一人用テント|選び方のポイントは?
そろそろテント泊デビューがしたい!1人でも行けるようにソロテントが欲しい!しかし、いざ選ぼうとすると、たくさん種類があって迷ってしまいます。
まずは、テントにはどんな種類があるのか、何を基準に選べばいいのかを見ていきましょう。
①「シングルウォール」と「ダブルウォール」はどちらがいい?
外側の「フライシート(画像のブルーのシート)」がないものをシングルウォール、あるものをダブルウォールと呼びます。フライシートのないシングルウォールは軽量ですが、前室が作れない、結露しやすいなどのデメリットもあります。
初めて買うならフライシートがついたダブルウォールの方が使いやすく、快適性も高いのでおすすめです。
②「自立式」と「非自立式」はどちらがいい?
ポールを通しただけでテントの形になるものを自立式テント、ポールだけでは自立せず、ペグやロープを使わないとテントの形にならないものを非自立式テントと言います。
非自立式は設営が少し難しいので、初めて買うなら設営しやすい自立式テントがおすすめです。
③使える季節は?
春・夏・秋の3シーズンのモデルのテントは、通気性と防水性が高く軽量なものが多いのが特徴。一方、冬にも対応できる4シーズンモデルは保温性と防風性が高く、少し重くなっています。自分が使うシーズンに合わせて選びましょう。
3シーズンモデルでも、オプションで冬用のフライシート等を購入して冬に使えるテントもあります。
初めて買うならこれ!おすすめの一人用テント5選
まずは、テント泊初心者の方におすすめの一人用テントを紹介。「テントを初めて購入する」「設営経験があまりない」という人は、設営しやすい自立式で、快適に過ごせるダブルウォールのテントがおすすめです。
モンベル|ステラリッジ テント 1型
強度を保ちながらも薄い生地を使用し、世界でもトップクラスの軽量性がある山岳用のテント。ポールにインナーテントの吊り下げると自立するタイプで、設営が素早く簡単です。3シーズン用のテントですが、別売りのオプションを使用すれば冬を含めたオールシーズンに対応します。
本体重量:1.14kg(ペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量:1.34g)
サイズ:間口90×奥行210×高さ105cm
収納サイズ:(本体)13.5×29cm、(ポール)5×41cm、(フライシート)9.5×20cm
アライテント|エアライズ1
登山者に長く愛されている、軽量でコンパクトに収納できるテントです。3シーズンテントをベースに、豊富なオプションにより冬季含めさまざまな環境の中で、快適に過ごせるよう設計されています。購入後、より完璧に防水するために自分で防水液で防水加工が必要です。
アライテント エアライズ1
サイズ:間口100×奥行205×高さ100cm
収納サイズ:(本体)29×14φcm、(フレーム)38cm
ニーモ|アトム1P
クオリティとイノベーションを提供することをコンセプトに開発された1人用の山岳テント。初心者でも素早い設営が可能で、独自のポール構造によりフロア内はゆとりのある空間になっているため、実際のサイズより広く感じられます。また、長辺に作られた前室には十分な荷物を置けるスペースもあります。
ニーモ アトム1P
サイズ:間口210×奥行90×高さ105cm
収納サイズ:ー
ダンロップ|コンパクトアルパインテント VS-12
軽量化しながらも耐久性にこだわったテント。オールシーズン対応で雨風に強いため、長く使い倒したい人や、ガレ場など過酷な環境でも気にせず使いたい人におすすめです。
ダンロップ コンパクトアルパインテント VS-12
サイズ:間口205×奥行90×高さ100cm
収納サイズ:(本体)14×25cm、(ポール)9.5×43cm
ヘリテイジ|エスパース・ ソロ アルティメイト
ヘリテイジを代表する、日本メーカーによる日本向けの設計山岳テント「エスパース」のノウハウがつぎ込まれた、居住性の高いダブルウォール軽量山岳テント。あらゆる山岳環境に適応します。
ヘリテイジ エスパース・ ソロ アルティメイト
サイズ:間口210×奥行100×高さ105
収納サイズ:(本体)12×30cm、(ポール)43cm
軽量&コンパクトさを求めるなら、このテントがおすすめ!
