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【自給自足決定版!】意外とおいしい!身近な「野草」を摘んで食べてみた(2ページ目)

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普段通りの調理でOK!野草料理いろいろ

いちばん簡単なのは揚げ物で、強いあくもこれで抜けます。晴れた日に天ぷらをつまみにビールを飲むのは最高です。

オーソドックスな方法としてはこのほかに、おひたし、和え物、酢の物、汁物、煮物、一夜漬け、混ぜご飯(菜飯)などがあります。揚げるのと同様に、炒めることであくも抜けますので、中華もいいですね。ペペロンチーノ風にしたりジェノベーゼ風にしたり、洋風の料理も合います。

野草の天ぷら盛り合わせ
撮影:筆者

野草の天ぷら盛り合わせ
ユキノシタ、ウド、ヨモギ、ワラビ。 このほかに、アサツキと桜エビをかき揚げにしました。

レバニラ炒め
撮影:筆者

ちょうど鹿が獲れたので、新鮮なレバーを使った「レバニラ炒め」です。

ウルイのおひたし
撮影:筆者

さっと茹でた「ウルイのおひたし」。独特のぬめりがあります。

コゴミのごま和え
撮影:筆者

「コゴミのごま和え」。コゴミは茹でればあく抜きできるので手軽です。

カンゾウとホタルイカの酢味噌和え
撮影:筆者

「カンゾウとホタルイカの酢味噌和え」。ホタルイカの旬は春なので、まさに季節の味。

ワラビのおひたし
撮影:筆者

あく抜きが少し手間だけど、調理は簡単な「ワラビのおひたし」

ウドとベーコンの炒め
撮影:筆者

「ウドとベーコンの炒め」。ウドは穂先を天ぷらにしても香りがいいです。

似た植物にはくれぐれも気をつけて!

上はニラ(食用可) 下はスイセン(毒草)
撮影:筆者

これまでの野草ごとの説明にも見分け方を書いてきましたが、間違えやすい種と絶対に間違えない見分け方を覚えましょう。

たとえば、上はニラ(食用可)、下はスイセン(毒草)。器の大きさの都合で根元は切り取っています。 葉っぱの見た目だけで区別しようとすると、主脈の有無や色の違いなどで見分けるしかなく、見慣れないと難しいです。慣れないうちは絶対に匂いを嗅いで区別してください。水仙などと良く誤食されて毎年中毒者が出ますが、匂いをかげば一発で分かります。

ギボウシ(ウルイ)はコバイケイソウやバイケイソウとよく間違われますが、葉の生え方が違うので見分けられます。ニリンソウはトリカブトと良く誤食されますが、花がついていれば絶対に間違えません。

最初はよく知っている人に案内してもらうのがいちばんですが、身近にいない場合は、図鑑とよく見比べて特徴を五感でよく確認しましょう。

図鑑はこのように、絶対に間違えない見分けるポイントが書かれているものを選びましょう。それでも確信が持てないときには絶対に食べないでください。


四季を感じ、生きる喜びを感じる野草食

里山
出典:PIXTA

いまやハウス栽培や冷蔵保存の技術が発達して一年中好きな野菜が手に入る世の中ですが、その季節にしか手に入らないものは栄養価も高くおいしさもひとしお。自分の手で摘んで料理すれば、食べる喜びも普段以上に感じられることでしょう。
ぜひ普段の山歩きの視点を変えて、身近な自然で食べる楽しさを満喫してみてはいかがでしょうか。

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