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あの時着けていれば…後悔しても遅い!大怪我から身を守るMTBプロテクター

舗装されていない林道を走るマウンテンバイク(MTB)。爽快な走りの裏には常に怪我のリスクと隣り合わせのスポーツです。そんなMTB、走る時にはプロテクターをちゃんと利用してますか?転倒することも多く、腕や足、さらにハードなコースでは胸や脊髄の怪我につながることも。今回はプロテクター初心者向けに、プロテクターの種類や用途、おすすめのプロテクターを紹介します。自分のレベルにあったプロテクターを選び、怪我を予防しながらMTBを楽しみましょう!

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

怪我から体を守ってくれるMTBプロテクター

マウンテンバイクに乗っている画像

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オフロードをマウンテンバイクで走るのはスリリングで爽快感がありますよね。街中で走るのとはまた違った魅力にあふれています。ライディングの際、皆さんはしっかりプロテクターを装着していますか?プロテクターなしで走るのは大変危険です!

マウンテンバイクに乗る時、プロテクターは必要?

マウンテンバイクに乗っている人

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街乗りではプロテクターを付けている人はあまり見かけませんよね。しかしダウンヒルやクロスカントリー・パークなどで走る場合には、プロテクターが欠かせません!起伏に富んだ山道を走るので、転倒など怪我のリスクが高まるからです。

警視庁のデータを見てもわかるように、プロテクターを着用しない理由のトップに挙げられているのが「着用するのが面倒」というもの。年々プロテクターの認知度は上がっているものの着用しない人が多いのは、怪我のリスクがどこか自分とは無縁の世界のものだと考えてしまっているからでしょう。
競技によっては付けると動きにくいとも言われるプロテクターですが、体へのダメージを軽減するためには装着することが大事です。

プロテクターがないと大事故につながる危険性が!

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一歩間違えれば大事故につながる可能性も高いマウンテンバイク。では実際、二輪車ではどんな事故が多いのでしょうか?次の表をご覧ください。

頭部に致命的な損傷を受けてしまう事故が最も多いですが、それに続いて多いのがなんと胸部の怪我
これは、事故発生時にハンドルで胸や腹部を打ってしまい、肋骨や胸骨の骨折、さらにひどい場合には大動脈や心臓・肝臓など内臓までもを損傷してしまうからです。深刻なダメージを身体に受けると、最悪の場合死につながる可能性もあります。

こういった事故の具体的なデータはプロテクターがいかに大事かを克明に伝えてくれています。

プロテクターにはどんな種類がある?

では具体的に強い衝撃から体を守るプロテクターにはどういう種類があるのか見ていきましょう。一般的には、大きく分けると3つのプロテクターがあります。

▼セーフティージャケット
転倒したときなどに受ける大きな衝撃から脊髄や胸腹部といった体の重要な部位を保護します。

▼エルボーガード
転倒したときなどに受ける衝撃や擦り傷から、ひじを保護します。

▼ニーガード:
転倒したときなどに受ける衝撃や擦り傷から、ひざを保護します。

セーフティージャケット

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まず初めにセーフティージャケット。怪我防止のために、一番着用をおすすめしたいプロテクターです。
中に着るインナータイプや外に着るアウタータイプ、インナー・アウター兼用タイプ、上半身全部をガードするタイプなど、色々な種類があります。タンクトップのような腕が付いていないタイプを着用する場合は、エルボーガードも一緒に使いましょう。

エルボーガード

ひじを保護するエルボーガード。セーフティージャケットに一緒についている場合もあります。
アジャストベルトや伸縮素材によってひじにフィットさせて使用し、クッションのパッドがひじを保護します。パッドの外側がハードシェルとなっているタイプもあり。メッシュ素材や通気孔によって通気性もあります。

ニーガード

ニーガードには、膝だけを保護するものをはじめ、膝とスネをカバーする長さのタイプやパンツタイプになっているもの等、様々な種類があります。
エルボーガード同様に、アジャストベルトや伸縮性のある素材で膝にフィットさせ、パッドのクッションがひざを保護してくれます。
重要なポイントは、ペダルを漕いでいるときに動きやすくズレにくいかどうか!

利用する場所によっては、レンタルすることも可能!

