょう。

こうした進化を遂げながらも、価格はジャケット・パンツともに従来モデル「イナレム プレミアムエアーレインジャケット(廃盤)」と変わらない3,900円に据え置き。登山専用のレインウェアではないものの、ワークマンならではの高いコストパフォーマンスが光ります。
軽さと通気性が別次元。 ストレスを感じにくい着心地

しなやかで薄い生地には、ワークマンが“蒸れない”をコンセプトに開発した素材「イナレム®」を採用。重量はジャケット・パンツともにLサイズで約200gという軽さです。
この生地は、縦・横の2方向へ伸縮する2WAYストレッチ機能を備えています。ザックの上げ下ろしやフィット感の調整などで頻繁に動かす腕も、段差の大きな登山道で曲げ伸ばしする脚も、その動きにしっかり追従してくれます。

さらに驚きなのが、透湿度45,000g/m²/24hの高い通気性です。これは一部の登山専用レインウェアを上回る数値。蒸れやすいレインウェアの弱点をカバーし、行動中もサラッと快適です。耐水圧も10,000mmと、低山やにわか雨のお守り代わりには十分といえるでしょう。
ただし過酷な環境の本格的な登山では、耐水圧は20,000mm以上が目安です。ワークマンのレインウェアでは「イナレム ストレッチレインスーツ(耐水圧20,000mm・透湿度25,000g/m²/24h)」がこのスペックに該当します。
こうした特徴を踏まえると、UVカット機能と圧倒的な透湿度を備えた「イナレム®プレミアム UV エアー」は、晴天時の使いやすさを進化させたモデルといえるでしょう。天候を問わずに着用できることで、装備をよりシンプルにしてくれる一着です。
地味だけど凄い。使いやすさを追求した“神ディテール”

イナレム®プレミアム UV エアーは、生地そのものだけでなくレインウェアとしての使いやすさを追求したディテールも魅力です。
例えばジャケットの胸ポケットは裏返して全体を折り込むことで収納ケースに早変わり※。その他、細部にまで凝らされた工夫を見ていきましょう。
※パンツのポケットは収納ケースとして使用できず、収納ケースも付属しません。
細かい気配りが効く。実用性の高いジャケット設計

前述の通り収納ケースにもなるジャケットの大きな胸ポケットの内側は、メッシュ生地を採用。もともと通気性が高い生地ですが、このポケットを開放することで一気に内部の蒸れを逃すベンチレーション効果を発揮します。

左右のサイドポケットは内側と外側の二重構造になっています。スマートフォンやチケット類など、なるべく濡らしたくないものは、内側へ収納するのがおすすめです。

ポケットやフロントジップは、すべて止水テープで補強されています。外部からの雨の浸入を極力シャットアウトする工夫といえるでしょう。

フードには後頭部と両あご部分にドローコードを備えており、頭へのフィット感を細かく調整可能です。顔の動きにフードがしっかり追従することで、常に良好な視界を確保できます。

裾部分にも左右2箇所にドローコードが配置されています。ジャケットとパンツの間からの風雨の浸入を防止するだけでなく、晴れた日にジャケットとして着る際にも、風によるバタつきを低減してくれるという効果があります。

袖口は伸縮性のあるシャーリング素材と面ファスナーを採用。風雨の浸入をしっかり防ぎつつ、良好なフィット感も確保しています。
パンツは“2WAY”で使い分け。シーンに合わせて柔軟に対応

「イナレム®プレミアム UV エアー 2WAYクライミングパンツ」の最大の特徴は、文字通りロングパンツとハーフパンツの2通りの使い方ができることです。
膝部分のジッパーをぐるりと1周開くだけで、膝下部分が外れてハーフパンツに早変わりします。

左右のジッパーは色違いになっているため、ロングパンツに戻す際にもどちらの足の膝下かが一目でわかるように工夫されています。

ウエスト部分のベルトは、長さ調整を行う左前部を除いてチューブ状の生地に内蔵されており、特に後部は伸縮性のあるシャーリング素材となっています。ベルト自体の露出をなるべく少なくすることで、行動中にベルトがねじれるといったストレスを低減しているのです。

フロント部分には、左右のサイドポケットと両足の太もも部分の計4つのポケットが配置されており、収納力も抜群。すべて防水性を高めた止水仕様です。

両サイドのポケットは、ジャケットの胸ポケットと同様にメッシュ生地を採用。パンツ内側の蒸れを一気に逃す構造です。

ヒップ部分にも左右にポケットが配置されています。止水テープで補強されているだけでなく、フラップが付いているので、上部からの水の浸入を強固に防いでくれます。
またポケット内部はメッシュ生地を採用しており、パンツ後方からの通気性を高めています。

サイドファスナーはかなり大きく、膝付近までガバッと開く仕様。ロングパンツの状態であっても、シューズを履いたままの着脱も容易です。
