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スマート飯 MEGA

【なにこれ便利】機能的なランチウェア「スマート飯 MEGA」が山で役立つか分析してみた

タカラトミーアーツ発の大人向けおもしろ便利おもちゃ、「スマート飯」と「スマート飯 MEGA」。スティック状のおにぎりを片手で食べられるというこのアイテム、実は山でも使えるのでは? 気になる容量やサイズ、使い勝手など検証しちゃいました。よりスマートで愉快な登山にしたい方、必見です!

目次

タカラトミーのおもしろトイ、再び……!

誰もが子どもの頃にお世話になった、日本が誇る大手おもちゃメーカー『タカラトミーアーツ』。近年は大人向けのユニークなおもちゃも続々登場している中、とあるアイテムを発見しました。

しかも発売されたのは2013年とかなり前。こんなに便利で愉快なアイテム、なぜ今まで気付くことができなかったのでしょうか。

そう、それこそが……

\スマート飯&スマート飯MEGA/
スマート飯シリーズ

撮影:筆者

片手で食べられるハンディランチ。
ご飯を筒に詰め、好きな具を入れて作る筒状のおにぎり。
「ながら食べ」が出来る事から、忙しいサラリーマンや受験生の男女に提案する、新感覚ランチアイテム。

 

つまりは「スティック状のおにぎりを持ち運べる」というこのアイテム。片手でおにぎりを食べられるので、山での行動食としても便利そう。しかもゴミが出ないから、実はエコなのでは……?

 

今回はタカラトミーさん渾身の便利おもちゃ「スマート飯」&「スマート飯MEGA」の使い勝手を、山で実証実験してみました。

 

▼タカラトミーアーツおもしろシリーズ第1弾「流しそうめんpocket」はこちら

スティック状にぎりめし「スマート飯」シリーズ

スマート飯のキャップ

撮影:筆者
「つ、つまりスマート飯ってただのおにぎりなの?」

 

冷静になるとあらゆる疑問が湧き上がってきます。ならばタカラトミーアーツ公式のスマート飯ムービーを見ればわかるはず!

 

……しかし、この動画を見てより謎が深まってしまいました。何とも不思議な世界観です。

筆者は冒頭「ガラ飯」の下りからツッコんでしまいました。

 

公式ムービーと公式サイトを読み解き、現段階でわかったことはこの6点です。

■販売されているのは通常サイズとMEGAの2種類

■それぞれfor MENとfor WOMENがある
■確かに片手でご飯を食べられるから便利(らしい)
■スマート飯同士を連結することも可能
■シークレットキャップがある
■世界観が独特

 

しかしサイズ感や使用感など、手に取ってみなければわからないことも多いですね。

 

よし……スマート飯、実際に試してみちゃいましょう!

「スマート飯」と「スマート飯MEGA」を比較してみた

数日後、手元に届いたのは一見用途が分かりづらいおもちゃたち。これがおにぎり用スマートカートリッジとは誰が思うのでしょうか。それぞれスペックを確認していきます。

スマート飯

スマート飯とライターでサイズ比較

撮影:筆者(サイズ:約14.8cm)

まずは通常版「スマート飯for MEN」。ちなみにfor MENもfor WOMENも容量は同じで、異なるのはカラーだけ。ライターと比較したサイズ感はこちらです。

ジョブハンドル

撮影:筆者

片側にはジョブハンドルと呼ばれる回転式のネジが付いており、食べる際にはこちらを回転させながらおにぎりを出します。

シークレットキャップ

撮影:筆者

そしてもう片側の蓋がシークレットキャップという名のふりかけポケットになっています。パチッとハマる密閉型ではないため、水分の多いのりの佃煮などは避けた方が良さそうです。

スマート飯の連結

撮影:筆者

なんと、連結合体も! 通常版スマート飯for womenと合体させてみました。思った以上にシュールですね!