プロテクターは個人で全てを用意しておく必要があるわけではなく、ツアーなどを利用する場合はツアー代金に含まれている場合もあります。また、プロテクターだけレンタルをすることも可能で、相場はおよそ500~1,000円程度です。

プロテクターの種類・素材って?

プロテクターには様々な素材が使用されています。ここでは、素材別のメリットやデメリットを把握してプロテクターを選ぶ際の判断基準にできるよう、各素材の特徴を解説していきます。

安全規格「CE規格」をチェック!

CE規格とは、EU圏内の国で定められたプロテクターの安全基準のことをいい、衝撃吸収能力の高さでレベル1と2にクラス分けされています。防護能力はレベル1よりも2の方が高くなっています。

部位によって認定基準となる衝撃吸収力の合格ライン等が違っており、ただ一つのCE規格があるわけではなく、規格の内容が細分化されています。その細分化された各規格の中で能力に応じてレベル1・2に分かれているイメージです。

・EN-1621-1(レベル1・2)
胸部だけでなくひじや膝、肩等も含め、プロテクター全般を扱う安全基準です。

・EN-1621-2(レベル1・2)
脊椎プロテクター用の基準です。

・EN-1621-3(レベル1・2)
オンロードやオフロードといった用途を限定せず、胸部プロテクター全般に対して定められた基準です。

汎用的な規格であるEN-1621-1の胸部プロテクターもありますが、EN-1621-3の胸部プロテクターの方が防護能力は高くなっています。

・EN 14021
飛び石等から胸を守るためのオフロード用胸部プロテクター基準です。オンロードでの高速走行による事故も想定しているEN-1621-3の方が防護力は高いです。

CE規格についてもっと詳しく知りたい!という方はコチラ

プロテクターにはいろいろな素材が

プロテクターに使用される素材は、プラスチック・瞬間硬化素材・ウレタンと大きくわけて3種類あります。ウレタンはさらに、ソフト・ハード・高吸収タイプの3つに分かれ、特徴がそれぞれ違っています。

▼プラスチックタイプ
プラスチックタイプのプロテクターは、ウレタンにプラスチックを縫い付けています。耐貫通性が求められる胸部のプロテクターでは主流の素材です。古い製品も多いため、CE規格未取得の製品もあるため注意。

メリット安くて軽い
防御力が高め(CEレベル1相当)
デメリット柔軟性に欠ける
着心地はあまり期待できない
収納性は低い

 

▼瞬間硬化タイプ
通常時は柔軟性がありますが、衝撃を受けると硬くなるハイテクな素材。

メリット防御力がとても高い(CEレベル2をクリアしたものが多い)
薄くて柔軟性がある
着心地は快適
デメリット値段が高い

 

▼ウレタンタイプ
ウレタンタイプのプロテクターには、「ソフト・ハード・高吸収」の3タイプがあります。

ソフトメリット柔軟性に優れる
軽く、値段が安い
デメリット防御力が低め
ハードメリット防御力が高い(CEレベル1をクリアしたものが揃っている)
とても軽く、適度な柔軟性がある
コストパフォーマンスに優れる
デメリット
高吸収メリット防御力がとても高い(CEレベル2をクリアした製品もラインナップ)
柔軟性に優れており、脊髄パッドに適している
デメリッ

やや重量がある
値段が高い

 

上半身全体を守る《セーフティ―ガード》

まずは胸や脊髄の損傷からも守ってくれる上半身用のプロテクターを紹介します。基本的に1万円を超える少し高価なものも多いですが、命を守るためにしっかり着用してください。ここで紹介するタイプのプロテクターはレンタルには付いていないことが多い点にも留意が必要です。

洋服の下に着用。インナータイプ

▼コミネ アーマードトップインナー
ジャケットの下に着用する長袖インナータイプで、胸と脊髄はもちろん、ひじや肩にもプロテクターを内蔵。吸汗性や伸縮性に優れたクールマックス採用で夏場の着用感もGOOD!メッシュ素材で防風性は無いため、肌寒い季節は上に羽織るものが必要です。

コミネ アーマードトップインナー

参考価格:14,000円 (税抜)
サイズ展開:S、M、L、XL、2XL
素材:ポリエステル
カラー:全1色
重量:862g

▼56デザイン インナープロテクター
ジャケットの下にベストを着るように着用可能なタイプなので、ジャケット自身にプロテクターを装着できない場合もさっと着られて安心!胸と脊髄にハードタイプのプロテクターがセットされています。吸汗速乾性や伸縮性を備えた素材により着用感も◎。

