目次
旭岳とは?みどころも紹介

標高 | 山頂所在地 | 山域 | 最高気温(6月-8月) | 最低気温(6月-8月) |
---|---|---|---|---|
2,291m | 北海道上川郡東川町 | 石狩山地(大雪山系) | 10.6℃ | -2.3℃ |
一年を通して様々な景色を楽しめる旭岳



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青く輝く姿見の池

ロープウェイで標高1,600mまでラクラク

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旭岳ハイキング・登山の注意点
登山はもちろん、旭岳でハイキングなど軽い散策を楽しむときも服装や靴には注意する必要があります。自然の中を歩く以上はどんなハプニングが起こるか分からないので、しっかりと準備をして山に出かけましょう!夏でも寒さに注意!

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【難易度★】ロープウェイで気軽に散策
本格的な登山が苦手という方でも、旭岳は気軽に素晴らしい景色が楽しめる山。ロープウェイを使えば、簡単に見晴らしのいいエリアまで行くことができます。初心者から観光客まで誰もが楽しめる、それが散策コースです。
距離 | コースタイム | 難易度 |
---|---|---|
1.7km | 45分 | ★ |
姿見駅(15分)→ 第三展望台(25分)→ 姿見展望台 → 姿見駅

旭岳ロープウェイ駅からスタート。通年運行のロープウェイは、標高1100mから終着駅の姿見駅まで繋がっているので移動も楽ちんです。体力に自信がない方でも、ロープウェイなら気軽に出かけられますね。

幅広い層に人気のロープウェイは、姿見駅まで約10分で到着。森林限界を超える車窓からは、緑豊かな大雪山の大パノラマを楽しむことができます。秋は紅葉もきれいに見ることができますよ。

ひとしきりロープウェイで絶景を楽しんだら、姿見駅に到着。ここからは遊歩道で散策コースに入っていきます。姿見駅からも旭岳が見えるので、まずはゆっくりと旭岳の山容を眺めるのもいいかもしれません。

各展望台を周って遊歩道を歩いていくと、「夫婦池」と呼ばれる隣り合った2つの池が見えてきます。すり鉢のように深い形をしているのが「擂鉢池」で、ゆったりとした形状をしているのが「鏡池」。晴れた日は水面に青い空が映り、雄大な山々の景色を楽しむことができます。

夫婦池からしばらく歩くと「姿見の池」に到着。姿見の池の後ろには圧倒的スケール感の旭岳が間近に見え、壮大な景色が広がっています。晴れた日には湖畔がエメラルドグリーンに輝き旭岳を鏡のように映し出すので、訪れた際はぜひ見ておきたいところです。
【難易度★★】ロープウェイから山頂へ
旭岳山頂を目指す方法は、ロープウェイを利用して登る方法と旭岳登山口からアクセスする方法の2パターンがあります。登山者の大半はロープウェイを使うことが多いようですが、登山口からアタックすればさらに達成感を味わうことが出来ますよ!合計距離: 5.31 km
最高点の標高: 2266 m
最低点の標高: 1607 m
累積標高(上り): 705 m
累積標高(下り): -705 m
最高点の標高: 2266 m
最低点の標高: 1607 m
累積標高(上り): 705 m
累積標高(下り): -705 m
- 【体力レベル】★★☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:4時間55分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
姿見(20分)→姿見の池(150分)→旭岳(110分)→姿見の池(15分)→姿見

ロープウェイで姿見駅まで行き、そこから山頂に向かって登り始めます。ロープウェイの空中散歩は快適な上、体力も温存できて、高度感のあるパノラマも楽しめるという最高の移動手段ですね。姿見駅で装備の最終チェックをしたら、いよいよコースに出ます。

姿見の池まで進むとすぐそばに見えてくる「旭岳石室」。石をいくつも使って造られたゴツゴツとした建物は、避難小屋として利用することができます。あくまで緊急用なので、通常の寝泊まりはNGです。

旭岳石室を越えてしばらく歩くと、だんだん道が厳しくなってきます。高度が増すに連れてガレ場も登場するため、足元はスニーカーではなく登山靴の着用がおすすめです。滑りやすい箇所もあるので注意して進みましょう。

旭岳の登山道は地図で見ると直線的ですが、実際は曲がりくねっているので見た目より体力を消耗します。姿見の池など観光スポットを抜けると次第に高度が増していき、火山ガスや赤茶色の土、岩場が目立つエリアへ変わっていくのが特徴です。

