山小屋が快適なのは、歩荷さんのおかげだった!
箱詰めされた大きな荷物を背負って歩いている人、登山中に見かけたことがありませんか?「歩荷(ボッカ)さん」と呼ばれていて、主に山小屋などに食料や生活用品を運んでいます。山小屋で美味しいご飯が食べられる、暖かく過ごせるのは、歩荷さんの活躍ありきなんです!
歩荷さんってスゴイ・・・知らなかった3つの真実
荷物は100kgを越えることもある?!
見るからに重そうな荷物。軽くて30kg、平均重量でみても70~80kg・・・尊敬します。日経電子版の記事によると、取材に答えてくれた歩荷さんの荷物は100kgを超えていたそうです。また、鍋割山荘の歩荷記録には100kg越えの荷物を運んだと記されています。
歩く距離は往復で約15km。2往復するツワモノも!!
その重すぎる荷物を運ぶ距離は、尾瀬や塔ノ岳で片道7~7.5km。塔ノ岳で有名な歩荷さんんは、1日2回運ぶこともあるそう・・・登って下ってを繰り返して山小屋のために荷揚げする、そんなプロ意識が感じられます。
気になるお給料は、「日給10000円~?!」
かなりの重労働であることは間違いはずですが、日本青年歩荷隊の採用情報には日給10000円~と記されています。ただ、荷物の重さやその山小屋によってまちまちなので一概には言えないようです。ネットの情報によれば、20kg級だと3100円、80kgを背負ってやっと12000円とのこと。