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着物姿でさっそうと走り抜けるこの男、何者?!山好きが作った究極の登山ウェアがやばい(3ページ目)

3,000m級の夏山登山でもレビュー

提供:山着
編集部
川尻
山着を制作するにあたって、実際に山でテストされたと伺ったのですが、どんな山でテストしたんですか?

山忍さん
色々な場所で行いましたが、奥穂高岳や八ヶ岳とかでもテストしましたよ。あくまでも”夏山”で着る事を想定しているので、積雪が始まる前くらいまでをイメージしています。

編集部
川尻
あくまで”夏山”ということですね。雨が降った場合は登山用のレインウェア着るんですか?

山忍さん
一応レインウェアもあるのですが、今はまだ高すぎるので参考商品です。地下足袋も開発途中なので、早くお披露目できるよう頑張ります!

山を歩く着物

提供:山着

編集部
川尻
この山着、特にどんな人に着て欲しいですか?

山忍さん
うーん…多くの登山者に着てみて欲しい、と思いますが、特に、というなら「トレイルランナー」の方ですかね。

編集部
川尻
走りやすいっていってましたね!

山忍さん
走るのが早い人が、この山着を着て山の中を走っていたら、本当に忍者みたいじゃないですか!「あの山に忍者がいた!」って盛り上がったら最高です!

編集部
川尻
やっぱりこの人、ふざけてる…笑

山も着物も、最初の一歩はもっと気軽に

山着を作成しているルミックスデザインスタジオは、数多くの着物を制作しているデザインスタジオ。
その店長を務める金子さんは、「本来、日本人のほとんどが着ていた着物。でも現代では”難しそう…”と言った理由から、敬遠されているのではないか。」と語ります。
着物ももっと気軽に

出典:PIXTA

編集部
川尻
金子さんが山忍さんと一緒に山着を作成した理由は、この山着を通じて「着物をもっと広めたい」という想いからですか?

金子さん
そうですね、もちろんそれが出来たらいいですよね。でももっと簡単に、気軽に着る事が出来る服なんだよ、という事を伝えていきたいです。日本人はもちろん、海外の人にも広まると嬉しいですよね。
そのために、山着は「誰でも簡単に着る事が出来る」着物にしたんです。

編集部
川尻
パッと見、難しそうに見えるんですが…。

金子さん
着物って「一人だと着れない、着付けが大変、動きずらい、苦しい」というイメージありますよね。山着は誰でも一人で着る事ができ、かつ着ていてストレスのない快適な着物なんですよ。
この機会にぜひ、着物をもっと気軽に楽しんで欲しいですね。

もっと自由に登山を!もっと自由に着物を!

着物で登山を

提供:山着

初めてみた時の「この人達ふざけてるなー!笑」といったインパクトからは想像できないほど、実は様々な想いから作られていたこの山着。
本格的な登山経験があるからこそわかる、登山に必要な機能性、いらない機能性。日本の伝統を守りつつ、最新のスタイルにアップデートしていくその姿勢に、感銘を受けました。
この山着姿の人を山でたくさん見かける日も、そう遠くないのではないでしょうか…。

みなさんも山に行ったら、是非「山忍さん」を探してみてください。
…顔は見たらダメですよ…絶対…。ドロンっ!

”ここがすごい”山着の製品情報

山着の詳細

提供:山着

半着

軽く、涼しく、シワになりにくい「ドットエア」素材を使った半着。帯を使わず着ることができ、登山ザックを背負ってウエストベルト(ヒップハーネス)を締めるときも干渉しません。首から肩にかけて、また、肩関節を囲むような縫製をしないため、洋服にある肩まわりの縫い代の硬さがなくなり、関節の可動部に縫製部分が干渉しない作りになっています。

たっつけ袴

軽く、涼しく、シワになりにくい「ドットエア」素材を使ったたっつけ袴は、サイドのボタンで誰でも履ける袴です。帯を使った従来の袴の履き方も出来る2way仕様。
袴のすね部分に付いている紐は脛の廻りを巻いて結びますが、足の血流を圧迫する事でポンプ効果を高め運動機能の向上と疲労軽減を図ります。

雨用のコート、地下足袋は現在絶賛開発中!発売が待ち遠しいですね。

山着

今回お話を伺ったお二人

山着 山忍さんと金子さん
撮影:YAMAHACK編集部
企画:山忍
制作:ルミックスデザインスタジオ 芝崎るみ、金子一昭

RUMIX DESIGN STUDIO
デザイナー芝崎るみを中心とし、和装・繊維の現場で仕事をしてきたメンバーが集結。
ゆかた・きもの・和装小物について、現代にマッチするようデザインし、製作。図案、型、染め、仕立てなどの各工程について、本格的な伝統技法を生かしながら、オリジナルのデザインで、ご意向や市場に合うよう提案しています。

住所:東京都台東区千束3-23-11
電話:03-3876-7651
Rumi Rock STORE

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