56デザイン インナープロテクター

参考価格:13,824円(税込)
サイズ展開:S-M、L-XL
素材:ハードタイプ
カラー:全1色
重量:998g

洋服を変えてもOK!上から着用するプロテクター

▼コミネ スプリームボディプロテクター
体の動きに追従可能なプラスチックシェルを胸部と脊髄に採用したプロテクターで、服の上から着用します。胸部には男性サイズと女性サイズで異なった形状のシェルが使われています。

コミネ スプリームボディプロテクター

参考価格:5,500~7,500円 (税抜)
サイズ展開:Ladies’、M、L、XL、2XL
素材:ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル
カラー:全1色
重量:839g

▼フォックス オフロードプロテクター タイタンレースサブフレーム
もたつきを劇的に軽減したコンパクトな肩が特徴的なベスト型プロテクターで、肩や腕の動きを妨げません。脊髄部分にはCEレベル1認証のプロテクターを内蔵し、胸部には硬質プラスチック製パネルを装備。ウエストは調節可能で、ジャージの下に着用も可。

フォックス オフロードプロテクター タイタンレースサブフレーム

参考価格:21,600円(税込)
サイズ展開:S/M、L/XL
素材:硬質プラスチック
カラー:全1色

見た目はジャケット。でもしっかりガード!

▼コミネ JK-126 エアストリームメッシュジャケット
一見すると至って一般的なジャケットですが、胸部・脊髄・肩・ひじと、これ一枚で上半身をしっかりガード!また、通気性や防風性、透湿防水性、保温性などに特化した別売のオプションライナーで一年中使うことができます。

コミネ JK-126 エアストリームメッシュジャケット

参考価格:18,000円(税抜)
サイズ展開:S、M、L、XL、2XL、3XL、4XL、5XLB
素材:ポリエステル
カラー:全2色
重量:1,500g

▼コミネ JK-579 プロテクトソフトシェルウィンターパーカー
マウンテンパーカーのようなおしゃれなデザインが特徴的です。上半身の主要な部位である胸部・脊髄・肩・ひじをプロテクターで保護。フードや保温インナーの着脱が可能で、ベンチレーションも備えています。防風性がしっかりしているところもポイント。3シーズン着回し可能な一着です。

コミネ JK-579 プロテクトソフトシェルウィンターパーカー

参考価格:23,500円 (税抜)
サイズ展開:WM、WL、M、L、XL、2XL、3XL、4XL、5XLB
素材:ポリエステル(TPUラミネート)
カラー:全7色

足のケガ防止には《二―ガード》

ひざに取り付けるニーガードのおすすめ商品を紹介します。服の下に装着できるタイプと服の上から装着するハードタイプに分かれます。ニーガードを選ぶときは、ペダリング時もズレたりせずに脚を動かしやすいかどうかを確認しておきましょう。

洋服の下に装着できるインナータイプ

▼ダイネーゼ トレイルスキン ニーガード
6mmという薄さにもかかわらず、ハードプロテクターと同じ安全基準をクリアしています。とても柔らかいので膝の形状にフィットさせやすく、通気性を備え着け心地も◎。

ダイネーゼ トレイルスキン ニーガード

参考価格:10,800 円(税込)
サイズ展開:S、M、L、XL
素材:'Crash Absorb'と'Pro-shape'の組み合わせ
カラー:全7色

▼RSタイチ ニーガード
衝撃吸収に優れ、CE基準をクリアしたハードタイプのプロテクターを採用。防御力が高いのが特徴です。フィット感も抜群で、デニムパンツの下にも着用できますよ。

RSタイチ ステルス CE ニーガード TRV045

参考価格:4,900 円(税抜)
サイズ展開:M、L
素材:ポリエステル・ポリウレタン・ポリエチレン
カラー:全1色

洋服の上からつけるハードタイプ

▼フォックス タイタンスポーツ ニーシンガード
膝とすねの2ヶ所に分かれた構造をしており、装着は伸縮性のあるストラップで固定します。ベルクロでフィットの調節もでき、シンプルな構造によって着脱が簡単なプロテクターです。

