1泊登山にはハードルがいっぱい… さぁ、超えられるか!?
早速、登山者たちが実際に感じている1泊登山のハードルが何なのかを見ていきましょう。「1泊登山はちょっと面倒だな…」と思いがちな7つのことをご紹介します。
①誰と行こう…
山で1泊するとなると最低でも丸2日の時間を取らなければなりません。気軽に誘える仲間とお休みの日を合わせられるか? ということがハードルになってきます。ソロで行ってしまう?という選択肢もありますが、初めての山泊となると何かと不安も多いですよね。
②体力は大丈夫かな…
1泊登山をするということは、2日間連続で山を歩くということになります。1日目の疲労を引きずったまま2日目を迎えることにもなりかねませんし、2連休で行こうとすると休息の間も無くお仕事…ということもハードルになるかも知れません。
③山行計画考えなきゃ…
2日間の山行は日帰りに比べて自ずと行程が長くなります。当然食事のタイミングも増えるので、休憩をいつ取るかなど細かい部分で考慮すべき点が増えてきます。登山計画書に記入する項目も増えるので億劫になり、泊まりでの登山は後回しになりがちのようです。
④どこに泊まろう…
「山でテント泊なんて憧れるけれど、水場やお手洗いはどうなっているんだろう?」「 繁忙期の山小屋って相部屋になると聞いたことがあるけど大丈夫かな?」「行程中のどこで1泊するのが妥当なんだろう?」など宿泊地の問題を考えるとちょっと面倒になってしまう人も多いようです。
⑤装備は足りるかな…
1泊登山には一体何をどのくらい持って行けばいいのかを調べたり、必要な装備を買い足したりするのは、なかなかのハードルと言えます。2日間山で過ごすとなると天候の変化も考慮する必要があります。また、ランチの回数や行動食の量、水場のポイントと水筒のサイズなど、考えることが増えますね。
⑥食事どうしようかな…
いつもの日帰りでは考える事のない山での夕・朝食。山小屋でいただくのもありですが、自分で作ろう!となると献立や食材の調達・運搬なども考えなければなりません。ゴミを持ち帰ることも考慮しなければならないので、荷物も必然的に増えてしまいます。そうするとやはり日帰りの方が楽だなと思ってしまうようです。
⑦やっぱりお金かかるよね…
ザックひとつ取っても、1泊登山となると荷物も増えるのでいつもの日帰りザックというわけにはいきません。山小屋に泊まるとなると交通費に加えて宿泊費もかかります。テント泊の装備を整えるにもそれなりのお金がかかるというのが、登山者の悩みでもあります。
見てきたように1泊登山にはたくさんのハードルがあります。一方で、「泊まりで登山に行きたい!」「泊まりでの登山が大好き!」という登山者が多いのはなぜなのでしょうか?