浅間嶺|残された自然を楽しむ東京都の隠れた名山

2019/03/06 更新

東京都の西部にある「浅間嶺」。標高903mの低山であることから、ハイキングの入門にピッタリの山として都内のハイカーに人気があります。さらに、この山が位置するのは都内で唯一の村である“檜原村”。春は八重桜、秋紅葉など、豊かな自然に囲まれながら静かにハイキングを楽しめるのも人気が高いポイントです。そんな「浅間嶺」の魅力を、オススメコース、アクセス方法、グルメ情報とともに紹介します!


アイキャッチ画像出典:PIXTA

浅間嶺(せんげんれい)ってどんな山?

浅間嶺
出典:PIXTA
標高山頂所在地最高気温(8月)最低気温(8月)
903m東京都檜原村26.2℃17.1℃
参考:ヤマレコ
東京都の西部に位置する檜原村にある「浅間嶺」。浅間尾根と呼ばれる尾根上に位置しており、この尾根はその昔「甲州古道」と呼ばれる生活道路の一部でした。当時の様子はすっかり姿を潜めてしまいましたが、春は八重桜、秋は紅葉などハイキングを楽しむ人々で賑わっています。

車が無くても初心者でも行ける入門の山

ハイキング
出典:PIXTA
浅間嶺は標高が低く人里に近いことから、ハイキング入門の山として人気があります。マイカーを持っていなくても、登山口までバスが運行しているのでアクセスも抜群。誰でも気軽に足を運べるのもおすすめポイントです。

春は隠れたお花見スポット

浅間嶺 桜 檜原村は東京都でもっとも遅く桜が開花する地域として知られています。見頃は4月中旬から下旬で、美しく咲き誇る桜を鑑賞しながらハイキングが楽しめるは魅力の一つ。

都内で唯一!「日本の滝百選」に選ばれた名瀑

浅間嶺 払沢の滝 浅間嶺を訪れた際に是非寄って欲しいスポットが「払沢(ほっさわ)の滝」。落差は62mで、まっすぐに流れ落ちる姿は迫力満点。浅間嶺に向かうルートからは外れますが、片道15分程度なので少し足を伸ばしてみるのもおすすめですよ。

浅間嶺の登山適期は?

浅間嶺 紅葉 浅間嶺は一年を通じて登山がたのしめ、11月中旬~下旬に見られる紅葉は風情があります。冬期には積雪や路面凍結があるので軽アイゼンやチェーンスパイクが必要です。行く前には必ず現地の天気をチェックしましょう。

浅間嶺の天気を調べる
ITEM
山と高原地図 奥多摩
発行元:昭文社

手軽に楽しむ!浅間尾根登山口コース

浅間尾根登山口コースマップ
提供:YAMAP
日程距離コースタイム難易度
日帰り約11km約5時間★★☆☆☆
参考:ヤマプラ
浅間尾根登山口(60分)→数馬分岐(20分)→一本杉(50分)→人里峠(27分)→浅間嶺休憩所(20分)→人里峠(50分)→一本杉(20分)→数馬分岐(40分)→浅間尾根登山口

まずは、浅間嶺を目指すメジャールートの一つである「浅間尾根登山口コース」をご紹介します。浅間尾根登山口 JR五日市線武蔵五日市駅から出発するバスに乗車して、浅間嶺登山口バス停で下車しましょう。来た道を少し戻ると「浅間坂入口」とお書かれた看板と共に「浅間尾根登山道」の道標が現れます。ここから民宿である浅間坂へと続く林道へ。
数馬分岐 浅間坂を過ぎて林道を横断してから登山道を進むと、約60分で数馬分岐に到着。一息休憩を入れましょう。
浅間尾根 分岐からはなだらかな尾根道を歩きます。この尾根は浅間尾根と呼ばれており、過去には人馬が行き来した生活道路の一つでした。
サル石 数馬分岐から間もなくで「サル石」と書かれた看板と、大きな石が現れます。なんでも、この巨石にはサルの手形ついているのだとか。小さくて分かりずらいですが、是非探してみてください。
一本杉 「一本杉」には三角点があり、標高は930m。ここから浅間嶺まではアップダウンを繰り返しながら下り調子で進みます。
人里峠 一本杉から約50分で「人里(へんぽり)峠」に到着です。ここから南へ向かう登山道を降れば人里集落となります。ここまで来れば、浅間嶺は目と鼻の先。ゆっくりと歩を進めましょう。
浅間嶺休憩所 浅間神社 人里峠から約30分で浅間嶺休憩所が見えてきます。トイレもあるので一休みするのにピッタリです。国土地理院の地形図で山頂とされている903mピークは西側へ登った先にあります。浅間神社が祀られていますが、展望はありません。
浅間嶺展望台からの眺め
逆に東側へ進むと展望台と呼ばれる場所があり、抜群の展望が楽しめます!北側には奥多摩三山の御前山と大岳山、南側には富士山も確認できますよ。

