足首サポーターの種類と選び方
登山や運動中に多い足首の怪我。体重を掛けた瞬間にグキッと捻ってしまうことも。特に過去に足首を捻挫したことがある人は、再発の恐れが高いといわれています。今回は、怪我の予防、再発の防止に役立つ足首サポーターの種類から選び方、Q&Aを紹介します。
足首サポーターはどうして必要なのか?
サポーターの役目は怪我の予防と再発の防止にあります。足首を固定する商品にはテーピングもありますが、これは怪我をした直後の応急処置で、患部の圧迫固定に使われる場合が多いです。予防や再発防止には、誰もが簡単に使用でき、固定力の種類が多いサポーターがオススメです。
足首サポーターの種類
サポータを必要とする場面は日常使いや運動時など、人によって様々です。そのため、固定力が弱いものや強いもの、装着方法は履いて着用するものやストラップで巻きつけるものなど、多くの種類が発売されています。まずはサポーターの使用シーンをイメージしましょう。
足首サポーターの選び方って?
使用シーンをしっかりイメージできたら、次は用途に合った最適なサポーターを選びます。日常使いやバスケットボールなどの足首に負担がかかるスポーツでは固定力の高いものが向いていますが、その他のスポーツや登山で使う場合は、ほどほどに可動域があるモデルがオススメです。さらに、通気性なども考慮して商品を選ぶと良いでしょう。
運動中でも軽くてつけやすい足首サポーター
ストラップがついていないタイプは薄手が多く、靴を履く場合も影響が少ないです。スポーツや日常使いなど様々なシーンで使えます。
スポーツや登山にオススメの足首サポーター
登山やバスケット、サッカーなどの靴を履く時に邪魔になりにくい薄手でサポート力もあるモデルを紹介します。
■ザムスト ボディーメイト 足首
縫い目が少なく衣服とのかさばりが気になりにくいタイプ。固定力が強いわけではありませんが、足裏や足首をサポートしてくれるので、軽い運動や日常の生活でつけやすいモデルです。
■ファイテンサポーター 足首用 ミドルタイプ
靴下のように足を入れて履くタイプで、ソフトな拘束力を提供します。また、着用しても普段通りに靴が履ける薄い素材なので、毎日の使用でも目立つことはありません。足首の怪我の予防にぴったりです。
■ファイテン スポーツサポーター 足首用
元スポーツ選手が開発に加わるスポーツ専用商品。伸縮性に優れる素材を採用しており、足首をしっかりサポートしながら、動きを妨げません。通気性を高める加工を施し、長時間の使用でも快適さを提供します。
■バウアーファインド マレオ TRAIN
スポーツ時の着用を考えられて作られたニット編みが特徴。抜群の通気性で激しい運動時も快適な着用を約束します。足首をサポートするのはくるぶし付近を挟み込む2枚のパッド。これは運動中に足首をマッサージする独自の機能も持ち合わせています。
日常でつけやすい足首サポーター
日常生活の中で長時間つけていても違和感の少ないモデルを紹介します。
■ザムスト FA-1
ザムストのラインナップの中で、優しいサポート力が特徴。薄くて通気性に優れる素材を使用していて、普段遣いの靴を履くことが可能です。動きにフィットする立体縫製、圧迫力の調整が可能など工夫が施されています。
■ファイテンサポーター 足首用ソフトタイプ
一枚のベルトを足首の上部で交差させたデザイン。足首をサポートしながら土踏まずのアーチを持ち上げる機能もあるため、長時間の行動時に疲労軽減が期待できます。極めて薄い素材を使用しているので、普段使いに最適です。
■パテックス機能性サポーターハイグレードモデル 足首用
サポートタイツのCW-Xを手がけるワコール社と共同開発。足首周辺だけでなく、足裏の土踏まずの筋肉もサポートすることで、安定性を高めながら足の疲労も軽減します。非常に薄い吸汗速乾の素材で作られており、快適で違和感のない着心地です。
■バンテリンサポーター 足くび用
特許技術が採用されていて、足首を固定する∞型のテーピング構造や土踏まずを持ち上げることで、長時間の歩行でも疲れにくくする構造。最大の特徴。着用時のズレ上がり、ズリ下がりを防ぐ構造も備えています。
■bonbone シンプルエイト
