実は頭部が圧倒的多数・・・転倒時に身を守るマウンテンバイクヘルメットの選び方
自分のスタイルに合ったヘルメットを選ぼう!
クロスバイクやロードバイクなど自転車には様々な種類があり、それぞれ使い方やシチュエーションが異なります。ヘルメットも同様に、それぞれの用途に合わせて設計されいるので、形の違いや特徴があります。自転車用ヘルメットは大きく分けてロード、マウンテンバイク、ダウンヒル、BMXと4種類あるので、自分のスタイルに合わせて選びましょう!
マウンテンバイクヘルメットの特徴
上記の画像はマウンテンバイク用とロードバイク用を比較したものです。マウンテンバイク用ヘルメットは、以下の特徴があります。
- 【バイザー】
- トレイルやクロスカントリーなど、山を走る場合に、木の枝などを防ぐためバイザーが付けられるようになっています。メーカーによって異なりますが、大半のモデルが角度の調節や取り外しが可能です。
- 【面積】
- ロードバイク用ヘルメットに比べて後頭部までしっかり覆われた設計。自転車パーツは「軽さ」が求められることが多いですが、ヘルメットの一番大切な「安全性」をより追求した形になっているのです。
高価なモデルは何が違う?ヘルメットの価格の違い
自分の頭の形に合うものを選ぼう!
ヘルメットを選ぶ上で、最も重要なことは、自分の頭に合っているかどうかです。どれだけ高いヘルメットを買っても、自分の頭にフィットしていなければ性能は発揮されません。ヘルメットのサイズ感はメーカーによって異なるので、試着することをおすすめします。自分にぴったりのヘルメットが見つかったら、そのモデルの好きなカラーを選びましょう!
トレイルやクロスカントリーにおすすめ!バイザー付きヘルメット7選
OGK KABUTO(オージーケーカブト)
自転車やバイクのヘルメットを製造する日本メーカー。子供からプロ用まで、様々な種類のヘルメットを製造しています。国内メーカーということもあり、日本人の頭にフィットすること多いです。
■FM-8
後頭部までしっかりとガードしながら重量は295gと軽量。フロントバイザーは着脱可能で通気性にも優れています。大きめのインナーパッドを計5つ装着することで、ソフトなフィット感も実現。通勤や通学はもちろん、ハードなスポーツライディングまで対応したオールラウンドなヘルメットです。価格もリーズナブルなのでライトユーザーにおすすめです。
GIRO(ジロ)
創業30年以上のアメリカのメーカー。ヘルメットだけでなくシューズ・グローブも製造しており、多くのトップライダーから支持されています。
■CHRONICLE MIPS
- コンパクトながら後頭部まで幅広くカバーするデザイン。ダイヤル操作で簡単にフィット感を調整可能で、ゴーグルとヘルメットカメラにも対応。トレイルライドに必須の性能とプロテクションを備えたヘルメットです。クロスカントリーなど、街乗り以外を考えている人におすすめです。
■MONTARO MIPS
- こちらは上位モデルで、よりフィット感と通気性に優れ、抗菌性のパッドが汗をしっかり吸収してくれます。バイザーはリフトすることでゴーグルにも対応。さらにカメラマウントも付属しているで、好みのカメラやライトを簡単に着脱できます。少々お値段は高いですが、あらゆるシーンに対応しているヘルメットです。
BELL(ベル)
1954年創業のアメリカにある老舗メーカー。ヘルメット専業として築き上げてきたノウハウと本社内に併設された実験施設を持ち、高い品質を実現するヘルメットのトップブランドです。
KASK(カスク)
自転車、スキー、登山、建設現場など、様々な分野のヘルメットを製造するイタリアメーカー。2004年創業と比較的新しいですが、高い品質を誇ります。他社にない個性的なデザインが魅力のメーカーです。
■REX
- 後頭部から側頭部までしっかりガードしながらも軽量に仕上げられています。ダイヤル調整で高いフィット性を実現、インナーパッドは取り外して洗濯可能。フロントにはライトやカメラを取り付けられるマウントが備えられ、幅広いアクティビティーに対応しています。デザイン性を求めている人におすすめです。
mont-bell(モンベル)
日本の総合アウトドア用品メーカー。自転車以外にも、登山用とパドルスポーツ用ヘルメットも手掛けていて、様々なアクティビティのノウハウを持っているメーカーです。
■トレールライドヘルメット
- 日本人の頭部形状に合わせて、後頭部までを保護するよう設計。不快な蒸れを軽減するベンチレーション、枝よけ効果が高い長めのバイザーを装備しています。別売りの「ヘルメットカバー」を装着するとヘルメット内への雨の侵入を防止できます。街乗りからトレイルまで使いやすいモデルなので、ライトなユーザーにもおすすめです。
ダウンヒルをやるならこれ!フルフェイスタイプのおすすめ3選
OGK KABUTO(オージーケーカブト)
■IXA-MAGIC
- 優れた重量バランスで軽快製の高いフルフェイスタイプ。インナー、チーク、あごひもカバーは全て脱着が可能。サイズ調整スポンジやスペアの備品も同梱されていて、フルフェイスタイプの中では比較的お求めやすいお値段が魅力。これからダウンヒルを始める方におすすめです。
OGK KABUTO(オージーケーカブト) IXA MAGIC
重量:970g(M/Lサイズ)
カラー:2色
GIRO(ジロ)
■SWITCHBLADE MIPS
- 着脱式のチンバー(あごの部分)を備えたフルフェイスヘルメット。シーンに合わせて使い分けができることが最大の特徴です。 安全基準をクリアしつつ軽量化、耐久性、通気性に優れた設計で、バイザーは3段階調整、ゴーグルにも対応。カメラマウントも付属していますので、アクションカメラで撮影をしたい方におすすめです。
BELL(ベル)
■SUPER DH MIPS
- 最新のテクノロジーを搭載した高級モデルです。取り付け外しの可能なリムーバブルチンバーと際立つデザインが特徴 。チンバーを着けてダウンヒル、チンバーを外してトレイル、マウンテンバイクを使い倒すハードなユーザーにおすすめです。
ヘルメットを安全に快適に使うために、取り扱い方の注意点
実は壊れやすい?!自転車用ヘルメットの構造
自転車用ヘルメットは転倒した場合に、シェル(外側)やライナー(内側の衝撃吸収材)が凹んだり、破壊されることによって衝撃エネルギーを吸収し、被害を軽減する構造になっています。そのため、ヘルメットを落としたり、ぶつけてしまうと凹んでしまうことがありますので、取り扱いは丁寧に!
ヘルメットの使用期間の目安は使用開始から「3年」
ヘルメットは屋外で使用するため、紫外線や雨、土などにさらされます。さらに、自身の汗や皮脂なども吸収しており、それらが要因で徐々に材質劣化が進行します。そのため、長く使用しているヘルメットでは十分な保護性能を発揮できない恐れが出てくるので、3年を目安に交換するようにしましょう。また、転倒して頭部を打ったにもかかわらず、ヘルメットの外観に損傷がみられない場合でも、内部のライナーが損傷している可能性があるので、そのまま使用せず買い替えましょう。
ヘルメットは必需品!安全に配慮してマウンテンバイクを楽しもう
マウンテンバイクはママチャリに比べ、スピードを出すことができ、悪路も走ることができます。性能が高い反面、落車したときの深刻度は高まるリスクを伴っています。安全性を高めるためにもヘルメットの装着を強くおすすめします。マウンテンバイクをもっと楽しむために、この機会に自分に合ったヘルメットを探してみてはいかがでしょうか。