爽快感のある山頂からは、同じ大雪山系のトムラウシ山や白雲岳を見渡すことができます。天気が良ければ十勝岳も望める360度の大パノラマ。青い空と緑が美しく、山の輪郭もはっきりと眺めることができます。自然の険しさと優美さを同時に味わえる絶景スポットです。
余裕のある人はロープウェイを使わずに山頂まで
合計距離: 12.36 km
最高点の標高: 2266 m
最低点の標高: 1099 m
累積標高(上り): 1437 m
累積標高(下り): -1437 m
最高点の標高: 2266 m
最低点の標高: 1099 m
累積標高(上り): 1437 m
累積標高(下り): -1437 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 日帰り
- コースタイム:9時間05分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
旭岳登山口(150分)→姿見(20分)→姿見の池(150分)→旭岳(110分)→姿見(115分)→旭岳登山口

旭岳の登山口は、旭岳ロープウェイ山麓駅にあります。駐車場はロープウェイ付近のほかに、ビジターセンターなど公共駐車場を利用するといいでしょう。

木道のコースを歩き、岩の転がった坂道を抜けていくと旭岳一合目に到着。登山ルートは草木が密集していますが、日差しがあって空の見える開放的な空間です。登山道ではコガネギクなど小さくかわいい花々が見られます。
【難易度★★★】旭岳からぐるっと周遊
大雪山の主峰・旭岳から間宮岳を縦走するコース。夏場でも雪渓が残る裏旭のルートを周遊して姿見まで戻ってくるこのコースは、高山植物や山々の絶景が楽しめますが、途中、足場の悪いところもあるので注意して進みましょう!合計距離: 11.96 km
最高点の標高: 2266 m
最低点の標高: 1592 m
累積標高(上り): 1221 m
累積標高(下り): -1221 m
最高点の標高: 2266 m
最低点の標高: 1592 m
累積標高(上り): 1221 m
累積標高(下り): -1221 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:7時間40分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
姿見(170分)→旭岳(60分)→間宮岳分岐(60分)→中岳温泉(60分)→裾合平(110分)→姿見






帰りには温泉で極楽タイム!旭岳温泉
山に登ったあとは、汗を流してさっぱりしたいもの。旭岳の麓には、肌ざわりのいい「旭岳温泉」があります。誰もが自由に入浴できる野湯から定番の温泉施設までと極楽スポットは豊富です。旭岳ロープウェイ周辺にも、数多くの日帰り入浴施設があるので、ぜひ帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
傷の湯とも呼ばれる上質な湯

▼旭岳ロープウェイ駅周辺の温泉施設はこちら!日帰り情報も
旭岳へのアクセス・駐車場・小屋情報
今回ご紹介した旭岳ロープウェイ駅までは、車や電車でアクセスすることが可能。ここでは、旭岳の駐車場とロープウェイ情報、小屋情報についてまとめました。旭岳小屋

料金:無料
住所:姿見の池に隣接
電話番号:01658-2-2574(環境省 北海道地方環境事務所 上川自然保護官事務所)
旭岳ロープウェイ

料金(普通運賃):
トップシーズン (6/1~10/20) | シーズン (10/21~5/31) | |||
往復券 | 片道券 | 往復券 | 片道券 | |
大人 | 2,900円 | 1,800円 | 1,800円 | 1,200円 |
小人 | 1,450円 | 900円 | 900円 | 600円 |
駐車台数:普通自動車・バイク 150台、中型自動車以上(バス等)10台
駐車料金:1日1回/普通自動車・バイク 500円、普通自動車以外 1,500円 ※ 11月〜5月の駐車料金は無料
住所:北海道上川郡東川町旭岳温泉
電話番号:0166-68-9111
【旭岳ロープウェイへのアクセス方法】
●電車・バスでのアクセス方法
札幌駅→スーパーカムイ1号→旭川駅→旭川電気軌道バス いで湯号→旭岳(ロープウェイ山麓駅前)下車
●車でのアクセス方法
道央自動車道 旭川北IC→道道37号→道道1160号→旭岳ロープウェイ
旭岳温泉駐車場
旭岳温泉の駐車場は、旭岳ビジターセンター前の駐車場を含み全部で4ヶ所です。駐車場は有料と無料の場所があり、季節によって料金の有無が変わるところもあります。料金:11月~5月は無料、その他期間は有料
駐車台数:100台(無料)、150台(有料)
▼旭岳ロープウェイについての詳細はコチラをチェック!
旭岳はファミリーから登山者までが楽しめる山

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。(足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。)
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。
紹介されたアイテム

山と高原地図 大雪山 トムラウシ山・十勝…