登山口までの“足”どうしてる?
登山を楽しむうえで、登山口までどうアクセスするかは大きな課題。そこで今回は、YAMAHACK読者の登山口までの交通手段や利用している車についてリアルな声を集めました。
どんな理由で、どんな車を選び、どんな悩みを感じているのか。アンケート結果から「登山と車」のリアルな関係に迫ります!

「そもそも登山口までどのような手段で行っている?」という問いに対して、7割以上の人がマイカーを使っていると回答しました。
また同乗するという一部の回答を除いて、ほとんどの人が自ら運転していることも明らかに。
登山へマイカーで行くメリットって?
- ■自由なスケジュールで行動できる
- ■荷物を多く持ち運べる
- ■登山口までのアクセスが容易
- ■天候や体調に合わせて柔軟に対応できる
- ■下山後に温泉や食事など寄り道がしやすい
バスや電車ではアクセスしづらい登山口や、始発では間に合わない登山の早朝スタートも可能にするのがマイカーの魅力。
テント泊や縦走などで荷物が多くなると、公共交通機関での移動は大変ですが、マイカーなら自宅から荷物を積めるので快適です。
また予約の手間や日程に限りがあるレンタカーなどと違い、天候が微妙なときも直前まで判断を待つことができたり、帰りに温泉やグルメスポットに立ち寄れたりとスケジュールを柔軟に変更することが可能です。
逆にマイカーで行く際の懸念点は?
- ■運転による疲労
- ■駐車場の確保が難しい
- ■交通渋滞の可能性
- ■燃料費や高速料金などのコスト
- ■悪天候時の運転リスク
一方、マイカーで行くことによるデメリットとして「運転による疲労感」などといった声も。とくに下山後の長距離運転がつらいという声が目立ちました。
また、人気の登山口では「駐車場が満車で路上に停めざるを得なかった」 「早朝に着かないと停められない」という声も。そのほか、「燃料費や高速代が高い」 「渋滞に巻き込まれるとしんどい」といったコストやストレス面も指摘されており、マイカーで行く際には計画と余裕が求められます。
みんな、山にはどんな車で行ってるの?
登山にマイカーで行くメリット・デメリットを踏まえたうえで、実際にどんな車で山へ向かう人が多いのでしょうか。
アンケートでは利用している車種の傾向や、登山に向いていると感じた機能・性能についても詳しく調査。自分に合った一台を選ぶヒントとして、登山者たちのリアルな愛車事情をのぞいてみましょう。
山用の車に欠かせない性能・機能は?
1位 | 四輪駆動(4WD) |
2位 | 車中泊スペース |
3位 | 広いトランク(荷室) |
4位 | シートヒーターやエアコンなどの快適機能 |
5位 | 燃費の良さ |
6位 | 運転支援機能衝突安全などの安全性能 |
まず押さえておきたいのが、登山者が山用の車に求める性能・機能です。
もっとも多かった意見は「四輪駆動(4WD)」。林道や泥道、雪道でも安心感があり、「スタックせずに進める」 「チェーンを巻かずに済んだ」などの体験談も寄せられました。
つぎに「車中泊スペース」。登山口に前泊する人や、近隣の宿泊施設が取れなかった場合の予備として「車中泊できる仕様」が重宝されている模様。
また大型バックパックや、前後の宿泊に必要なアイテムなど多くの荷物が積載できる「広い荷室」も欠かせないポイントです。
さらに「シートヒーター・エアコン」や「防水マット」、「運転支援機能」など、快適性や安全性を重視する声も。登山口までの道のりをストレスなく移動できるかどうかが、車選びの重要なポイントになっていることがわかります。