金時山には登山コースがたくさんある!
金時山は初心者にも登りやすい山として人気ですが、実はさまざまな場所に登山口があり色々なコース取りが可能。初心者向けコースが少し物足りなく感じたら、次は別のアプローチをしてみるのもおすすめです。
金時山の「中級者向け」登山コースの魅力とは?
今回紹介する「中級者向け」のコースは、所要時間が初心者向けコースより長いのが特徴です。またそれぞれに見どころが異なります。歴史や伝説、縦走など、気になるテーマのコースを選ぶことができます。
またコースが豊富な金時山なので、登山口と下山口を変えての登山も可能です。下の地図は初心者向けとなっているコースを使った場合の所要時間です。体力や山行時間に合わせて、組み合わせてみてください。
初心者向けコースは下記をチェック!
天気予報と登山地図もチェック!
てんきとくらす|金時山
※登山指数を参考に、天気予報や天気概況などの情報も検討したうえで登山計画を立てましょう
金太郎伝説をめぐる!|地蔵堂~夕日の滝コース
最高点の標高: 1177 m
最低点の標高: 420 m
累積標高(上り): 1186 m
累積標高(下り): -447 m
- 【体力レベル】★★☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:2時間40分(片道)
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
※同コースを下山の場合は、2時間15分
「金太郎コース」と言われているこのコースでは、金太郎の産湯に使ったと伝えられている夕日の滝や、金太郎が動物と遊んだ「金太郎遊び石」など金太郎伝説に触れながら登ることができます。
歴史を感じる古道歩き|足柄古道〜足柄峠コース
最高点の標高: 1177 m
最低点の標高: 329 m
累積標高(上り): 1130 m
累積標高(下り): -295 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:3時間20分(片道)
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
※同コースを下山の場合は、2時間35分
「足柄古道」とは、古くは万葉集にも詠まれた道で、古代より東西を結ぶ街道として知られました。江戸時代には東海道の脇道として往来もにぎやかとなり、道沿いには足利城址などの史跡も残されています。今回は足柄峠以西のパートになります。
歩きごたえ抜群!|明神ヶ岳~金時山縦走コース
最高点の標高: 1172 m
最低点の標高: 457 m
累積標高(上り): 1666 m
累積標高(下り): -1052 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 日帰り
- コースタイム:5時間30分(片道)
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
※同コースを下山の場合は、5時間17分
明神ヶ岳と金時山を巡る縦走コースです。他のコースに比べて行動時間が長いため、コースタイムよりも速く歩ける健脚向けです。尾根づたいを歩く気持ちの良いコースです。
冬の金時山は難易度が上がる!
冬の金時山は積雪や凍結の可能性があるため、軽アイゼンが必要になります。とくに日陰はアイスバーンになることもあり、階段や急斜面は注意しましょう。
登山口へのアクセス情報
各ルートの登山口アクセスについて紹介します。地蔵堂へは箱根登山バスを利用します。その他ルートは、JR「足柄」駅、箱根登山鉄道「強羅」駅となり、それぞれ駅がスタート地点になります。
地蔵堂
【クルマの場合】
東名道「大井松田」IC(東名高速)―県道78号―地蔵堂駐車場
【公共交通の場合】
・JR「小田原」駅ー伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山(関本)」駅下車、箱根登山バス地蔵堂行き乗車−「地蔵堂」バス停下車
・小田急「新松田」駅下車、箱根登山バス「関本行き」乗車、「関本」バス停下車、箱根登山バス地蔵堂行き乗車−「地蔵堂」バス停下車
下山後の温泉などは下記を参照!
せっかく箱根に来たからには、下山後に立ち寄りたいのが温泉!各下山口からのアクセスは下記をチェックしてみましょう。
初心者だけにはもったいない!金時山は満足度高い山
金時山からは富士山が目の前に広がるとても素晴らしい眺望が見られます。登山口やコースが多いため、入山口と下山口を変えるなどすると、何度も楽しめる山でもあります。どの登山口も駅からのアクセスが良好なので、すぐに出かけられるのもいいところです。ぜひ下山後の温泉も併せて色々なコースから登ってみてください!