鳴虫山(なきむしやま)とは
標高 | 山頂所在地 | 山域 | 最高気温(6月−8月) | 最低気温(6月−8月) |
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1,104m | 栃木県日光市 | 日光山系 | 23.5℃ | 10.7℃ |
「鳴虫山」は栃木県日光市に位置する山で、別名「大懴法岳(だいせんぽうだけ)」。地元では「この山に雲がかかると雨になる」と言い継がれ、これが鳴虫山の名前の由来とされています。頂上には二等三角点や展望台が設置され、日光連山や日光市街の絶景を楽しめるビューポイントとしても有名。登山道は季節ごとに美しく色づき、木の根や岩の階段が続く本格的登山コースとして人気があります。今回は多くの魅力をもつ「鳴虫山」について、その魅力や日帰り登山コース、登山口アクセス、駐車場、温泉情報もあわせてご紹介します。
日光修行僧たちも登った本格登山コース
鳴虫山は、世界遺産の日光東照宮のすぐ南側にあり、木の根や岩の階段がつづく健脚向けの山道。そのため、古くから日光修行僧たちの修行場として登られてきました。その名残りは、登山道中の「憾満ヶ淵(かんまんがふち)」にも見られ、いくつもの地蔵が並ぶ化地蔵(ばけじぞう)が有名。化地蔵は、行きと帰りで数が合わないため、この名が付いたと言われています。興味のある方は、ぜひ数えて確かめてみてくださいね。
日光を見渡す絶景と美しい自然
鳴虫山は、春にはアカヤシオやカタクリの花が登山道を彩り、大変人気があります。また、秋の紅葉シーズンには鳴虫山や日光連山の紅葉が美しく色づき、周辺の景色を見渡せるビューポイントとして、地元の人々や登山者から親しまれています。