国師ヶ岳

国師ヶ岳|1時間で山頂へ!富士山と雲海が美しい奥秩父最深部の山

奥秩父最深部の「国師ヶ岳」。よく整備され、登山口からわずか1時間ほどで登頂できることから初心者にも人気の山です。特に、山頂からの雲海と富士山の絶景は有名。また起点となる大弛峠は金峰山や甲武信ヶ岳など他の山への登山口にもなっています。今回は国師ヶ岳の登山ルート詳細と周辺情報をご紹介します。

目次

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、山小屋営業ならびに交通状況などに変更が生じている可能性があります。
山小屋や行政・関連機関が発信する最新情報を入手したうえで登山計画を立て、安全登山をしましょう。
アイキャッチ画像出典:PIXTA

雲海と富士山が美しい!国師ヶ岳ってどんな山?

笠取山から初冬の北奥千丈岳と国師ヶ岳

出典:PIXTA(笠取山から初冬の北奥千丈岳と国師ヶ岳)
標高所在地最高気温(6月‐8月)最低気温(6月‐8月)
2,592m山梨県山梨市、長野県南佐久郡川上村14.1℃6.9℃

奥秩父の最深部に位置する「国師ヶ岳(国師岳、こくしがたけ)」は、鎌倉時代から室町時代の高僧「夢想国師」の修行伝説からその名を付けられた名峰。最深部とはいえ、今では林道が整備され、登山口へのアクセスが比較的楽になりました。

登山口の大弛峠(おおだるみとうげ)から片道1時間程度と、初心者でも手軽に登山できることから人気の山です。

山頂からの「雲海に浮かぶ富士山」の絶景が有名

【山梨県】国師ヶ岳・紅葉・富士山・夜明け

出典:PIXTA

朝焼けの雲海に浮かぶ富士山の幻想的な絶景は、雲海が出る条件(※)が揃った早朝に、山頂から見ることができます。登山口から1時間でこの美しい光景を望めることから、多くの登山者が訪れます。

しかも秋には紅葉がプラスされるため、さらに素晴らしい絶景が楽しめます。

※雲海が出る条件…主に春や秋、前夜との気温差が大きく、湿度が高い夜明け前から早朝。

「クモイコザクラ」や「シャクナゲ」が咲く花の百名山

クモイコザクラ

出典:PIXTA(クモイコザクラ(参考画像))

5月には「クモイコザクラ(環境省絶滅危惧ll類)」が咲く、花の百名山としても知られています。登山口から15分程度にある景勝地「夢の庭園」では、6〜7月にはシャクナゲが楽しめることから、観光客も多く訪れます。

大弛峠ルート|国師ヶ岳と北奥仙丈ヶ岳へ

国師ヶ岳 山頂標識

出典:PIXTA

大弛峠(おおだるみとうげ)より、国師ヶ岳山頂までは約1時間、危険箇所はなく、木道などよく整備されているため、初心者でも問題なく登れます。奥秩父最高峰の北奥千丈岳(きたおくせんじょうだけ、標高2,601m)もすぐそこなので、セットで登山しましょう。コースタイムは約2時間です。

合計距離: 2.65 km
最高点の標高: 2587 m
最低点の標高: 2361 m
累積標高(上り): 269 m
累積標高(下り): -269 m
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:1時間55分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★☆☆☆☆
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要(往復)
大弛峠(15分)→夢の庭園(45分)→国師ヶ岳(10分)→北奥千丈岳(30分)→大弛峠

ルート詳細

【大弛峠】いきなり標高2308m、高山病に注意
大弛峠

出典:PIXTA(大弛峠の国師ヶ岳への登山口)

登山口の大弛峠を出発。ここは標高2,308m。国師ヶ岳は標高2,592m、北奥千丈岳は標高2601mで、高山病が発症しやすい標高です。特に、車でこの高さに行き登山開始した場合、発症する可能性が高くなります。

実際に高山病を発症している人もいるので、水分をしっかり摂る、息を整えながらゆっくりとしたペースで歩くなど、高山病を予防しながら登りましょう。もし、異常を感じた場合は、即座に登山を中止してください。

【登山道】歩きやすいけど、滑りやすい
登山道

出典:PIXTA

登山道は木の階段や木道が多いので歩きやすく、ペースが上がりがちですが、高山病予防のため、息を整えながら、ゆっくりと登りましょう。濡れているときは滑りやすいので注意。

【夢の庭園】絶景!ゆっくり楽しみましょう
夢の庭園

出典:PIXTA

登山口より15分で、夢の庭園入り口へ到着。まっすぐ登る道と夢の庭園を回る道にわかれますが、せっかくなので「夢の庭園」へ。夢の庭園とは、巨大な花崗岩と、花の季節にはシャクナゲ・シラベが咲き、展望も素晴らしい自然庭園です。短い行程なので、じっくりと風景を楽しみながら歩きましょう。

【三繋平】国師ヶ岳と北奥千丈岳の分岐
分岐

出典:PIXTA

夢の庭園から20分程度登ると三繋平(みつぎだいら)。分岐を国師ヶ岳へ、山頂はすぐそこ。後で、ここから北奥千丈岳へ登ることになります。

1 / 3ページ