ヘリテイジ  テント

省エネで持ち運びできる超快適マイホーム「ヘリテイジ  クロスオーバードーム〈2G〉」【編集部の山道具】

登山を楽しむための「山道具」。といっても、ひとによって選び方は千差万別。SNSでは「#私の山道具」とハッシュタグをつけていろんな山道具が投稿されていますが、今回の企画では5名のYAMA HACK編集部員がそれぞれの「私の山道具」を紹介します。

目次

編集部の愛用ギアを紹介します!

登山を楽しむために大切な「体力」「知識」「計画」、そして「登山ギア」。ただひと言で「登山ギア」といっても、ひとによって選び方は千差万別。

普段はみなさんが「#私の山道具」とハッシュタグをつけて、SNSに投稿されたアイテムを「ふむふむ」と見ている編集部ですが、今回の企画では5名のYAMA HACK編集部員がそれぞれの「私の山道具」を紹介します。

いつもは最新のギアやウェアの情報をいち早くお届けしている編集部。意外なもの、「なるほど!」なもの、「それ私も持ってる!」なもの、どんなものが出てくることやら。

編集部のメンバーが山のお供にしているギアたちを熱く語ります!

マッチングまでに8年かかった!私の持ち運びマイホーム

編集部員

撮影:YAMA HACK編集部(水晶岳からの景色)

第4回目は、宮下が担当します!大学時のワンダーフォーゲル部への入部をキッカケに登山にハマり、全国各地の山を登ってきました。山小屋泊りと売店での購入がNGだったので、基本衣食住すべて背負っての登山。10泊以上の山籠りをしたり、雪山登山をしたりとガッツリやってきました。

社会人になってからも基本的にテント泊。ただ悩みすぎてなかなか自分用を買えず、いろんな人に借りて5〜6種類ほどのモデルを山で試していました。

探すこと8年(長い…)、2020年の春にようやく私の欲望を満たすとっておきのテントに出会ったのです。

私の相棒「ヘリテイジ クロスオーバードーム〈2G〉」

ヘリテイジ  テント

撮影:YAMA HACK編集部(愛すべき山のパートナー)

ドームシェルターとしてヘリテイジ から販売されているモデル。カテゴリとしてはツェルトとテントの間に位置し、とにかく軽量でスピーディーに快適な空間を組み立てられるのが特徴です。

▼ツェルト・ドームシェルター・テントの違い
ツェルトとテントの違い

出典:楽天市場/信州トレイルマウンテン、編集:YAMA HACK編集部
長年マッチングできなかった私を惚れさせた「クロスオーバードーム〈2G〉」。その理由は、
・とにかく軽くてすぐに乾く
・最低限の居住性
・設営が簡単
という3つの条件を見事クリアしてくれたからです。
今回は、そんな相棒のおすすめポイントを各項目ごとに詳しく紹介していきたいと思います!

圧倒的な軽さと速乾力!負担を減らしてくれるイケメンなパートナー

山で連泊をすることが多く、重量はなるべく少なくしたいし、朝露や雨で濡れたテントは本当に重くて辛くなる。

だからこそ、この「軽くて乾きやすい」ドームシェルターは最高なんです。

ポールを入れて630g!圧倒的な軽さで身軽に動ける

クロスオーバードーム 大きさ

撮影:YAMA HACK編集部
1〜1.5kgが軽量とされている1人用のテントですが、これは630gという圧倒的な軽さを誇ります。大きさ・重さともに、500mlのペットボトルとほぼ同等のスペックです。
収納も抜群
撮影:YAMA HACK編集部(最後に入れても大丈夫なほどコンパクト!)
片手で持てるほどコンパクトなので、ザックのちょっとしたスペースにもスッと入るのがうれしいポイント。

連泊時にうれしい!すぐに乾くから軽さや快適さが持続

バサバサ

撮影:YAMA HACK編集部(バサバサと乾かします※強風時は注意)

雨が降ると濡れることによりテントの重さは倍増します。しかも再度設営する時に濡れていて不快…。ただこのドームシェルターは速乾性に優れ、バサバサと風に当てれば濡れが解消!早めにテント場に着いて、干しておけば、乾いたテントの中で快適に過ごせます。

テントメンテナンス

撮影:YAMA HACK編集部

登山後のメンテナンス時もその機能が活躍。家のお風呂場やベランダに干しておけば、すぐに乾きます。

心を満たしてくれる快適空間があっという間にできちゃう

軽さや乾きやすさにとどまらず、十分な居住性や設営の簡単さも魅力。知ったら惚れてしまう、その秘密をお教えします。

軽いのに十分すぎる居住性!

