COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む
荒沢岳

荒沢岳|鎖とハシゴの殿堂!絶景とスリルの”越後の穂高”

”鎖とハシゴの殿堂”や”越後の穂高”とも呼ばれるほど難易度が高い「荒沢岳」。鎖場やハシゴ、ロープが長く続く前グラの危険度は有名。しかも、鎖すら無い岩場もある経験者・上級者向けの山です。そんな荒沢岳の魅力や、実際の登山コース、登山に便利な周辺の施設情報もご紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

上級者限定!?荒沢岳ってどんな山

荒沢岳が聳え立つ
出典:PIXTA
標高所在地体力レベル難易度レベル
1,969m新潟県魚沼市★★★★★★★★

越後地方の最奥地に位置する荒沢岳(あらさわだけ)。現在では【奥只見シルバーライン】が開通し、交通アクセスがよくなりましたが、その昔『日本百名山』の著者、深田久弥氏が辿り着けなかったといわれるほどの秘境です。
アクセスがしやすくなっとはいえ、登山の難易度は全く別の話。「鎖とハシゴの殿堂」や「越後の穂高」とも形容されることからもその難しさがうかがえます。

鎖場やハシゴの連続険!険しい岩峰「前グラ」

荒沢岳の前グラ
出典:PIXTA

荒沢岳登山では避けて通れない岩峰の“前グラ”は、鎖場やハシゴ、ロープが連続し山頂を前に登山者に立ちはだかります。
登山口の看板には、「上級者向け」「引き返す勇気を」の文字が!しかも、前グラは雪害防止のために鎖すら無い難所もあるほど・・・
実際に、過去には滑落死亡事故も発生しているので、ヘルメットの着用は必須です。

難所を越えたその先は・・・

見晴らしの良い稜線歩き
出典:PIXTA

険しい“前グラ”を越えたその先は、見晴のいい稜線が荒沢岳まで続き、間近に越後駒ヶ岳、振り返ると銀山平の絶景を見ながらの尾根歩きに。
左右にきれいに切れ落ちた稜線は雄大で、秋には紅葉が山肌を彩ります。

荒沢岳のベストシーズンはいつ?

紅葉期の荒沢岳
出典:PIXTA

一番のシーズンは10月頃、前グラの岩場の紅葉や、錦に染まった稜線の山肌が美しく、一年でもっとも登山者で賑わう季節です。
山開きは例年6月の中旬頃。登山口でお守りなどの記念品が配布されます。

荒沢岳の天気と地図をチェック

荒沢岳に登る前に天気をrテックしましょう。また、事前に地図を用意してルートを確認してください。

荒沢岳のふもと(魚沼市)の10日間天気

日付09月06日
09月07日
09月08日
(月)
09月09日
(火)
09月10日
(水)
09月11日
(木)
09月12日
(金)
09月13日
09月14日
09月15日
(月)
天気晴
晴のち曇
晴のち曇
雨のち曇
雨のち曇
晴一時雨
晴一時雨
曇
曇時々雨
曇時々雨
晴時々雨
晴時々雨
曇時々雨
曇時々雨
曇
曇時々雨
曇時々雨
気温
(℃)
30
22
34
20
31
23
33
23
27
22
28
21
32
21
34
21
30
22
32
20
降水
確率
0207060405050704050

荒沢岳の登山指数

日付09月06日
09月07日
09月08日
(月)
09月09日
(火)
09月10日
(水)
09月11日
(木)
登山
指数
B B C C C C
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

荒沢岳周辺の山と高原地図

【経験者向け】唯一の登山コース 鎖とハシゴの連続|前グラ尾根コース

前グラ尾根コース
提供:YAMAP
【体力レベル】★★★★☆
日帰り
コース距離:約9km
コースタイム:約10時間
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★★☆
・岩場、雪渓を安定して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

荒沢岳登山口→前山→前グラ下→前グラ→荒沢岳(往復)

荒沢岳に直接登山する唯一のコース。それ以外は、中ノ岳方面からの縦走コースのみです。コースの特徴は、前グラ下から約1時間の鎖場、ハシゴ、ロープの連続。前グラを越えてしまえば、見晴らしのいい稜線歩きが楽しめます。
体力、技術度によりコースタイムがかなり変わるので要注意。初心者や単独行は避けた方が無難な上級者向けのコースです。また、登山口の水場以外には水を補給できるところはありませんので、十分な水を携帯して登りましょう。

1 / 3ページ