八島湿原駐車場を出発後、すぐに湿原の自然が広がります。春は、チゴユリやショウジョウバカマなどの小さな花々が。花の季節はスタートからお花が続々、カメラから手を離せません。
夏はニッコウキスゲやハクサンフウロなど。特に、ニッコウキスゲが池をバックに咲き乱れる姿はまさに「天空の箱庭」!この絶景を見るために毎年多くのハイカーが訪れます。
秋は草紅葉とススキたなびく風景。春や夏のような華やかさはありませんが、冬の前のちょっと静かで落ち着いた湿原には心が癒されます。
湿原の周囲は木道などの遊歩道でとても歩きやすいですが、雨上がりなどはスリップに注意。花を撮影しながらゆっくり歩いても2時間、出発点に戻ります。
木道など指定された場所以外には立ち入らないようにしましょう。また、木道を歩くときは慎重に。万が一木道を踏み外して湿原を傷つけると、大きなダメージになります。
冬は雪に埋もれた遊歩道をスノーシュートレッキング!平坦なのでスノーシュー入門者におすすめです。雪で埋もれてわかりにくいですが、木道の間には落ちないように注意。
冬、池も湿原も真っ白な雪に覆われて静まり返ります。雪原に残るウサギやキツネの足跡など、アニマルトラッキングを見つけてみましょう。
雪に埋もれていても湿原に変わりません。絶対に立ち入り禁止です。
雪に埋もれていても湿原に変わりません。絶対に立ち入り禁止です。
高原の風に吹かれながら歩く|車山周遊コース

- 【体力レベル】★★☆☆☆
- 日帰り
- コース距離:約11.7km
- コースタイム:約4時間34分
- 【技術的難易度】★☆☆☆☆
- ・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
八島湿原駐車場・バス停(30分)→奥霧小屋(休業中)(45分)→物見石(25分)→蝶々深山(25分)→車山乗越(20分)→車山(30分)→車山肩(20分)→沢渡(30分)→諏訪神社(45分)→八島湿原駐車場・バス停
八島湿原を楽しんだ後、霧ヶ峰最高峰「車岳(標高1,925 m)」へ登頂し、再び戻ってくる周遊コースです。八島湿原散策だけじゃ物足らない人にはおすすめ。ただし、霧ヶ峰はその名のごとく霧が多く、道迷いしやすいため注意。登山になるのでそれなりの装備を用意しましょう。
コース詳細
八島湿原駐車場を出発後、しばらく八島ヶ原湿原北側遊歩道を歩き、湿原を通過します。鹿侵入防止柵があるので必ず閉めて、鹿の食害を防ぎます。