テント 大きさ

撮影:YAMA HACK編集部(サイズがちょうどいい!)

間口が210cmと一般的なテントと比べても十分な居住性。荷物がない状態であれば、身長155cmの私は寝転んでバンザイもできちゃうほどです。

同シリーズには、さらに小さくて軽い「クロスオーバードームf〈2G〉」というモデルも。ただ大人1人が入って、余白がないのでだいぶ窮屈です。ある程度の居住性も欲しかったので収容人数が2人の「クロスオーバードーム〈2G〉」を選びました。

居住性も十分

撮影:YAMA HACK編集部

テントの中はこんな感じ。左右上下共に十分なスペースがあるので、ストレスフリーに生活できます。

1分強でスピーディーに設営完了!ひとりでも楽々

撮影:YAMA HACK編集部

▼テントの組み立て方
①テントを広げる
②袋とじのスリーブにポールを挿入
③片側の差込みポケットにポールを入れて、一気に立ち上げ
④調節用のベルトで締める
⑤設営完了

スリーブ式構造のテントは組み立てるとき、ある程度の力が必要。腕の力が皆無なので苦労していたのですが、これは軽いので力をかけずに簡単に設営できます。1分弱で設営できるので、雨天時にもすぐにテント内へ避難が可能。

とはいえ慣れないときつい?気になるポイントはこれで解決

ドームシェルターゆえに軽量化している分、居住性は最低限。一般的なテントと比べて、とくに気になったのが3点ほどありました。

①出入り口に網戸がない
②シングルウォールのため、結露ができやすい
③風が強い時は設営や耐久性が不安

それぞれ解消しようと自分なりに工夫しているので、そのポイントを紹介していきたいと思います。

①モスキートネットの取り付けで虫の進入を防ぐ

モスキートネット

撮影:YAMA HACK編集部

入り口部分の通気口には網戸がついていないため、開けていると虫が入ってきます。ただ締め切りのままだと空気がこもって、夏場は暑くなってしまう。そこで活躍するのが、オプションで販売されている「モスキートネット」です。

被せるだけの簡単装着で、空気の出入りができるとともに虫をガード。これのおかげで虫を気にすることなく、安心して寝られるようになりました。

②ビニール袋で結露対策

撮影:YAMA HACK編集部(ビニール袋の下は結構濡れているのがわかりますね)

雨が降っても水を通しにくい耐水性に優れているものの、朝や夜など気温差が激しい時は内側に結露が発生します。とくに底部分は対策をしないと置いている荷物が濡れてしまうほど。

そのため、厚手のビニール袋をインナーシートとテントの間に敷いています。ビニール袋が水を通さないので、これによって濡れが気にならなくなりました。

ビニール袋にいれる

撮影:YAMA HACK編集部
また気温差の大きい秋冬は、床だけでなく壁や天井部分も湿ってしまうことがあるため、ビニール袋やザックカバーなどをして対策。寝袋にもカバーをつけて、濡れないように気をつけています。

付属のガイドラインで耐久性アップ

ガイドライン

撮影:YAMA HACK編集部

とても軽い分、強風には弱いなと感じることも。稜線のテント場や風が強い日はガイドラインで四隅を固定し、飛ばされないように強度をアップしています。また自分がテントの中にいない時は、石などを中に入れて動かないように工夫も。

とにかく軽さ重視!ハイスペックな相棒が欲しい人におすすめのテント

撮影:YAMA HACK編集部(軽いからキャンプ時にも重宝)

居住性や耐久性よりもとにかく軽さを重視したい!という人には、ぜひおすすめしたいヘリテイジ の「クロスオーバードーム〈2G〉」。めちゃめちゃ快適というわけではないですが、工夫次第で改善もできます。

テント泊において、どんなポイントを優先したいのかをいくつか試しながら探っていくと、きっとベストマッチの相棒に出会えますよ。

▼今回紹介したアイテムはこちら

ヘリテイジ クロスオーバードーム〈2G〉

収容人数:2人
重量:630g

ヘリテイジ モスキートネット

▼同シリーズのほかサイズはこちら

ヘリテイジ クロスオーバードームf〈2G〉

収容人数:1人
重量:540g

ヘリテイジ クロスオーバードーム2〈2G〉

収容人数:3人
重量:690g

みなさんの「#私の山道具」もぜひ教えてください

今回は編集部・宮下の「#私の山道具」を紹介させてもらいましたが、ぜひみなさんの山道具もハッシュタグをつけて投稿してもらえるとうれしいです。

最後はYAMA HACK編集長・大迫が山道具を紹介しますので、お楽しみに!

編集部の山道具連載記事はこちら