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白砂山

白砂山|どこまでも続く稜線を歩く!日帰り登山コースとアクセス情報

白砂山は長野県、群馬県、新潟県の境にある二百名山。「ぐんま県稜線トレイル」にも選定されている美しい稜線を歩ける登山コースが人気です。山頂からは360度の大展望!どこまでも続く山並みが圧巻の光景を作り出しています。登山だけでなく野反湖でキャンプをして満喫するのもおすすめ。白砂山の登山コースとキャンプ場・温泉情報をまとめました。

目次

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、山小屋営業ならびに交通状況などに変更が生じている可能性があります。
山小屋や行政・関連機関が発信する最新情報を入手したうえで登山計画を立て、安全登山をしましょう。
アイキャッチ画像出典:ヤマレコ/hirotieee

白砂山(しらすなやま)ってどんな山?

白砂山

出典:PIXTA
標高山頂所在地山系最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
2139m長野県栄村・新潟県湯沢町・群馬県中之条町上信越高原16.8℃25.3℃
参考:ヤマレコ

白砂山は、長野県、群馬県、新潟県の3県にまたがってそびえる標高2139mの山。深い山の奥に位置することから「秘境の名峰」と呼ばれ「日本二百名山」や「ぐんま百名山」にも選ばれています。夏には山中で数多くの高山植物が楽しめ、山頂から望む大パノラマは圧巻。

山頂からは360度の大展望!

白砂山からの眺望

提供:ヤマレコ/hirotieee(白砂山からの眺望)

白砂山の山頂は視界が開け、360度の大展望が広がっています。苗場山や浅間山、遠くには北アルプスなど数多くの名峰を満喫できる、絶好のビュースポット。稜線と山並みが連なる壮大な景色に、きっと時が経つのを忘れてしまうことでしょう。

初夏と紅葉の時期が人気

白砂山とコバイケイソウ

提供:ヤマレコ/windmurmur(コバイケイソウと白砂山)

白砂山の人気シーズンは初夏と秋。5月〜6月にかけては山中で「コバイケイソウ」や多くの高山植物が咲き誇り、10月頃には山中で色鮮やかな紅葉に目を奪われることでしょう。なお、5月の登山時は残雪もありますので、装備等は万全に。

白砂山の天気

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野反湖~白砂山周回登山コース

「野反湖」からスタートする白砂山周回コースは、地蔵峠から堂岩山、白砂山、八間山と巡るコース。大自然が広がる稜線トレイルを、のんびり満喫してみませんか。

堂岩山~白砂山~八間山周回コース

合計距離: 14.62 km
最高点の標高: 2095 m
最低点の標高: 1513 m
累積標高(上り): 1506 m
累積標高(下り): -1506 m
【体力レベル】★★★☆☆
日帰り
コースタイム:8時間
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★☆☆
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

野反湖(15分)→ハンノキ沢(40分)→地蔵峠(110分)→堂岩分岐(30分)→猟師ノ沢ノ頭(50分)→白砂山(40分)→猟師ノ沢ノ頭(25分)→堂岩分岐(20分)→中尾根ノ頭(40分)→黒渋ノ頭(30分)→八間山(60分)→駐車場(20分)→野反湖

野反湖ダム周辺に登山口と駐車場があります。駐車場にある登山ポストに届けを出し、トイレを済ませたら登山口から出発です。

白砂山登山口

提供:ヤマレコ/Tai-keita(白砂山登山口)

歩きやすい樹林帯の登山道をしばらく歩くと、唯一の渡渉点である「ハンノキ沢」に。

木橋

提供:ヤマレコ/kakomido(ハンノキ沢の木橋)

ハンノキ沢に架かる木橋を渡りダケカンバの登山道を進んでいくと、お地蔵さまが祀られている分岐点「地蔵峠」に到着します。

地蔵峠の分岐

提供:ヤマレコ/hotakatomoki(地蔵峠の分岐)

地蔵峠からは樹林帯の中を登ってシラビソ尾根へ。眺望が開ける水場分岐からは、浅間山や草津白根山、森の中にぽっかりと「野反湖」が望めます。

コース中に望む野反湖

提供:ヤマレコ/hotakatomoki(コース中に望む野反湖)

水場は分岐から5分くらいの場所に。その後、急登を登りきって堂岩山山頂(標高2051m)へ到着です。

堂岩山山頂

提供:ヤマレコ/kakomido(堂岩山山頂)

堂岩山の山頂を過ぎたあたりから一気に視界が開け、6月にはシャクナゲ街道を楽しめます。稜線の先にはこれから向かう白砂山の姿が現れ、赤城山や榛名山などの山々も一望できるでしょう。

白砂山

提供:ヤマレコ/kakomido(堂岩山山頂付近からの白砂山)

ロケーション抜群の贅沢な稜線歩き。堂岩山分岐を過ぎると、奥秩父の山々の向こうには富士山も顔を覗かせます。歩みを進めると、白砂山の眺望が素晴らしいピーク「猟師の沢の頭」に到着。

白砂山に向かう稜線

提供:ヤマレコ/hotakatomoki(白砂山に向かう稜線)

