使い勝手を徹底チェック!装着方法や実際の座り心地は?

ここからは、浮くっしょんの装着方法やディテールをチェック。ライフジャケットとしての使い勝手はもちろん、クッションとしての座り心地も、実際に見ていきましょう。
ライフジャケットとしての装着は簡単&スピーディ
撮影:鷲尾 太輔
浮くっしょんの装着方法は、以下の手順です。
- 黄色1ヶ所・黒色2ヶ所(水色で囲った部分)のバックルを外す
- 上部の穴に頭を入れて、名札部分が腹部になるように被る
- 黄色いバックル(ウエストベルト)を名札両側のバックルと連結する(手順③ 左写真)。胴回りがゆるい場合は、黄色いバックル同士を連結する(手順③ 右写真)
- 右側の黒いバックル(股ベルト)を連結する
- 同様に左側の黒いバックル(股ベルト)を連結する
最後に各ベルトのテンションを調整し、本体に身体がしっかり密着するようにします。
筆者が実際に着用してみたところ、初回は本体にプリントされた装着方法を確認しながら、1分ほどかかりました。ただし、手順自体はシンプルなので、2回目以降は20秒〜30秒ほどでスムーズに装着できました。
緊急時の安全を支える、6つの工夫

浮くっしょんには、万が一のときに救助する側・される側の双方に役立つ工夫が、各所に施されています。
- A:周囲に自身の存在を知らせるためのホイッスル(収納式)
B:救助する際に水中から引き上げやすいハンドル
C:夜間でも目立って存在を認識しやすい反射テープ
D:水濡れに強い合成紙性のIDカード
E:柔軟性を持ちながら、へたりが少なく高い浮力を維持する浮力体
F:脱げてしまう事態を防止する股テープ

購入したら、万が一の際に身元を確認できるよう、IDカードに使用者の情報を忘れずに記入しておきましょう。
沈み込みにくく、しっかりとした座り心地

浮くっしょんは、かなり力を入れて曲げても、上の写真程度までしかしならない硬めの素材です。上に座ってもお尻が沈み込まず、しっかりとした座り心地です。
ただし、大人用は厚さが5.5cmあるため、椅子に敷くと座面がかなり高くなります。高さ調整ができない椅子の場合、慣れないうちは普段のテーブルでの作業や食事に違和感を抱くかもしれません。そんなときは、背もたれに当てて使うのもよさそうです。

また、床の上に敷いて座布団として使用するのもおすすめです。硬めでしっかりとした座り心地なので、長時間座っていても腰の負担を感じにくいのが好印象。大人用は39cm×39cmで、あぐらをかいて座るのにぴったりなサイズです。
インテリアの雰囲気に合わせて選べる専用カバーも!

冒頭で紹介した通り、浮くっしょんには別売りのカバーが用意されています。カバーなしでもカバー付けても座り心地はほとんど変わりませんが、そのまま使う場合はベルトの扱いに少々困ることも……。バックルを外してだらりと垂れ下がったままだと見栄えが悪く、かといって本体に巻き付けるとベルトの凸凹が座ったときの違和感となります。
こうした小さな悩みを解決するのが専用カバー。浮くっしょんのカバーは、大人用で9種類の柄・カラーがラインナップされているので、和室・洋室を問わず、壁紙・カーテンなどのインテリアに合わせたチョイスが可能です。
ただし、緊急時には本体をカバーから取り出すひと手間が必要になります。そこで、バックルを外した状態でカバーに収納しておけば、装着手順①の「バックルを外す」工程を省略でき、いざというときのタイムロスを減らせます。
アウトドアでも活躍!水辺ではもしもの備えに
浮くっしょんが活躍するのは、家や学校だけではありません。アウトドアフィールドに持参すれば、水辺のレジャーでも活用できます。
水辺のアウトドアでは、海の高波にさらわれたり、濡れた石で足を滑らせて川に落ちたりするなど、思わぬ水難事故につながることがあります。そんな万が一に備えられるのも、浮くっしょんの特徴のひとつです。
水辺で遊ぶ際は、あらかじめ着用して事故に備える