スマート飯と白米の量

撮影:筆者

そして気になる白米の最大容量は80g、お椀に入れるとこのくらいのイメージです。定食屋さんで小盛りを頼んだときの量と似ており、思ったより少ないのが印象的でした。

通常版だと食事として1本では足りず、別スマート飯との連結を余儀なくされることでしょう。登山を考えるとご飯としてではなく行動食の前提で持って行くと良さそうです。

スマート飯MEGA

スマート飯MEGAとライター

撮影:筆者(サイズ:約17.5cm)

お次は「スマート飯MEGA for men」です。ライターと比較すると一目瞭然。通常版よりも明らかに太く長くなりました。

スマート飯MEGAのシークレットキャップは2段

撮影:筆者

シークレットキャップも進化! なんと2段になっています。これは2種類のふりかけやお供を入れて味変が可能ということなのでしょうか?

スマート飯MEGAと白米の量

撮影:筆者

そして白米の最大容量は160g! ご飯茶碗一杯分ぴったりでした。一見大きく見えるMEGAサイズですが、これ1本で茶碗一杯なら妥当な量と言えるでしょう。

スマート飯MEGAの連結

撮影:筆者
もちろん、MEGAも合体可能! ダブルMEGAは迫力がありますね。

スマート飯にお米を詰めてみた

それではスマート飯をセッティングしてみます。

スマート飯に白米を入れる

撮影:筆者

まずは基本形の作成です。スティック(筒)に白米をセッティングし、閉じて固定します。

ジョブハンドルを差し込む

撮影:筆者

上蓋を固定して、ジョブハンドルをぐりぐりとねじ込みましょう。

シークレットキャップにふりかけをセッティング

撮影:筆者

シークレットキャップにふりかけを装填します。

スマート飯の完成

撮影:筆者

これで完成です!

握らないため、熱い炊きたてご飯でもスムーズにセッティングできるのが嬉しいポイントでした。果たしてこれがスティック状で出てきてくれるのでしょうか?

【アレンジ例】中心部に具材を入れてみる

焼き鮭ほぐし

撮影:筆者

お次は中身ありバージョンのスマート飯を作ってみます。今回の具材は焼き鮭ほぐしです。

鮭おにぎりをつくります

撮影:筆者

先ほどと同じ段取りでスティックに蓋とジョブハンドルを設置。セッティングした白米の上にほぐしを乗せます。

シークレットキャップに梅干しを装填

撮影:筆者

さらにシークレットキャップには梅干しを詰め込みます。キャップを閉じれば完成です! ここまでの正味時間は約5分ほど。

MEGAのシークレットキャップは通常版よりも高さがあるため、具材を入れられるのも嬉しいですね。

登山はもちろんですが、この手軽さは毎日のお弁当作りで非常に優秀なのではないでしょうか。毎朝お弁当作りをする全国の親御さんに教えてあげたい時短アイテムです。

スマート飯と山へ行ってみよう

ザックからスマート飯を取り出す

撮影:筆者

ザックにスマート飯を忍ばせていざ外へ。少し歩いたところで小休憩がてら、補給タイムといたします。

まず取り出したのは通常版「スマート飯」

パカッと蓋を開くと……

蓋を取ります

撮影:筆者

米がギュッと詰まっています! 良い感じです!

そしてジョブハンドルを回すと……

スティックおにぎりが!

撮影:筆者(健気に出てくるスティックおにぎりに筆者は爆笑してしまいました)

ニョキニョキとスティックおにぎりが伸びてくるじゃありませんか! なんてシュールなんでしょう!

