山ごはんにもぴったり! 人気の『ポリ袋レシピ』が超便利

ごはんも炊ける!? 『ポリ袋レシピ』
『ポリ袋レシピ』は、その名の通りポリ袋を使ったレシピ。料理家・川平秀一氏がプロの真空調理を家庭向けにアレンジした調理法です。2012年には著書「ポリ袋レシピ」が出版され、一躍話題に。“揚げない唐揚げ”や“ポークの香草パン粉添え”など、こんなものまで作れるの!?というレシピが並んでいます。
その方法は、ポリ袋に材料と調味料を入れて湯煎するだけ。炊飯からおかず作りまで、誰にでもできる手軽さが人気です。
『ポリ袋レシピ』のココがすごい!

①袋に入れて湯煎するだけなので超簡単
②油を使わず健康的
③袋の中で調理を完結するので、旨味や栄養素を逃しにくい
④いつもより少ない調味料でも味が浸みやすい
⑤1つの鍋で複数の調理が同時にできて時短になる
⑥ポリ袋の真空状態により煮崩れしにくい
⑦ポリ袋のまま冷凍保存ができる
⑧鍋や食器を汚さず、後片付けが楽ちん
⑨災害時の調理法としても役立つ
⑩ポリ袋は値段が手頃
いかがでしょう。登山のときに嬉しいポイントもたくさん見受けられますよね。山ごはんでも『ポリ袋レシピ』が活躍の予感です。
ただし、どのポリ袋でもいい訳じゃない!

袋のラップ「アイラップ」がおすすめ!
数あるポリ袋の中でも、『ポリ袋レシピ』におすすめの袋があるんです。それがこちらの「アイラップ」。
パッケージに“袋のラップ”とあるように、ラップのような使い方ができるんですね。さらに両サイドにマチが付いているので、色々な食材が入れやすいのもポイントです。

「アイラップ」はどこで手に入る?
アイラップは全国区商品。
ただ売上の75%が新潟、山形、富山、石川、福井に集中しているだけなの…。
一部地域限定の商品ではありません(;ω;)
すっごく便利なんだけどなぁ…。
応援してくれる人RTプリーズ… _(:3」z)_
#一般人の方が時々誤解しておられること #アイラップ #応援RTお願いします pic.twitter.com/jWvmJyIpND
— アイラップ【公式】 (@i_wrap_official) 2018年7月18日
公式twitterによると、「アイラップ」は全国区商品。しかし、地域によっては馴染みがないところもあるようです。
今回、編集部員が東京都23区内で探したところ、スーパーやドラッグストアを回り6件目でやっと「アイラップ」に出会うことができました。身近で見かけない場合は、ECサイトでも手に入ります。
このあと、編集部員が「ポリ袋」を使って山ごはん作りにチャレンジ!
本当に簡単に美味しくできる? 『ポリ袋レシピ』を山で試してみた!
登山でも『ポリ袋レシピ』が活用できるかどうかを実証すべく、「アイラップ」を使って、山ごはんの定番・カレーライスを作ってみることにしました。果たして、手軽に美味しい山ごはんが食べられるのでしょうか!?準備するものは5つだけ!

・アイラップ(ポリ袋):2枚(炊飯用/カレー用)
・米(無洗米):1合(180g)
・水:260㏄(炊飯用180cc/カレー用80㏄)
・具材:適量(たまねぎ・にんじん・じゃがいも・豚肉)
・カレー粉:適量
【ポイント】
米は洗わなくても30分ほど浸水しておけばぬか臭さはぬけるよう。今回は時短のために、無洗米を使いました。
家での下準備&持ち運びは楽ちん!


超簡単!? ポリ袋で炊飯&カレー作りスタート!


【ポイント】
水を張った鍋に袋をつけて、水圧で空気を抜くのが◎。熱で水蒸気が膨張した際に破裂するのを防ぐため、袋を縛るときは、口をねじって上の方で。


【ポイント】
災害時などで水の確保が難しいときは、雨水などでもよいそうです。


このあたりから想定外のことが…



ここで事件発生の大ピンチ!

原因は分かっていました。お腹がペコペコのところにごはんが炊けたものだから、はやる気持ちを抑えきれず火加減を強くしてしまったのです。鍋底の高温により、さすがのアイラップも破損。
【ポイント】
高温になる鍋底に触れると、ポリ袋が破損する恐れがあるので、鍋底にシリコン製の落し蓋を敷いておいたり、鍋の上に置いた箸にポリ袋を吊るすなどで接触防止ができます。


実食! 気になる出来栄えは?




【炊飯の失敗要因は?】
考えられるのは以下の点。
・袋に入れる水の量が少なかった
・袋の密封が不十分だった
・湯の温度が低かった
・カレーを入れたので途中で湯の温度が下がった
・普段は山ごはんを作らない編集部員Oがぶっつけ本番で作ってしまった
確かにポリ袋で手軽に山ごはんを作ることができました。しかしながら、ふっくら美味しいごはんを炊くには、コツを掴むまで「火加減」「水分量」「おかずとの同時調理」など様々な方法で試してみる必要がありそうです。また、クッカーのサイズやバーナーの種類でも出来上がりに差が生じるかもしれません。
クッカーが汚れないのは、かなり嬉しい!


【登山】ポリ袋レシピのデメリットは?
登山のときにポリ袋で山ごはんを作ることのデメリットを挙げるならば、炊飯にやや時間がかかること。アルファ米ならお湯を入れて15分、クッカーで炊飯すると15~20分。ポリ袋では30~40分必要なので、その分ガスの消費も増えてしまいそうです。とはいえ、ポリ袋さえあれば特別な道具は必要なく、持ち運びや後片付けの負担もなし。荷物の軽量化にも◎。同時調理に成功すれば時短にもなるので、一長一短。「面倒くさがり屋だけど、レトルトの山ごはんだと味気ない」そんな人におすすめの調理法ではないでしょうか。
山道具にも変身!「ポリ袋」は登山でも万能

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