足首全体を安定させるテーピングの巻き方にフィギュアエイトがあります。これを再現する補助ベルトを付属することで、誰でも簡単に足首の安定性を高めることを可能にしました。薄くて伸縮性に優れる本体は、履くだけで簡単に装着することができます。
■bonbone フリーバンテージ 足首用(5×80cm)
Yの字型のベルトを巻きつけることで、足首をしっかり固定するタイプ。伸び縮みを抑えた素材を使っていることが、この商品が固定力に優れる秘訣です。滑り止めを本体に点在させることで通気性を確保し、ムレにくくしています。
しっかり固定できるストラップ付き足首サポーター
ストラップがついているモデルは固定力が高く、安定感に優れ、これが安心感に繋がります。さらにプレートが入るとサポート力が強くなります。
■ザムスト A1ショート
動きやすさに重点をおいたモデル。2方向のストラップで固定ができ、使ううちに足に馴染む設計でズレにくいです。
■ザムスト A2-DX
骨格の構造に合わせた設計で、足首の内反・外反の両方を抑制してくれます。足底からクロスで留められるストラップで、前方へのグラつきもサポート。
■リガード AG-2 アンクルガード・ソフト
ストラップにより内反運動を防ぐソフトタイプ。ストラップベルトの装着位置で固定力を変化させることが可能です。固定が必要な箇所以外の動きを妨げることなく、足首が動かしやすい特徴があります。軽くて柔らかく、初めてのサポーターに最適です。
■リガード AG-3 アンクルガード ショート
内反の動きを抑えるしっかりとした固定力が魅力で、アウトドアでも、インドアスポーツでも使いやすい。装着が簡単でとても軽量な足首サポーターです。
■バウアーファインド マレオ TRAIN S
足首の形を意識して編まれた本体は、行動時のズレを最小限に抑えます。付属するストラップベルトの巻き方でサポート力を調整することも可能。
■bonbone ドラゴンフライDX
強い固定力で足首の安定性を高めながら、動きにも追随するスポーツ向けサポーター。クッション性の高い素材を採用しているため、フィット感に優れます。
アフターケアにオススメの足首サポーター
怪我の直後、もしくは術後などは足を動かさずにしっかり固定することが必要不可欠。そのため、ここでは、固定力に優れるアフターケアにオススメのモデルを紹介します。
■ファイテンサポーター 足首用 ハードタイプ
ファイテンの足首サポーターの中で、最も固定力が高いタイプ。着脱可能な保護ベルトは、無断階に固定力を調節することが可能。怪我の直後、安静状態を維持するサポーターとして最適です。
■アルケア アンクルソフト
医療機関で使われているモデルで、主に内反と上下の曲げ伸ばしの際の足関節のブレを抑えてくれる設計です。通気性・伸縮性に優れ肌触りの優しい独自の素材を使用しているので、長時間着用できます。
足首サポーターの気になるQ&A
ここでは、サポーターに関して多く寄せられる、購入場所や洗濯方法などの質問とその回答を紹介します。
Q1:足首サポーターはどこで買えるの?
足首サポーターを初めて購入する時は商品を試着できるスポーツショップやドラッグストアに行きましょう。一部の商品は病院でも手に入れることが可能です。また、ネットショッピングもたくさんの商品を見ることができたり、お得に購入できたりととっても便利。
Q2:足首サポーターは洗えますか?
汗などで汚れてしまったサポーターは洗濯することができます。手洗いをして、洗濯後は陰干しする商品が多いです。洗剤の種類やアイロンの使用など、詳細は商品についてくる取扱説明書や洗濯表示タグを確認しましょう。
Q:3怪我をしていなくてもサポーターはつけてよいですか?
怪我はいつ起きるか分かりませんので、予防のために着用しても大丈夫です。ただし、必ずサポーターの用途を確認してから購入するようにしましょう。予防のためには両足の着用が推奨されますが、もちろん片足だけでも問題はありません。
足首サポーターを活用して怪我を未然に防ごう
登山中に足首を怪我すると、活動不能になる可能性が高くなり、非常に危険な状況に陥ってしまいます。過去に捻挫を経験したことがあり、再発の不安がある場合は足首サポーターを着用してみましょう。体力や筋力に自信がない場合も、予防のために着用することをオススメします。できるだけ心配を取り除き、心に余裕を持って登山を楽しみましょう。