フォックス タイタンスポーツ ニーシンガード

参考価格:4,400円(税抜)
サイズ展開:フリーサイズ
素材:ソフトバイオフォーム
カラー:全1色

▼シックスシックスワン コンプニー
外側はハードカップに覆われ、内側にはEVAフォームを入れて衝撃を緩和する作りに。装着時のムレにも強く、軽い着け心地を実感。価格も他のモデルに比べリーズナブルなので、いきなり高価なものを手にするのに躊躇いのある人にも最適です。

シックスシックスワン コンプニー

参考価格:3,218円(税込)
サイズ展開:S、M、L
素材:ポリプロピレン、EVAフォーム
カラー:全1色

腕を守る《エルボーガード》

ここではひじを守るエルボーガードのおすすめ商品を紹介します。ジャケットタイプの様な上半身全体を守るプロテクターを着用する際はエルボーガードを使わないことに注意してください。ニーガード同様、服の下に着用できるタイプと服の上から着用するハードタイプに分かれています。

洋服の下に着用できるソフトタイプ

▼RS TAICHI ステルスCEエルボーガード
激しい動きでもズレにくく、服の下に着用しても違和感ない薄型プロテクター。肘の裏側にはメッシュ使用で通気性も抜群!

RS TAICHI ステルスCEエルボーガード

サイズ:フリーサイズ
素材:ポリエステル・ポリウレタン

▼コミネ サポート エルボーガード
CE基準をクリアした合成ゴム製をプロテクター素材に採用したモデルで、ジャケットの下に収めやすいエルボープロテクターです。合成ゴムのため、リュックに収納しやすいところも魅力です。

コミネ SK-637 CE サポートエルボーガード

参考価格:4,500円(税抜)
サイズ展開:フリーサイズ
素材:ポリエステル・合成ゴム
カラー:全1色
重量:240g

洋服の上からつけるハードタイプ

▼フォックス ランチプロ エルボーガード
強度がありクッション性に優れているネオプレーン素材をボディに採用しているエルボーガードで、ひじに当たる部分は柔軟性のあるケブラー素材のカップで覆う形のつくりとなっています。

フォックス ランチプロ エルボーガード

参考価格:7,668円(税込)
サイズ展開:S、M、L
素材:ネオプレーン素材、ケブラー素材
カラー:全1色

▼フォックス タイタンレース エルボーガード
バイオフォームプラスチックを素材に、二の腕からひじにかけてをカバーするエルボーガードです。伸縮性のあるストラップによって固定。シリコンプリントが内側に施されているので、走行中のガードのズレも抑えてくれます。

フォックス タイタンレース エルボーガード

参考価格:7,344円 (税込)
サイズ展開:S/M、L/XL
素材:バイオフォームプラスチック
カラー:全1色

▼シフト エンフォーサー エルボーガード
衝撃吸収プラスチックシェルでつくられており、ライディング中も腕の動きをサポートしてくれるプリカーブ形状となっています。裏側には通気性の良いパッドを配置、クロス形状のストラップで固定もばっちり。

シフト エンフォーサー エルボーガード

参考価格:4,536円(税込)
サイズ展開:ワンサイズ
素材:プラスチック
カラー:全1色

グローブも一緒に探そう!

全身しっかりガード出来たら、最後はグローブも!先端のない指切グローブから、冬におすすめの防風性のあるグローブまで多種多様。シーンに合わせて選びましょう。

フォックス パウテクター グローブ

【カラー】ブラック、ブルー、イエロー、ネイビー/レッド、パープル
【サイズ】S、M、L、XL
【素材】ストレッチ性Cordura素材、ネオプレーン、手のひら:クラリーノ素材、指のまち:ストレッチメッシュ

▼グローブについての詳細はこちらをチェック!

プロテクターを付けて安心安全のマウンテンバイクライフを!

出典:PIXTA

マウンテンバイクを安全に楽しむためにプロテクターは欠かせません!スリリングで爽快感ある走りの裏には常に危険が潜んでいるということを意識しましょう。今回紹介した各部位のプロテクターを参考に、是非一式取り揃えてください。購入の際はCE規格にも目を配り、防護能力についてもチェックしておきましょう!