寒~い日の山ごはんは、やっぱり鍋!
『寒い日はこたつでお鍋をつつくのが最高!』という方は多いかと思いますが、それは山でも同じ。頑張って登ったあと、あったかいお鍋を食べれば一気に幸せ! 冷え切った体に染み渡るお鍋は最高です。
冬山ならではの、時短テクニック満載!
今回は、YAMA HACKの公式インスタグラム『@yama_hack』で「山鍋企画」を開催。「#私の山ごはん」「#山鍋」のハッシュタグで集まった写真の中から、「美味しそうで真似してみたい!」と思うレシピを厳選させて頂きました!
ぽかぽかあったまるならこれ! キムチチゲ鍋
ぽかぽかあったまるキムチ鍋は、寒い日の定番!野菜をたくさん持ち運ぶときは、火通りを考えてジップロックで分けるのがおすすめです。 ビニール袋に入れてからジップロックに入れると、におい&水分漏れ予防になりますよ。
材料(分量は適量です)
・エバラプチっと鍋 キムチ味
・キムチ(コンビニの小さな使いきりサイズ)
・昆布だし、本だし(顆粒)
・ソーセージ
・スライスベーコン
・えのき、しいたけ、舞茸、しめじ
・玉ねぎ
・ニンジン
・にら、もやし、長ネギ
・秋田名物 だまこもち (まん丸のきりたんぽ)
・インスタントラーメン豚骨ラーメン細麺
作り方
【家での下準備】
①手で割いたえのき茸をスライスベーコンで巻いておき、ソーセージと共にジップロックに入れる。
②野菜類は火通りを考えて、下記のように分けておく。
☆玉ねぎ/ニンジン/長ネギ
☆しいたけ/舞茸/シメジのキノコmix
☆最後にのせるニラ/もやし
【当日】
①鍋に水を入れて沸かし、昆布だしと本だしを溶かす。
②家で下準備してきたソーセージ、えのき茸ベーコン巻をくわえる。
③軽く火が通ったらプチっと鍋キムチ味、他の野菜を火通り順にくわえる。
④最後にキムチとこだまもちを加えて蓋をしてひと煮立ちで完成。
@yukey110さんからのコメント
えのきのベーコン巻きがシャキシャキして食感のアクセントになるのでオススメ!
野菜は家でcutしていくので簡単です。もしくは、スーパーで買える『カット野菜 ミックスきのこ』が便利。
調理段階ごとに食材を分けておくのがいいです。〆は少し水を足して沸騰させたあと、ラーメンでどうぞ!
優しい味が、疲れた体にしみる…鶏白湯鍋
やさし~い味が人気の鶏白湯鍋。先ほどのキムチ鍋に引き続き、「プチっと鍋」の素が大活躍! 豆腐の代わりに高野豆腐にすることで軽量化、さらに、出汁を吸うので旨みもアップします!
材料(分量は適量です)
・豚肉
・高野豆腐
・白菜
・人参
・ネギ(写真では豚肉の下に隠れています)
・シメジ
・〆のうどん
・エバラのプチッと鍋 鶏白湯鍋の素
作り方
【家での下準備】
野菜、きのこ、高野豆腐は出発前に鍋にセットして時間短縮! 寒い雪山登山での停滞時間を短くできます。
【当日】
①鍋に水と鶏白湯鍋の素を入れ、沸かす。
②お肉を加えて完成。
@m.o.m.o_3さんからのコメント
具沢山にして栄養や彩りにも気を配りました。
クッカーは鍋と蓋代わりになるフライパンがセットになったスノーピークのヤエンクッカーを使いました。
具材を鍋に詰めて、上からラップをかけ、蓋をして収納袋に入れれば大丈夫です!