アップダウンの登山道脇にはノゾリキスゲやハクサンチドリなどの高山植物もたくさん。登山道開拓者を偲ぶ「金沢レリーフ」を通り過ぎると、白砂山まであとひと踏ん張り。

白砂山山頂

出典:PIXTA(白砂山山頂)

白砂山山頂は展望が抜群で、多くの名峰が一望できる大パノラマ。苗場山、浅間山、草津白根山などの日本百名山に加えて佐武流山、鳥甲山などの二百名山も満喫できます。

三国峠方面の稜線

提供:ヤマレコ/kakomido(三国峠方面の稜線)

山頂からの絶景を堪能したら、堂岩山分岐まで戻り八間山方面に向かってください。堂岩山分岐からは「中尾根の頭」を目指し、壮観な山並みを満喫できる稜線歩きを味わいましょう。

堂岩山分岐

提供:ヤマレコ/windmurmur(堂岩山分岐)

気持ちの良い稜線の登山道が続きますが、「黒渋の頭」と呼ばれるピークに向かう樹林帯の登り返しはなかなかハードです。

黒渋の登り返し

提供:ヤマレコ/windmurmur(黒渋の登り返し)

まだまだアップダウンの稜線が続きます。キャンプ場分岐を通り過ぎ、白砂山周回コースの最終ピークとなる八間山山頂(標高1934m)を目指しましょう。

八間山山頂

出典:PIXTA (八間山山頂)

八間山の山頂も眺望が素晴らしく、頂を踏んだ白砂山や歩いてきた縦走路はもちろん、浅間山や四阿山、榛名山などの山々を満喫できます。疲れた体に大展望の絶景が染み渡るでしょう。

八間山から見る白砂山

提供:ヤマレコ/oil(八間山から見る白砂山)

八間山からの下りは急坂になりますので足元に気を付けてください。急坂を過ぎると樹林帯の緩やかな登山道を下り、所々では野反湖も望めます。

野反湖

提供:ヤマレコ/oil(野反湖)

「池の峠駐車場」からは、車道を20分ほど歩いてゴールとなります。

山と高原地図 志賀高原 草津白根山・四阿山

昭文社 山と高原地図 志賀高原 草津白根山・四阿山

登山と一緒にキャンプもおすすめ!

野反湖

出典:PIXTA (野反湖)

2000m級の山々に囲まれ「天空の湖」と呼ばれる野反湖(周囲12km)。初夏からは有名なノゾリキスゲをはじめ多くの高山植物が咲き乱れ、秋には紅葉が湖面に映る絶景を楽しめます。白砂山登山の際は、野反湖でのキャンプも満喫してみてはいかがですか。

野反湖キャンプ場

野反湖のキャンプ場

出典:PIXTA (野反湖キャンプ場)

雑誌で「本当に気持ちの良いキャンプ場」1位になったこともある野反湖キャンプ場。バンガロー棟とテントサイトがあり、お好みのスタイルで野反湖の大自然を満喫できます。バーベキュー施設やシャワーブース、コインランドリーなども完備。

所在地:〒377-1701  群馬県吾妻郡中之条町入山国有林
電話番号:090- 5201-4782
営業期間:6月1日〜10月末

野反湖キャンプ場HPを見る

川で温泉に入れる!?

登山の後は、大自然に抱かれた究極の秘湯「尻焼温泉」はいかがですか?身も心も癒される思い出深い体験となること間違いなし!

尻焼温泉

尻焼温泉

尻焼温泉は「長笹沢川」を堰き止めて作らた巨大な露天風呂です。川底から温泉が湧き出しており、まさに自然そのままの露天風呂を味わえるとても貴重な場所。無料でいつでも入浴することができますが、大雨などの増水時は入れません。

所在地:〒377-1701  群馬県吾妻郡中之条町大字入山
問い合わせ先TEL:0279-26-7727(中之条町  観光商工課)

尻焼温泉について調べる(中之条町観光協会HP)

登山口へのアクセス・駐車場情報

野反湖登山口への各種交通機関でのアクセス方法および駐車場の情報をお伝えします。白砂山登山の際に参考にしてください。

野反湖登山口へのアクセス

【車の場合】
関越自動車道 渋川伊香保IC-野反湖登山口駐車場(約1時間50分)

<駐車場>
駐車可能台数:約70台
料金:無料
トイレ:あり

【電車・バスの場合】
JR吾妻線 長野原草津口駅-中之条町営バス 野反湖行きに乗車-野反湖で下車
※運行期間を確認してください

バスの時刻表を調べる

白砂山で美しい稜線歩きと大展望を満喫

白砂山

出典:PIXTA

美しい稜線を堪能できる白砂山はいかがでしたか?大展望が自慢の白砂山周回コースからは、数々の名峰や連なる山並みの絶景を思う存分満喫できます。時期には野反湖でノゾリキスゲの群生を楽しめるのも嬉しいですね。下山後には野反湖キャンプ場に泊まったり、尻焼温泉で露天風呂に浸かってみるものまた素敵な思い出になるでしょう。


National Parks of Japan

白砂山 は 上信越高原国立公園 に含まれています。

 

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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