川遊びなど、水辺で遊ぶ際には、浮くっしょんをライフジャケットのようにあらかじめ装着。転倒して水中に落ちた際などに、浮力を確保するための備えとして活用できます。
ただし、浮くっしょんは水に落ちてから装着するものではありません。水辺で遊ぶ前に、正しく装着して使用しましょう。行動が予測しにくい子どもに着用させておけば、水遊びの際にも安全性を高められます。
休憩時はクッションとして活用

川遊びや水遊びをしていないときは、外してクッションとして活用できます。例えばBBQなら、水遊び中は浮くっしょんを着用し、BBQスペースに戻ったらクッションとして使う、といった使い分けができます。
河原やキャンプ場では、地面の硬さや小石の凹凸が気になることもありますが、浮くっしょんを敷けば快適に休憩できます。折りたたみチェアの上に置いて、座面のクッションとして使うのもおすすめです。
浮くっしょんを使う際の注意点

最後に、浮くっしょんを使用する際の注意点も確認しておきましょう。
- ◾️使用する人に合ったサイズを選ぶ
浮くっしょんは、大人用の他、Kid’sモデルとして「85~125(身長:85~125cm・胸囲:48~62cm)」と「125〜155(身長:125~155cm・胸囲:61~79cm)」がラインナップされています。サイズが合っていないと、股ベルトを使用しても脱げてしまう可能性があるので、子どもの成長に合わせて適切なサイズを選びましょう。
- ◾️小型船舶などでのライフジャケットとしては使用できない
- 浮くっしょんは、津波襲来などの緊急時に備えるために開発されたアイテムです。プレジャーボートなどの小型船舶に乗船する際に着用が義務付けられている、国の安全基準に適合した「桜マーク」付きのライフジャケットではありません。そのため、小型船舶で法令上必要なライフジャケットとして使用することはできないので注意しましょう。
◾️使用後のお手入れ
使用した際は、中性洗剤を用いて真水で洗い、塩分を落としてください。
常に身近に置いておきたい浮くっしょん

津波や洪水から身を守るためには、何より早期避難が重要です。そのうえで、万が一避難が間に合わず水に囲まれてしまった場合に備え、「浮く」という選択肢を用意しておくことも大切です。
東日本大震災の後も、日本では度重なる地震に見舞われています。浮くっしょんは、普段はクッションとして使えるため、防災用品としてしまい込まず、身近に置いておけるのが大きな特徴。いざというときの備えを、日常生活に無理なく取り入れてみませんか?
今回紹介したアイテムはこちら
モンベル 浮くっしょん
| 素材 | 本体:表地/210 デニール・ナイロンオックス・浮力体/NBR |
|---|---|
| 重量 | 620g |
| サイズ | 大人用フリーサイズ(胸囲72~113cm) |
| 収納サイズ | 39×39×厚み5.5cm(折り畳み時) |
| 浮力 | 7.5kg |
モンベル 浮くっしょん Kid's (フリーサイズ 125-155)
| 素材 | 本体:210 デニール・ナイロンオックス・浮力体:NBR |
|---|---|
| 重量 | 420g |
| サイズ | キッズ・フリー 身長:125~155cm 胸囲:61~79cm |
| 収納サイズ | 34×34×厚み5cm(折り畳み時) |
| 浮力 | 5.0kg |
モンベル 浮くっしょん Kid's (フリーサイズ 85-125)
| 素材 | 本体:210 デニール・ナイロンオックス・浮力体:NBR |
|---|---|
| 重量 | 300g |
| サイズ | キッズ・フリー 身長:85~125cm 胸囲:48~62cm |
| 収納サイズ | 28.5×28.5×厚み4.5cm(折り畳み時) |
| 浮力 | 3.0kg |