詰める具材は汁気や水分が無いものがいいかなと思います。
“時短鍋”といえば! ミルフィーユ鍋
時短の王様(?)と言ってもいいのがこの豚肉と白菜のミルフィーユ鍋!家でびっしりと詰めていけば、あとは火にかけるだけ、な簡単&おいしいレシピです。
材料(分量は適量です)
・白菜
・豚肉
・ネギ
・人参
・大根
・椎茸
・コンソメ
・塩
・お湯
・ブラックペッパー
・〆のラーメン
作り方
【家での下準備】
①お鍋に材料をミルフィーユ状に詰める。
②沸かしたお湯を水筒で持参して、冬山で凍えないよう時短。
【当日】
①持参したお湯を鍋に入れ、火にかける。
②煮立ったらブラックペッパーをかけて完成。
@nrk.24さんからのコメント
雪山でこれを食べるなんて最高…クリームシチュー
シチューは冬のごはんの代名詞! あったかクリームシチューを寒い冬山ですすれば、心も身体もぽかぽかになること間違いなしです。
材料(分量は適量です)
作り方
【家での下準備】
①肉と野菜は事前に炒めておく。
②沸かしたお湯を山専ボトルで持参する。
【当日】
①お湯とルー、炒めてきた野菜を煮込み、牛乳を投入。
②ぐつぐつしてきたらイタリアンパセリをくわえて彩りを出して完成。
@kenichiro_nakawakiさんからのコメント
厳冬期の剣山であったかいシチューが食べたくて作りました。
食事の際の停滞時間が一番冷えるので、肉、野菜は家で炒めて、お湯はTHERMOSの山専用ボトルに入れて少しでも時短できるように心がけました。
たまねぎはあめ色になるまでじっくり炒めて甘味を出します。にんじんはアスタリスクにくり抜いてアクセントに。バゲットにつけて美味しく頂きました。
このご馳走のために頑張れる! すき焼き
すき焼きなんて地上でもご馳走…。それを山で食べられるなんて、きつい道のりも頑張れそう! 豆腐と糸こんにゃくをクッションにして卵を持ち運ぶ上級テクニックがポイントですよ。
材料(分量は適量です)
・牛肉
・長ネギ
・椎茸
・えのき
・人参
・白菜
・焼き豆腐
・糸こんにゃく
・麩
・生卵
・うどん
・割下
作り方
【家での下準備】
①割下はペットボトルに入れておく。
②野菜はカットしておきジップロックへ入れる。人参は火が通りにくいので軽くレンジで加熱する。
③牛肉は昼頃に自然解凍されている程度に軽く凍らせて他の食材の保冷剤代わりにする。
【当日】
具材を入れて煮込めば完成。
@r244さんからのコメント
雰囲気を出すのに椎茸と人参は飾り切り。糸こんにゃくは結んで置くと取り扱いが楽かなと思います。
山なので汁は麩に吸わせたり〆にうどんを入れたりして残さず完食。
この時は年末の登り納め登山だったので熱燗とすき焼きで一年間無事に山に登れたことを感謝しながら頂きました。
ごろごろ野菜とお肉がポイント! ポトフ
バターとコンソメの洋風な味、ホッとしますよね。ごろごろ具沢山がポイント! しっかり栄養バランスも考えながら、お腹も満たされるポトフはいかがでしょうか。
材料(分量は適量です)
★じゃがいも
★ニンジン
★キャベツ
★玉ねぎ
★豚ブロック
★ソーセージ
・バター
・水
・味の素固形コンソメ
・塩こしょう
作り方
【家での下準備】
①事前に野菜と豚ブロックをカットしておき、★
②バターと塩こしょうは適量をラップに包んでこちらも一緒にジップロックへ。
【当日】
①アルミ鍋が温まったらバターと★を投入し、軽く炒める。
②水と固形コンソメを投入し、しばらく煮込む。
③野菜がやわらかくなったら塩こしょうで味を調えて完成!
@it.itorrさんからのコメント
とにかく荷物を軽くしたかったので、極力ゴミを出さないように材料は事前にカットして大きいサイズのジップロックでひとまとめにして持ち運びました。
鍋は使い捨てのアルミ鍋を使用し、帰りもそのままジップロックに入れて持ち帰れるのでリュックが汚れる心配もなくオススメです。
景色もごはんも欲張りたい! 大満足のお鍋はいかが?
寒い時期は、どうしてもあったかいごはんやスープが欲しくなるもの。辛い登山も、「あったかいお鍋が待っている!」と思うと頑張れそうですよね。基本的にお鍋は材料を入れて火にかけるだけなので調理もカンタン! むしろ家での事前準備、食材の持ち運びなどがポイントになってきます。山で美味しいごはんを食べるために、下ごしらえは手を抜かず! 色んな“山鍋”のレパートリーを増やして、ほっこり温まりましょう!
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!