スティックおにぎりにふりかけをつけて

撮影:筆者

シークレットキャップのふりかけも忘れてはいけません。ちょんちょんと付けながら食べていきます。

手も汚れない上に、食べ終えた際にもゴミが出ないのでかなり便利ですね。

通常サイズはやはり小さく(個人にもよりますが)、小腹を満たす程度の量でした。

お次に「スマート飯 MEGA」を

スマート飯MEGAを取り出す

撮影:筆者

見た目からしてグッドなサイズですね。やはり通常版と比べて太い。ぎっちりお米が詰まっているのも心強いです。

ギッチギチのおにぎり

撮影:筆者

ちなみに蓋を閉じている状態でジョブハンドルをある程度回すことで、おにぎりの密度をお好みで調整することができます。

ですが、回しすぎるとギチギチおにぎりが出来上がってしまうため、程よくジョブハンドルで圧力をかけるのがポイントのようです。

萌え断も狙える!? ガッツリ天むす&煮卵飯もできた

尻尾の生えたおにぎり

撮影:筆者

もう1種類ハイカロリー飯を作ってみました。ヒントはこの”尻尾”なのですが、お分かりになるでしょうか?

尻尾の生えたおにぎりの断面図

撮影:筆者

パクッと食べた断面図がこちら。右がエビ天、左が煮卵、そして真ん中を間仕切るのが味付け海苔です。

煮卵とエビ天と海苔が入ったおにぎりでした

撮影:筆者

閉じる前の様子はこんな感じです。「ワンハンドですべてお弁当を完結させる」が裏テーマ。

夢を詰め込んだスマート飯、なかなかおいしくいただけました!

しかし、途中に隙間から油が染み出し、スマート飯全体がベタベタしてしまったのが唯一のデメリット。

スティックの連結部2箇所から液漏れがしやすいようなので、海苔でマスキングするようにお米をセットしてあげるとより良いかもしれません。

使ってわかったスマート飯のすごいところ・注意点

ミルキーも入ります

撮影:筆者(MEGAのシークレットキャップにはミルキーが3つ入ります)
スマート飯&スマート飯MEGAが山でも使ってみた中で、見えてきたメリットとデメリットをまとめました。

ここがすごいぞスマート飯

・セッティングが簡単なので、朝の時短に有効

・スティック状の携行食の感覚でおにぎりを食べられる
・食べ終えたあともゴミが出ない&片付け不要で気楽
・繰り返し使えてエコかも

 

さらに「見た目の面白さとシュールさで周囲を和ませることができる」という特殊能力を持っているスマート飯。仲間内でも一躍人気者になれるかもしれません!

スマート飯の注意した方が良いこと

一方で、実際に使ってみて感じた気をつけるべき事として「液漏れ、油漏れの可能性があるため密閉して持ち歩く」ことが挙げられます。

白米や混ぜ込みご飯であればそのままでも問題ありませんが、鮭フレーク以上に油を含んだ具材を入れた場合は、ジップロック等に入れた方が良いでしょう。

【結論】山なら「スマート飯MEGA」がいいかも

スマート飯とスマート飯MEGA

撮影:筆者

通常版は80g、MEGAは160gの白米を詰め込めるスマート飯。もし山へ持って行くとしたら断然MEGAがおすすめだと感じました。

やはり80gは少なく物足りなさが否めません。一方MEGAであれば昼食としてもOKですし、途中で何回か分割して行動食として食べるのもアリでしょう。

日本人のソウルフード・おにぎりをユニークに、そしてもっと食べやすく改造したスマート飯シリーズ。日本のお家芸は魔改造とも言われていますが、さすがタカラトミーアーツさん……今回もやってくれましたね。

ぜひスマート飯でスマートな登山をはじめてみてはいかがでしょうか? 現場からは以上です。

「スマート飯」公式ページ

現在は生産終了しているようなので、見つけたときがチャンスです!

スマート飯 MEN

タカラトミーアーツ スマート飯 MEN

メーカー小売希望価格:880円(税込)
サイズ:約14.8cm

スマート飯 WOMEN

タカラトミーアーツ スマート飯 WOMEN

メーカー小売希望価格:880円(税込)
サイズ:約14.8cm

スマート飯 MEGA powerful men

タカラトミーアーツ スマート飯 MEGA powerful men

メーカー小売希望価格:1,320円(税込)
サイズ:約17.5cm

スマート飯 MEGA powerful women

タカラトミーアーツ スマート飯 MEGA powerful women

メーカー小売希望価格:1,320円(税込)
サイズ:約17.5cm