南アルプス
①甲斐駒ケ岳
南アルプスの人気の山でもある甲斐駒ケ岳。駒津峰を過ぎると、巻道と直登コースがありますが、直登コースは岩登りの要素が出てくるのでヘルメット着用が良いでしょう。
②鋸岳
甲斐駒ヶ岳までの登山者は多いですが、鋸岳まで足を伸ばす登山者は少ないです。そのため、登山道が不明瞭だったり、落石の可能性があるガレ場や鎖場のルートを通過しなければならないので難ルートです。
中央アルプス
①宝剣岳
中央アルプスのシンボル的存在の宝剣岳は、千畳敷カールからそびえ立つ険しい岩山です。岩場のトラバースや鎖場でのスリップ、落石に注意が必要です。
戸隠連峰
①戸隠山・西岳
標高は2000m弱ですが、ギザギザの険しい山容が特徴の戸隠山。「蟻の戸渡り」という尾根道は、両側が切れ落ちたナイフリッジです。
長野県で登山ヘルメット着用を推奨している山一覧
ヘルメット推奨以外の山でも、ヘルメット着用を!
今回は、長野県が推奨している登山ヘルメット着用の山を紹介しましたが、落石や滑落の危険性がある山はほかにもたくさんあります。例えば、富山県にある北アルプス北部の剱岳でも、険しい岩峰の登山道が続き、カニのたてばいやよこばい、早月尾根などでは滑落事故が発生しています。同じく登山者で人気の八ヶ岳の赤岳山頂付近でも滑落事故が発生しており、ヘルメット着用が推奨されています。主要山岳エリアが設定した山のグレーディング表の技術的難易度がC~Eのルートでは、ハシゴ、岩場、クサリ場があるので、そのような場所ではヘルメット着用するのがよいでしょう。
安全な登山を心がけよう!
登山地図やガイドブック、県警のHPなどを確認して、事前に岩場やガレ場、過去に滑落事故が発生したエリアでは、意識的に登山ヘルメットを着用しましょう。