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乙女峠 展望台

金時山コースガイド|乙女峠から山頂までのコース

金太郎伝説が伝わる金時山(1,212m)は、週末になると山頂がにぎわう人気の山です。登山口までバスが運行し、駐車場もあるので首都圏からアクセスしやすいのも特徴。山頂からは大きな富士山が見られます。

今回の記事では、乙女峠から富士山が見られる「乙女峠コース」を詳しく解説します。

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目次

アイキャッチ画像撮影:山柳

展望台からの眺めが素晴らしい「乙女峠」からのコース

乙女峠 展望台
撮影:山柳

乙女峠の麓からスタートするこのルートは、展望台から富士山を正面に見られるコース。他のコースよりも距離は長くなりますが、基本的にゆるやかな道で危険な場所もほぼありません。バス停から登山口が近いのもポイント。

登山道の序盤は林道を歩き、中盤になると乙女峠展望台や休憩にピッタリな長尾山があります。終盤にさしかかると、鎖が道脇にはられた登山道が出現。やや傾斜のある下りがあるので、滑らないように注意しましょう。

コース概要

合計距離: 6.07 km
最高点の標高: 1164 m
最低点の標高: 742 m
累積標高(上り): 996 m
累積標高(下り): -996 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間5分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要
乙女峠バス停(40分)→乙女峠(20分)→長尾山(45分)→金時山(35分)→長尾山(15分)→乙女峠(30分)→乙女峠バス停
 

乙女峠バス停までのアクセス情報

バスを利用する場合、最寄りのバス停は乙女峠の登山口近くにありますが、車で行く場合駐車場は片道徒歩で約30分ほどかかる場所にあります。

クルマの場合

東名高速道路「御殿場」ICー国道138号ー乙女駐車場

■乙女駐車場
台数:約60台
トイレ:あり
料金:無料

公共交通機関の場合

●JR「新宿」駅下車、小田急ハイウェイバス「御殿場・箱根線」乗車ー「金時神社入口」下車
●JR「御殿場」駅下車、箱根登山バス「御殿場線天悠行」乗車ー「金時神社入口」下車
●小田急線「箱根湯本」駅下車、箱根登山バス「アウトレット・時之栖線」乗車ー「金時神社入口」下車

小田急箱根高速バス・箱根線

 

登山口情報

FUJIMI CAFE
撮影:山柳

乙女峠バス停前には「FUJIMI CAFE」という喫茶店があります。テラス席からは大きな富士山や、御殿場市街地が。ハンバーガーやカレーなど多種多様なメニューが楽しめます。
ただし、喫茶店の駐車場は登山に使えないので注意してください。

 

コース詳細ガイド

乙女峠コース セクションマップ
出典:YAMAP

今回は3つのセクションにわけて紹介します。

▼セクション①:乙女峠バス停~乙女峠(約40分)
▼セクション②:乙女峠~長尾山(約20分)
▼セクション③:長尾山~金時山山頂(約45分)

それでは金時山の山頂に向けて出発しましょう。

セクション①乙女峠バス停~乙女峠(約40分)

乙女峠バス停~乙女峠 セクションマップ
出典:YAMAP

セクション①の序盤は、ゆるやかな林道歩き。駐車場との合流ポイントで本格的な登山道になります。

乙女峠 バス停
撮影:山柳

乙女峠バス停から出発した場合、車道を仙石原方面へ。

乙女峠バス停~林道入口
撮影:山柳

バス停から数分程度で登山口の入り口に到着できます。
乙女峠への林道入り口

撮影:山柳

林道入口にはロープが張られています。ロープの脇に徒歩で入れる道があるので、通り抜けましょう。

乙女峠への林道
撮影:山柳

最初はなだらかな林道歩き。砂利道を進んでいきます。

乙女峠 登山道への入り口
撮影:山柳

林道を歩いていると、登山道への入り口が出現。看板があるので見逃さないようにしましょう。

乙女峠への登山道
撮影:山柳

登山道の序盤は木の根が露出しています。つまづかないようにしてください。

乙女峠への登山道
撮影:山柳

両脇が笹の登山道を歩いていきます。なだらかですが、段差がある場所も。

乙女峠への登山道
撮影:山柳

登山道に石がゴロゴロところがっている場所もあります。足の置き場はあるので、気をつけて進んでください。

乙女峠への登山道
撮影:山柳

土どめの階段を登ります。階段の傾斜もなだからなので、自分のペースで進めるでしょう。

乙女峠への登山道
撮影:山柳

”この先「山側斜面」注意”という看板が設置してあります。気をつけて歩けば、危険はほとんどありません。

乙女峠への登山道 橋
撮影:山柳

登山道に橋が渡っている場所です。丸太の上は濡れていると滑りやすいので注意。

乙女峠への登山道 階段
撮影:山柳

先程より少し傾斜がある階段が現れます。階段状の登山道はペースが狂いやすいので、息を整えながら歩きましょう。

乙女峠への登山道
撮影:山柳

”足元注意”という看板が設置してあります。登山道に橋が渡っており、右手側が斜面となっているので、コースアウトしないように気をつけましょう。

乙女峠への登山道
撮影:山柳

乙女峠が近づくと、斜面の勾配が少し上がります。足元に気をつけながら歩いてください。

乙女峠
撮影:山柳

バス停から約40分で乙女峠に到着。乙女峠には展望台があり、富士山や麓の景色が見られますよ。

セクション②:乙女峠~長尾山(約20分)

