マウンテンバイクに乗る時、グローブって必要?
冬用の手袋など、誰でも一つは手袋を持っていますよね!マウンテンバイクを乗る時に、自分の持っている手袋でも使えるのかな?と思う人も多いのではないでしょうか。でも、安全に楽しくマウンテンバイクを乗るためには、自転車専用のグローブを使うのがおすすめです!
グローブを使ったほうがいい、4つの理由
1.雨や汗で手が滑らない
暑い時期は、手が汗をかいたり体から汗が滴り落ちてきます。その汗がハンドルを握る手に落ちて濡れてしまうと、手が滑ってハンドル操作を誤り転倒してしまう可能性が!また、急な雨でグローブが濡れてしまう時も同じです。自転車用のグローブは汗を拭くのに適した素材が使われていたり、滑りにくい素材が使われています。
2.怪我防止
転んだ時の痛みを避けるために、咄嗟に出てしまうのが「手」。マウンテンバイクで転倒してしまった際に地面に手をつくと、怪我をしてしまう恐れがあります。グローブには衝撃を和らげるパッドが入っているものも多く、怪我防止におすすめ。
3.防寒対策
気温が低い時期のサイクリングで、冷たくて感覚のない手でハンドル操作をするのはとても危険。冬におすすめのグローブには防風性のある素材が使われていたり、内側に保温性の高い素材が使われているため、暖かさが違います。
4.紫外線防止
1年間通して紫外線は夏が最も強くなりますが、日焼けを気にするなら春秋冬も紫外線対策が必要です!肌を露出しやすい顔や腕以外に、ハンドルをつかんでいる手も紫外線を防ぎたいところ。日焼けUV対策が施されたグローブを使うことで、紫外線の吸収を防止します。
街用の手袋とはどう違う?
普段使っている街用手袋にはない機能がグローブにはたくさんあります!適度な摩擦でハンドルを握りやすく細かい操作をしやすくするため、滑りにくい丈夫な素材や縫製方法が施されていたり、雨の侵入を防いで手の蒸れを発散させる機能も。長時間のサイクリング向けに作られています。
バイク用グローブでもいい?
バイク用グローブは使用NGという事はありません。しかしバイクはマウンテンバイクに比べて走行速度が早いため、生地が厚く風を通しにくい作りになっています。一方マウンテンバイク用のグローブは冬用以外は比較的生地が薄く、全身運動による手の蒸れを軽減して滑りにくいグローブに。指先の操作がしやすいのも特徴です。
MTB用やロードバイク用など、自転車の種類ごとにグローブは分かれているの?
分けて販売されていることもありますが、基本的にはどの手袋を使っても支障はありません。しかし、使用する自転車やシーンに合わせて操作性や衝撃の大きさなどが変わってきますので、状況に合わせて選ぶことが大事です。
サイズは?素材は?グローブの選び方
ハンドルをしっかり握るには、手の大きさに合ったサイズを選ぶことが大切です。そして、寒い冬に乗るかそれ以外の季節に乗るか、速く走るかゆっくり走るかなど、シーンで使い分けるのがおすすめ!それでは、サイズの測り方から見てみましょう。
①サイズの測り方は?
手のサイズの測り方は「手長」と「手囲い」の2箇所。メジャーがずれないように測りましょう!
手長:中指の先から手首の一番上のシワまでを測ります。(指ぬきタイプは画像Ⓑの長さ・ロングタイプはさらに中指の長さ)
手囲い:親指以外の手のひらの周囲をメジャーで測ります。(画像Ⓐと©を一周した長さ)
②季節によって、種類を使い分けよう!
季節ごとの自転車専用グローブは、「春から初秋用」と「冬用」に分けられます。それぞれの特徴をふまえて使い分けましょう!
春~秋:暖かい季節には指先のない指切グローブが最適!グリップ力に優れて、蒸れにくいグローブを選びましょう。親指の一部に汗拭きがあるものが便利。日焼けが気になる人は、指先まで覆う薄手素材のロンググローブがおすすめです!
冬:冬用のグローブは防寒性を重視した素材で、生地が厚手。その中でも極厚から春先まで使える適度な厚さがありますが、操作性をさまたげない厚さのグローブで、手首からの冷気が入らないよう丈の長いロンググローブがよいでしょう。
③パッドは必要?厚め・薄めはシーンに合わせて!
デコボコ道や歩道の段差など地面から手に伝わる振動を吸収するパッド。クッション性が高い厚めのパッドはハンドルに体重をのせてゆっくり走りたい人に、薄めのパッドは前傾姿勢で速く走りたい人におすすめです。
ではおすすめのグローブを、指切グローブ・ロンググローブに分けて紹介していきます!
汗をかく時期におすすめ!先端がない「指切グローブ」
先端がない指切グローブは、ブレーキやギアチェンジなど細かいハンドル操作がしやすいのが特徴。春から初秋にかけて長期間使えますが、少し肌寒い時期用と暑い夏用、天候により複数のグローブを使い分けるのがおすすめです!
極厚フォームパッドで衝撃吸収!カステリ グローブ
快適さを重視したグローブ。親指に付いているやわらかい肌触りが特徴のマイクロスエードで汗を拭くことができ、甲にはメッシュ素材で通気性を確保。手のひら側はクッション性に優れた極厚パッドと合成スエードで、グリップ力抜群です!
