①R2ジャケット|フリースの概念が変わる驚異的な保温性
まずはスタンダードモデルの「R2ジャケット」から。表裏に施された毛足の長い起毛がフリース感を醸し出し、着た瞬間からぬくぬくの温かさが広がります。洗練された見た目もポイントで、街着でも馴染みやすいシンプルデザインの細身シルエットです。
R2ジャケットには2種類の素材が部分的に採用されています。フリースで有名な「ポーラテック社」と共同開発した素材で、ベース生地の「ポーラテック・サーマル・プロ」は高い保温性と通気性、速乾性を発揮。両脇には高伸縮の保温素材「ポーラテック・パワー・グリッド」を使用しています。
身体の動きが多い部分に伸縮性のある素材を採用することで、ストレスのない動きやすさを実現。クライミングのような激しい腕の曲げ伸ばしでも、ウェアが突っ張ることなく動きに追従します。
左胸に1つ、フロントに2つのジッパー式ポケットを採用。中はメッシュ構造で衣類内の熱が伝わりやすく、ウォームポケットとしても活躍します。
フロントポケットの内側はインナーポケットになっています。大容量サイズなので、マップなどもサッと取り出しができそうです。
R2ジャケットに撥水加工はされていません。多少の雨や雪ではすぐに内部に浸透することも少ないでしょうが、アウターレイヤーの所持は必須です。
続いてはR2テックフェイス・フーディを詳しく紹介します。
②R2テックフェイス|行動性を重視した多用途なミドルレイヤー
R2ジャケットとは異なった質感の「R2テックフェイス」。ハイロフトのダブル織りによるハードフェイスの生地で強度が高く、雨や雪、風、擦れなどに強いモデルです。触り心地は柔らかくもハリのある感じで、着用感は程よくゆとりがあります。
表地はDWR (耐久性撥水)加工により撥水性を保持。防水ではありませんが、少量の雨や雪の侵入を防ぎます。
また、耐久性・耐摩擦性に優れた丈夫な素材で、岩の擦れや木の枝の引っかかりなどでも安心。フリースというよりも、ソフトシェルに近い素材感です。
表地とは一変して、裏地はモコモコに起毛しています。R2ジャケットよりも厚手の7.6オンス、ストレッチダブル織りの素材を採用。フリースらしい柔らかくて温かい着心地が身体を包みます。
左胸とフロントに左右2つのジッパー式ポケットを配置。フロントポケットはやや高めに配置され、ザックのウエストベルトを付けた状態でもストレスなく開閉できます。
フロントポケットの内側には大型のメッシュポケットが付いています。表のポケットに入りきらない、大きめの小物を入れておくのに役立ちます。
フードは鼻の下まで覆うことができ、バラクラバとして活躍します。フード内にも起毛素材が使われているのでとても温かく、低温下でも頭部を寒さから保護します。
また、フードの上からでもヘルメットを装着しやすい設計になっています。
R2シリーズを着用してわかった違いをまとめてみた!
ジャケットorフーディ、どちらを選べばいい?
R2の兄弟モデル「R1」との違いは?
▼「R1シリーズ」について詳しくはこちら
中間着の悩みはこれで解決!秋冬の山は「R2」で間違いなし
“究極の中間着”の異名を持つ、『圧倒的な保温性』と『快適な行動』を両立した「R2」シリーズ。筆者も出会ってからずっと愛用している心強い相棒です。これからの冬山シーズンで活躍すること間違いなし。自分にピッタリのモデルで、山を思いっきり楽しみましょう!
R2シリーズのラインナップはこちら
メンズモデルとレディースモデルでは、シルエットやディテールが若干異なります。
R2ジャケット
ウィメンズ・R2ジャケット
重さ:315g(Sサイズ)
R2テックフェイス・ジャケット
メンズ・R2テックフェイス・ジャケット
重さ:380g(Mサイズ)
ウィメンズ・R2テックフェイス・ジャケット
重さ:312g(Sサイズ)
R2テックフェイス・フーディ
メンズ・R2テックフェイス・フーディ
重さ:485g(Mサイズ)
ウィメンズ・R2テックフェイス・フーディ
重さ:414g(Sサイズ)