名瀑も鑑賞する、払沢の滝入口コース

払沢の滝入口コース
提供:YAMAP
日程距離コースタイム難易度
約10km約4時間半日帰り★★☆☆☆
参考:ヤマプラ
払沢の滝入口(15分)→払沢の滝(15分)→払沢の滝入口(45分)→時坂峠(107分)→浅間嶺休憩所(80分)→時坂峠(30分)→払沢の滝入口

浅間嶺を目指すもう一つのルートが払沢滝入口を起点としたルート。名瀑の鑑賞とハイキングのどちらも楽しめるおすすめのコースです。払沢の滝入口 まずは、武蔵五日市駅からバスに乗車して払沢の滝入口で下車します。300mほど進んだ先には駐車場もあります。駐車場へ向かう途中で南へ進路を変えると、約15分で「払沢(ほっさわ)の滝」へ到着です。
払沢の滝 沢沿いの林道を歩くと「払沢の滝」が見えてきました。これが「日本の滝百選」に東京都で唯一選ばれた名瀑です。62mの高さから流れ落ちる清流は迫力があります。
マイナスイオンでたっぷり癒されてから浅間嶺を目指しましょう!
時坂峠 来た道を戻り、今度は駐車場を過ぎて浅間嶺へ向かいます。車道が入り組むハイキングコースを進み、約45分もすれば時坂峠に到着です。手前には綺麗なトイレが設定されているので、お手洗いはこちらで。
峠の茶屋 しばらく歩くと、うどんで有名な「峠の茶屋高嶺荘」があります。基本、土日祝日の営業で、12月~3月までは休業期間です。絶品のうどんを味わいたいときは、必ず山行日程を調整しましょう。
そば処みちこ 峠の茶屋から間もない場所に「そば処みちこ」があります。テレビ番組にも紹介された有名店ですが、2018年の11月末で閉店されてしまったのでご注意ください。
尾根からの眺望 車道から離れてすっかり山道に入ると自然が豊かになり、視界も開けてきます。遠くにそびえるのは三頭山、御前山、大岳山。東京都内とは思えないほどの山深さです。ここから山頂までは間もなく。あと一息頑張りましょう。
しばらく歩けば、浅間嶺休憩所に到着です。手前にある展望台で素晴らしい景色を堪能した後は、登って来た登山道を下りましょう。

浅間嶺までのアクセス情報

今回は紹介した二つのコースの起点となる「浅間嶺登山口」と「払沢の滝入口」へのアクセス方法を紹介します。

浅間尾根登山口へのアクセス


【車の場合(仲の平駐車場)】
駐車可能台数:10台
料金:無料
トイレ:有り
【電車・バスの場合】

JR五日市線武蔵五日市駅から西東京バスに乗車後、「浅間尾根登山口」バス停にて下車。

払沢の滝入口へのアクセス


【車の場合(払沢の滝村営駐車場)】
駐車可能台数:33台
料金:無料
トイレ:有り
【電車・バスの場合】

JR武蔵五日市線武蔵五日市駅から西東京バスに乗車後、「払沢の滝入口」にて下車。

浅間嶺周辺の温泉、グルメ情報

最後に浅間嶺ハイキングで楽しめる温泉とグルメ情報を紹介します。浅間嶺は日帰りで楽しめるので、下山後の時間もたっぷり満喫してから帰りましょう。

檜原温泉センター 数馬の湯

数馬の湯 浅間尾根登山口の近くにある温泉施設。広々とした大浴場には露天風呂もあり、入浴後は休憩処や食事処で休むことも可能。下山後の疲れをいやすことができます。嬉しい地元の野菜も購入できるお土産コーナーも完備。

住所:東京都西多摩郡檜原村2430
電話番号:042-598-6789
営業時間:平日/10:00~19:00 土日祝日/~20:00
休業日:月曜日(祝日の場合は翌日休み)
料金:大人820円、小人410円

檜原とうふ ちとせ屋

手作りとうふ ちとせ屋 払沢の滝入口近くにあるの豆腐屋さん。檜原の源流水と北海道の高級大豆、赤穂の天然にがりを使った手作り豆腐が人気です。豆腐はもちろんですが、おからで作る「うの花ドーナツ」が隠れた人気商品。

住所:東京都西多摩郡檜原村5557
電話番号:042-598-0056
営業時間:9:30~17:00
休業日:火曜日(祝日の場合は翌日休み)

東京に残された自然を満喫する浅間嶺ハイキング

浅間嶺
出典:PIXTA
今回紹介した浅間嶺はいかがでしたか?春は満開の桜、秋はコントラストが鮮やかな紅葉、「日本の滝百選」にも選ばれた名瀑を楽しむこともできれば、温泉に浸かってゆっくりするのもアリですし、美味しい豆腐に舌鼓を打つのも良いですよね。こんなに素敵な場所が東京都内とあるとは。まだ見ぬ東京の自然を満喫しに行きましょう!

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山してください。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに! ・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんでください。

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吉澤英晃
吉澤英晃

群馬県出身。大学時代に所属した探検部で登山を開始。以降、沢登り、クライミング、雪山、アイスクライミング、山スキーなど、オールジャンルで山を楽しむ。登山用品の営業職を経て、現在はフリーの編集・ライターとして活動中。

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