防滑シリコンで高いグリップ力!シマノ クラシック グローブ
ハンドルを持つ手を解剖学的に調査し、手の負担は軽く、かつ快適に使えるようなデザインを採用。グローブが外しやすい指抜きループが付いています。UPF50+で紫外線対策もバッチリ!
シマノ クラシック グローブ
【サイズ】S-XL、WS-WL
【素材】手のひら側: ポリエステル100%、手の甲側: ポリアミド70%、ポリウレタン15%、ポリエステル11%、綿4%
街でも使えるカラーリング!リンプロジェクト サイクルメッシュグローブ
手のひら側の羊皮はグリップ力が良く、使うほどになじみます。衝撃吸収パッドで手の負担を和らげ、通気性の良い甲側のコットンメッシュ素材で、長時間のサイクリングも快適!
リンプロジェクト サイクルメッシュグローブ
【サイズ】XS、S、M、L、XL
【素材】甲:綿100%、掌:羊革、衝撃吸収材
コスパ重視ならコレ!ゴリックス サマーメッシュ ジェルパッドグローブ
着脱はベルクロ式で手首周りのフィットが高いグローブ。甲側は通気性の良いメッシュ素材。爽やかなタオル生地で汗を拭くことができ、汗をかいた手でも外しやすい指抜きループ付き。肉厚ジェルパッドは柔らかく、自転車の種類を選ばず使えます!
寒い時期は「ロンググローブ」!でも暖かいだけじゃダメ
寒い冬にはグローブが必須!しかし、冷たい空気の中を走っているとだんだん体も熱くなり、グローブの中も次第に蒸れてきます。冬のグローブは防寒対策が必須ですが、各メーカーでは防風性や通気性など冬でも快適に使えるグローブをそろえています。
暑い時期におすすめ!モンベル ステンレスメッシュ グローブ
太陽の光と熱を遮断するステンレスメッシュ素材を甲側に使用。また、手指の動きを妨げない伸縮性の高い生地を甲側と指のサイドに使用することで、快適なサイクリングが楽しめます!
モンベル ステンレスメッシュ グローブ
【サイズ】XS、S、M、L、XL
【重量】39g
【素材】甲:ポリエステル(ステンレススパッタリング加工)、手のひら:合成皮革 、親指甲:ポリエステル
先進3D構造で快適なフィット感!シマノ ウィンドストッパー® サーマルリフレクティブグローブ
自分の体から発する熱を利用してグローブの中を温める、メタリックサーマルテック機能を採用。また通常の撥水加工より優れた耐久撥水加工で湿気や風による手の冷えを防いでくれる、冬のサイクリングにおすすめのグローブ!
シマノ ウィンドストッパー® サーマルリフレクティブグローブ
【サイズ】S、M、L、XL
【素材】手のひら側:エラスタン20%、ポリエステル80%、手の甲側:ポリエステル60%、ポリアミド23%、クロロプレンゴム13%、エラスタン3%、ラバー1%、裏地:ポリエステル57%、ポリアミド36%、エラスタン7%、アルミニウムプリント
高い防風性・透湿性で暖かさキープ!ゴア® バイク ウェア ユニバーサル ゴア®ウィンドストッパー® グローブ
風を防いで湿気を発散して快適な状態を保つゴア®ウィンドストッパー®素材を使用!手に負担のかかるところを補強し、指先はシリコンコーティングでグリップ力を高くしています。
ゴア バイク ウェア ユニバーサル ゴア®ウィンドストッパー® グローブ
【サイズ】S,M,L,XL
【素材】手のひら 1 (PTEE メンブレン採用): 100% ポリエステル、背面 (Windstopper メンブレン): 92% ポリエステル, 8% エラスタン (スパンデックス)
摩擦に強く丈夫!プロも使うフォックス パウテクター グローブ
前モデルからの改良で、伸縮性に優れて高い強度をもつストレッチコーデュラ®を甲側に使用。手のひらは本革に近い人工皮革のクラリーノで、しなやかで軽くグリップ力が向上したグローブです。
フォックス パウテクター グローブ
【サイズ】S、M、L、XL
【素材】ストレッチ性Cordura素材、ネオプレーン、手のひら:クラリーノ素材、指のまち:ストレッチメッシュ
マイナス10度までOK?!シマノ エクストリームウインターグローブ
伸縮性の高いポーラテックパワーストレッチ素材のインナーグローブが付いて、天候の変化により取り外し可能!保温性を重視した厚手のグローブですが、ハンドルを握りやすい立体的なデザインで動きを妨げません。
シマノ エクストリームウインターグローブ
【サイズ】S、M、L、XL
【素材】手のひら側と裏地:ポリエステル、エラスタン、ポリアミド、手の甲側:ポリエステル、ポリアミド、クロロプレンゴム、エラスタン
グローブを付けて外の世界を楽しもう!
ちょっとした段差や小石でも、ハンドルを持つ手に振動が伝わります。また常に上半身の重さが手に乗るので、手が疲れてしまいます。せっかくのサイクリング、流れる景色を堪能できないのは悲しいですよね。サイクリングを有意義に、そして安心して走れるように、自転車専用のグローブを付けましょう。