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歩きごたえあり!だけど日帰りで行ける縦走コース(関東甲信・日本百名山編)(2ページ目)

【3】大菩薩嶺|上日川峠〜小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山

出典:PIXTA(大菩薩峠)

体力レベル:★★☆☆☆

日帰り
コース全長:約11.2km
コースタイム:約5時間55分

参考:ヤマプラ

技術的難易度:★★☆☆☆

・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい

凡例:グレーディング表

コース概要

上日川峠(85分)→雷岩(10分)→大菩薩嶺(10分)→雷岩(40分)→大菩薩峠(30分)→石丸峠(70分)→小金沢山(35分)→牛奥ノ雁ヶ腹摺山(75分)→すずらん昆虫館前

交通アクセス

  • 往路:
    JR新宿駅〜JR大月駅・中央線特急で約1時間/JR大月駅〜JR甲斐大和駅・中央線で約18分/甲斐大和駅〜上川峠・栄和交通バスで約40分
  • 復路:
    すずらん昆虫館前〜甲斐大和駅・栄和交通バスで約30分
    *栄和交通バスは春〜初冬の土日祝日のみ運行

コースのポイント

小金沢連嶺の向こうにそびえる富士山
出典:PIXTA(小金沢連嶺の向こうにそびえる富士山)

首都圏から日帰り可能な日本百名山として筑波山と並ぶ人気を誇る大菩薩嶺。雷岩や大菩薩峠からは眺望もありますが、山頂自体は樹林帯の中。上日川峠からの周回コースが一般的ですが、南に延びる小金沢連嶺を縦走することで、正面に富士山を望みながらアップダウンを繰り返す縦走の醍醐味を味わうことができますよ。

今回紹介するのは牛奥ノ雁ヶ腹摺山までのコースですが、黒岳・大蔵高丸・ハマイバ丸・大谷ヶ丸・滝子山と続く小金沢連嶺の稜線を別の機会に歩いて、ルートを繋げる楽しみがあるのも魅力的ですね。


【4】金峰山|大弛峠〜廻り目平

金峰山のシンボル・五丈石
出典:PIXTA(金峰山のシンボル・五丈石)

体力レベル:★★★☆☆

日帰り
コース全長:約13.7km
コースタイム:約6時間5分

参考:ヤマプラ

技術的難易度:★★☆☆☆

・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい

凡例:グレーディング表

コース概要

大弛峠(60分)→朝日岳(90分)→金峰山(15分)→金峰山小屋(75分)→中ノ沢出合(60分)→金峰山荘(45分)→川端下

交通アクセス

  • 往路:
    JR新宿駅〜JR塩山駅・中央線特急で約1時間20分/塩山駅〜大弛峠・タクシーで約1時間30分
  • 復路:
    川端下〜川上駅・川上村営バスで約35分/信濃川上駅〜小淵沢駅・JR小海線で約50分/JR小淵沢駅〜JR新宿駅:中央線特急で約2時間

コースのポイント

廻り目平の奇岩
出典:PIXTA(廻り目平の奇岩)

自動車が通行できる日本最高所(2360m)の車道峠として知られる大弛峠からなら容易にアクセス可能な金峰山ですが、コース上は樹林帯も多く往復するには少し単調に感じてしまうことも。そんな時は長野県側の廻り目平に向かう縦走コースを歩いてみましょう。

苔むした林床やシャクナゲのトンネルなど、大弛峠からの稜線上とは違う景観を楽しみながら下山すれば、ニョキニョキとした奇岩が立ち並びロッククライミングを楽しむクライマーで賑わう廻り目平へ。縦走ならではの変化に富んだコースですよ。

縦走成功のカギは、コースタイムと交通手段の確保!

出典:PIXTA(大菩薩嶺への縦走路)

今回ご紹介したように標高2000m前後の日本百名山でも、公共交通機関を効果的に利用して縦走することが可能。ただしロングコースでもあり、コースタイム通りに進めないと帰りの電車がない!ということも。

下山が遅れた場合や体力・天候の事情で往路やエスケープルートで下山した場合など、あらゆるケースを想定して列車やバスの時刻の情報収集することも大切です。日帰りという限られた条件で充実した縦走登山を楽しむために、事前準備も怠りなく!

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