はじめての高尾山。服装はどうすればいい?
高尾山は気軽に登れる山と言われていますが、普段着でも登れるものなのでしょうか?ここでは高尾山を登る時の服装の選び方をご紹介します!
どのコースを登るかに合わせて服装を考えよう
高尾山にはいくつかの登山コースがあり、コース選びにより難易度も変わります。そのため、舗装された定番コースの1号路を登るか、整備された登山道の6号路や稲荷山ルートを登るかによって服装の選び方は変わってきます。
▼高尾山の登山コースに関する記事はこちら
いちばん人気の1号路を歩くなら、普段着でも大丈夫!
いちばん人気の1号路は薬王院を参拝するための表参道。コースの途中に見どころやお店が多く、観光しながらゆっくり登ることができます。
山頂手前の区間以外は舗装された道で、中腹まではケーブルカーやリフトも利用可能です。1号路を往復するなら、一般的な観光地同様に普段着でも登ることができます。
とはいえ、高低差もあるので、動きやすい服&歩きやすい靴がベターです。
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▼実際に持っているものだけで行ってみた!
6号路や稲荷山ルートを登るときは、登山の服装で!
舗装されている1号路と違い、6号路や稲荷山ルートは整備されているものの、舗装されていない山道を歩きます。
本格的な登山装備一式を揃える必要はありませんが、転倒などの可能性もあるため、普段着よりも運動に適した服装や靴が必要となります。
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【基本編】この服装なら高尾山もばっちり!
舗装されていない1号路以外の登山道も歩くことを想定して、高尾山登山におすすめの服装を紹介します。まずはおさえておきたい定番アイテムです!
①脱ぎ着しやすい「山シャツ」
UVカットや速乾性などの機能を持った「山シャツ」は登山の定番のアイテム。Tシャツやカットソーと異なり、暑さ寒さに応じて脱ぎ着をすることができます。デザインも色々あるので好きなコーディネートを楽しむことができますよ。
モンベル|WIC.ライト シングルポケット ロングスリーブシャツ(メンズ)
汗を素早く吸い上げ、サラッとした着心地の素材を使用した薄手の山シャツ。UVカット効果と高い通気性があり、夏でも快適な着心地です。
サイズ:XS、S、M、L、XL
WIC.ライト シングルポケット ロングスリーブシャツ メンズ
モンベル|WIC.ライト シングルポケット ロングスリーブシャツ(レディース)
薄手で重ね着しやすく、UVカット効果と高い通気性があるのが特徴。夏も快適に過ごせる山シャツです。ウェストを絞ったきれいなシルエットで、登山だけでなく普段着としても着回せます。
サイズ:XS、S、M、L、XL
WIC.ライト シングルポケット ロングスリーブシャツ レディース
②足さばきが快適な「登山用パンツ」
登山用パンツにはストレッチ性が高く、登山の脚の動きを快適にしてくれるものが多くあります。汚れや水をはじく撥水性などの機能がある商品もおすすめです。
ザ・ノース・フェイス|アルパインライトパンツ(メンズ)
オールシーズン使えるシンプルデザイン。立体的な造りとストレッチ性で動きやすく、多くの山岳ガイドも愛用してます。細身でキレイなシルエットはハイキングだけではなく、街中でも着やすいデザインです。
③女性なら「山スカート&タイツ」もOK
女性であれば、登山パンツの代わりに「山スカート&タイツ」の組み合わせもオススメです。山スカートはストレッチがきいているので、足上げも楽チンです。夏は涼しい素材のタイツ、秋は暖かな素材のタイツと合わせることでオールシーズン着ることができます。
マーモット|トレックインディゴスカート
ストレッチ性がきいていて動きやすく、撥水性があるので汚れが付着しにくい登山に最適な山スカート。着脱のしやすいフロントファスナーが便利です。
フォックスファイヤー|アシスフィットタイツ
ほどよい着圧で足の負担を軽減しつつ、窮屈さもなく登山に最適なタイツです。縫い目にも着心地を良くする工夫がされていているので、山登りから普段使いまでできます。
④雨でも行動可能な「レインウェア」
雨天時には傘よりもレインウェアのほうが、全身を濡れから守ってくれます。そのためザック、登山靴と並んで「三種の神器」と呼ばれており、最初に購入すべきアイテムと言われています。防寒にも使えるので、雨が降っていなくても携行がベター。
ザ・ノース・フェイス|レインテックスプラズマ(メンズ)
高い防水透湿性素材として人気のゴアテックスを使用したレインウェア。ジャケットのファスナー部分は雨が入り込むのを防ぐ仕様になった、本格的な登山用ウェアです。
ザ・ノース・フェイス|レインテックス(レディース)
しっかりとした強度がありながら軽く着心地が良いレインウェア。パンツは内側の摩擦を少なくして、足を上げても裾が上がりにくいようになっています。
⑤スニーカー感覚の「トレッキングシューズ」
6号路や稲荷山ルートを歩くなら、スニーカーではなくトレッキングシューズを履きましょう。軽量で滑りにくく、舗装されていない山道でも歩きやすくなっています。
ハイカットのほうが足首の安定性はありますが、ローカットであればアウトドアフェスや普段でもスニーカー感覚で履けますよ。
キーン|ジャスパー(メンズ)
人気の秘密は発色の良いスウェード素材だけでなく足を包み込むような履き心地です。ソールにコルクを使用しているので、軽くクッション性が高いのが嬉しい一足です。
メレル|カメレオン8(レディース)
アウトドアでお馴染みのゴアテックス®を使用したハイキングシューズなので、雨が降っても安心。また、高いグリップ力があるので、安心して山道を歩くことができるシューズです。
⑥両手が自由になる「小型ザック」
お弁当や雨具などの荷物を入れて歩くバッグは、転んだ時のことを考えて両手が空く小型ザックが安全です。登山用のリュックは動きやすいデザインになっており、ボトルホルダーなど登山に便利な機能があります。容量は20〜30L程度で十分でしょう。
カリマー|SL20
軽量ながらもハイドレーションシステム対応やポケット付きヒップベルトなど、アクティブな山歩きにも使えるリュック。バンジーコードにジャケットなどをはさむことができます。
グレゴリー|アリオ24
軽量ザックながら背面がメッシュになっているので、暑い夏も快適。ポケットなどもグレゴリーならではの工夫が。レインカバー付なのもうれしいですね。
【応用編】アイテムを加えて快適さアップ!