乙女峠~長尾山 セクションマップ
出典:YAMAP

乙女峠から中継ポイントの長尾山へ向かいます。全体的に傾斜もゆるやかで、ゆっくりと歩けるでしょう。

乙女峠 分岐
撮影:山柳

乙女峠は四差路となっているので、分岐を間違わないように注意してください。乙女峠 金時山への道

撮影:山柳

”金時山”と書かれた看板の方面へ向かいます。

乙女峠 ベンチとテーブル
撮影:山柳

乙女峠から金時山方面へ向かうと、展望の良い場所にベンチとテーブルが。休憩にピッタリのポイントです。

乙女峠から長尾山への登山道
撮影:山柳

長尾山への登山道は、踏み外す心配がないゆるやかな道。展望はありませんが、自然を楽しみながら進めます。

乙女峠から長尾山 登山道
撮影:山柳

途中に、階段状の登山道となっている場所も。急斜面ではありませんが、セクション②では体力を使うポイントです。

乙女峠から長尾山への登山道
撮影:山柳

笹に覆われて、道が細くなっているところもあります。すれ違いが少し大変ですが、ゆずりあって進んでください。

乙女峠から長尾山への登山道 平坦な道
撮影:山柳

長尾山が近くなると、平坦な道に出ます。景色を見ながら楽しんで歩いていきましょう。

乙女峠から長尾山 段差
撮影:山柳

段差が大きなポイントも出現。木の根に足をぶつけないように乗り越えましょう。

長尾山
撮影:山柳

長尾山は、大きな広場となっています。山頂は混雑していることが多いので、ここで昼食をとるのもおすすめ。

セクション③長尾山~金時山山頂(約45分)

長尾山から金時山 セクションマップ
出典:YAMAP

長尾山から金時山へのセクションは、アップダウンがある体力がいるルート。足場が悪い場所もあるので、ケガをしないように気をつけて歩いてください。

長尾山から金時山への登山道 平坦な道
撮影:山柳

セクション③の序盤は平坦な道となっています。

長尾山から金時山への登山道 下りポイント
撮影:山柳

平坦な道が終わると、やや傾斜のある下っていく道が出現。木の根の上を歩いて行くので、滑らないように注意しましょう。

長尾山から金時山への登山道
撮影:山柳

登山道をゆるやかに下っていきます。

長尾山から金時山への登山道
撮影:山柳

登山道を下っていくと、鎖とロープが張られた道が細い場所が。危険な場所ではありませんが、慎重に進んでいってください。

長尾山から金時山への登山道 登り
撮影:山柳

道が細い場所が少し続くので、スピードをゆるめて歩きましょう。

長尾山から金時山への登山道 階段
撮影:山柳

少し勾配のある階段状の登山道を歩きます。

長尾山から金時山への登山道 岩場
撮影:山柳

階段を登り終えると、岩の上を歩くポイントに。岩に足をぶつけないように、気をつけながら登りましょう。

長尾山から金時山への登山道 通過しにくい木
撮影:山柳

傾斜が再びゆるやかになると、木が登山道にせり出した場所があるので、頭をぶつけないようにくぐりましょう。

長尾山から金時山への登山道 平坦な道
撮影:山柳

平坦な道に出ると、両側がやや切れ落ちた道に。道幅はありますが、すれ違いの際は気をつけてください。

長尾山から金時山への登山道 展望ポイント
撮影:山柳

山頂が近づいてくると、展望が良い開けた場所が。芦ノ湖まで見渡せますよ。

長尾山から金時山への登山道 岩場
撮影:山柳

道幅が狭まり、岩の段差を登るところも。手を使いながらでもいいので、安全に進んでいきましょう。

長尾山から金時山への登山道
撮影:山柳

山頂への最後の登りです。石がころがっている場所もあるので、転倒しないように気をつけてください。

長尾山から金時山への登山道 山頂付近
撮影:山柳

山頂の建物(茶屋)が見えてきたら、もう少し。

金時山 山頂
撮影:山柳

金時山の山頂に到着です。山頂には茶屋が2つと、トイレ(有料/100円)もあります。食事をしながら、絶景を堪能しましょう。

金時山の天気と地図をチェック

金時山は初級者レベルの山ですが、気象状況によって装備も変わってきます。また、麓と山頂付近の気象状況も大きく変わる場合も。事前に天気を調べてから登りましょう!
自分が登るルートについては、合わせて地図も用意して詳しく調べてくださいね。

金時山のふもと(箱根町)の10日間天気

日付09月14日
09月15日
(月)
09月16日
(火)
09月17日
(水)
09月18日
(木)
09月19日
(金)
09月20日
09月21日
09月22日
(月)
09月23日
(火)
天気曇時々晴
曇時々晴
曇一時雨
曇一時雨
曇一時雨
曇一時雨
曇のち晴
曇のち晴
晴時々雨
晴時々雨
曇一時雨
曇一時雨
曇時々雨
曇時々雨
曇
曇
曇
気温
(℃)
33
25
29
25
30
24
32
24
33
25
24
21
22
19
26
19
27
20
25
19
降水
確率
40607030707090303030

金時山の登山指数

日付09月14日
09月15日
(月)
09月16日
(火)
09月17日
(水)
09月18日
(木)
09月19日
(金)
登山
指数
C A C A C C
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

金時山周辺の山と高原地図

乙女峠の景色を楽しみながら登山をしよう

乙女峠のベンチ
撮影:山柳

乙女峠は、登山道の序盤にありながら絶景が見られるスポットです。富士山を真正面に見られるので、写真映えも抜群。他のコースよりも距離は長いですが、傾斜がゆるやかなポイントも多く、変化に富んだ道を歩けますよ。

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

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