軽量&コンパクトさに特化したテントを、軽い順に紹介します。シングルウォールでもダブルウォールでも軽量なテントが販売されているので、自分の使いたいシーンに合わせて選びましょう。
※メーカーによって重量の計測方法が異なりますので、「最小重量」と「総重量」を目安にしてみてください
【総重量:1.24㎏】プロモンテ|超軽量シングルウォールアルパインテント VB-12Z(シングルウォール)
シングルウォールテントでは珍しい前室をつくれるモデル。設営・撤収の簡単さと軽量さはもちろん、高い居住性も魅力です。外張オプションで、冬季の使用も可能。
プロモンテ 超軽量シングルウォールアルパインテン VB-12Z
サイズ:間口205×奥行90×高さ100cm
収納サイズ:(本体)27×17.5cm、(ポール)43×9.5cm
【総重量:1.25kg】モンベル|マイティドーム 1(シングルウォール)
結露しやすいといわれるシングルウォールテントですが、優れた防水透湿性と高い通気性があり、結露を大幅に軽減しています。ポールの全長を短くすることで、よりコンパクトに収納できるため、ファスト&ライトハイクやツーリングにもおすすめです。オールシーズン対応。
総重量:1.25kg(ペグ、張り綱、スタッフバッグを含む)
サイズ:間口90cm×奥行210cm×高さ105cm
収納サイズ:(本体)約14×30cm、(ポール)約5×41cm
【最小重量:749g】MSR|フリーライト 1(ダブルウォール)
インナーテントにマイクロメッシュを使用して通気性を確保したダブルウォールのテント。デッドスペースのないデザインにより、十分な移住スペースを確保しながら軽量化を実現。一体型のポールでスムーズに設営が可能です。3シーズン対応。
最小重量:740g
総重量:890g
サイズ:間口221×奥行84cm×高さ100cm
収納サイズ:46×10cm
【最小重量:1.06kg】ニーモ|タニ 1P(ダブルウォール)
ニーモのベストセラーモデルを、最先端の生地を使用することで軽量化した3シーズン用のテントです。ソロテントにしては前室が広いので雨が降っても準備がしやすく、吊り下げ式なのでどんな天候でも素早く設営ができます。3シーズン対応。
【最小重量:1.25kg】アライテント|トレックライズ0(ダブルウォール)
究極の1人用テントとされるトレックライズ0。大きな半月型の入り口が特徴的。狭いながらも開放感があり、居住性も良好です。狭いテント場でも張る場所を見つけやすい小ささが魅力です。3シーズン対応。
アライテント トレックライズ0
サイズ:間口205×奥行80×高さ100cm
収納サイズ:(本体)28×13cm、(フレーム)38cm
テント泊熟練者に!非自立式は最軽量
非自立式はより軽量ですが、設営には慣れが必要なので、テント設営に慣れている人におすすめのテントです。登山を始めてULハイクに興味が出てきたら挑戦してみましょう。
【最小重量:485g】テラノヴァ|レーサーパルス1
超軽量ながら、ダブルウォールで強度と耐久性のバランスも良いテント。室内は広いとは言えませんが、収納サイズも500mlのペットボトル程度と、驚きのコンパクトさです。
重量:(最小)485g、(最大)525g
サイズ:間口220×奥行50〜81×高さ35〜82cm
収納サイズ:30×10cm
【最小重量:947g】ゼログラム|スルーハイカー 1P
ダブルウォールで1kgを切る軽量なソロテント。フライトインナー、フットプリントを連結するため素早い設営撤収が可能。テントを入れるスタッフサックが余裕のあるサイズなのもストレスなく使えるポイント。風に強い低重心の構造で稜線などでも安心の堅牢性があります。
最小重量:947g
使用サイズ:間口90cm×奥行210cm×高さ100cm
収納サイズ:40×15cm
【最小重量:1.3kg】ヒルバーグ|アクト
一般テントと比べて引き裂き強度が高く、耐風性もあるため積雪期にも使えるテントです。ポール1本で比較的簡単に設営でき、撤収もスムーズ。広い前室で悪天候時も準備がしやすい設計。コンパクトに収納できるため、積雪期も想定した縦走におすすめです。
ヒルバーグ アクト
使用サイズ:間口220×奥行90×高さ93cm
収納サイズ:16.5×52cm
一人用テントを手に入れよう!
山に行き始めると、テント泊に憧れますよね。どんなテントを選ぶのか、自分の山行スタイルや持てる重さなどを考慮して選んでみてください。楽しいテント泊ができますように!