【基本編】が揃っていれば、春や秋の季節には問題なく登れますが、アイテムをプラスするだけで登山がぐっと快適になります。ここではそういった「あればよりベター」なアイテムを紹介します。
①汗を素早く乾かす「ベースレイヤー」
ベースレイヤーはいちばん下に着る服で、汗を素早く吸い上げて発散させる役割があります。吸汗・速乾性があるウェアを着ることによって肌をドライに保ち、汗冷えせずに快適に歩くことができます。
モンベル|ジオライン L.W. VネックTシャツ(メンズ)
汗を素早く吸い上げて放出するモンベルオリジナル素材を使用したベースレイヤー。伸縮性があり動きやすく、Vネックなのでシャツを着ても見えにくいため重ね着がしやすくなっています。
カラー:ホワイト
モンベル|ジオライン L.W. UネックTシャツ(レディース)
吸汗・速乾性のあるベースレイヤーで、季節を問わずに着用できます。襟回りが広く、どんな洋服を着ても見えにくいデザインになっています。
サイズ: S、M、L、XL
②紫外線対策に必須の「帽子」
山の上は日差しが強いので、紫外線を防ぐための帽子が必要です。また、転倒した時に頭を保護する役割もあります。キャップ型やハット型などデザインも豊富なので、ファッションアイテムとしても役立ちます。
ザ・ノース・フェイス|ホライズンハット
幅広のつばで頭と耳を日差しから守ることができます。型崩れしにくい素材で、ストラップも付いているので風が吹いても安心。定番のデザインなので飽きにくいのも◎。
③軽量で多用途な「マウンテンパーカー」
マウンテンパーカーは風を避けられるので寒さ対策にもなり、軽量で持ち運びにも便利です。晴天予報でレインウェアを携行しないというときにも1着あると安心です。
コロンビア|ワバシュジャケット(メンズ)
外からの雨を防ぎながらもウェアの中を快適に保つ防水透湿機能を備えたマウンテンパーカー。軽量で、スタッフバッグ付きなので持ち運びも簡単です。薄手で着心地が良く、様々なシーンで活躍します。
コロンビア|ワバシュジャケット(レディース)
コロンビア ワバシュジャケットのレディースサイズです。軽量で持ち運びやすく、薄手のため重ね着もしやすい1枚。山登りはもちろん、アウトドアフェスや普段使いにもピッタリです。
④冬の防寒には「フリース/ダウン」
秋冬に行く場合は、街でのコートの代わりに、フリースやダウンが必要です。アウトドアブランドのものは動きやすい設計になっているので、快適に登山ができます。
パタゴニア|R2テックフェイスジャケット(メンズ)
軽量でコンパクトに収納できるので、寒くなった時に着る1枚にオススメ。腕の下と脇の下フィット感が良く、通気性・速乾性に優れているので、登山中の着用にも最適です。
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
カラー:ブラック、ネイビーブルー×レッド、フェザーグレー、グレーズグリーン、ダークアッシュ
モンベル|スペリオダウンジャケット(メンズ)
高品質ダウンを独自のキルティングパターンで封入した暖かく、軽量のダウンです。スタッフサック付きなので防寒着としても持ち運びやすくなっています。
サイズ: S、M、L、XL
カラー:ブラック、インディゴ、カーキーグリーン、マスタード、ロイヤルブルー、サンライズレッド
高尾山の持ち物は何が必要?
1号路では道中に売店や自販機などがあり、登山中でも飲み物などが買えます。ですが、1号路以外にはないので、必ず持ち物もチェックして事前に準備して行きましょう。
▼高尾山の持ち物はこちらの記事をチェック!
高尾山を快適な服装で登ろう!
1号路なら普段着でも行けますが、高尾山も立派な山。動きやすい服装で登ったほうが快適です。
また登山コーデを考えることも、登山の第一歩。とはいえ、お洒落なアイテムも多いので、普段着として着られるデザインのものもたくさんあります。どのコースで行くか事前に決めて、それに適した服装を選んでみてください。