【実践レビュー】“洗いにくい”私物3点をメンテナンス
今回は、特に「家で洗うのは難易度が高いな……」とケアを躊躇していた、こだわりの帽子3点をケアしてみました。

- (1)水洗い不可!ファー付きフライトキャップ(写真左)
タグには「水洗い不可」の表示。ファー部分の風合いが変わりそうで、これまで洗うのをためらってきました。ボリューム感を保ったまま、汚れだけを落とせるのかを検証します。 - (2) フェルトがアクセントのハット(写真中央)
異素材の組み合わせがお気に入りですが、水に浸けるとフェルトが縮んだりツバがヨレたりしそうで、手が出せなかった一品。形をキープしたまま汚れだけを落としたい……。 - (3)耳当て付きのキルティングキャップ(写真右)
パーツが多く、中綿入りで乾きにくいため、生乾き臭も怖い。構造が入り組んでいるので、型崩れさせずに汚れを落とすのが至難の業です。
(1)水洗い不可!ファー付きフライトキャップ

素材: ポリエステル、アクリル、綿、レーヨン、ファー(ポリエステル)
使用頻度: 冬の低山ハイクで数回使用
汚れの種類: 汗、埃、皮脂汚れ
放置期間: 約3年(毎シーズン後に消臭抗菌スプレーをかけて干すのみ)

まずは長い間耳を守ってくれていたファーをケア。寒い時期といえども汗は相応にかいていたはず。
ブラシにフォームをつけ、やさしくなでるように泡を浸透させていきます。

泡をまんべんなくつけ、タオルでサッとふき取っていくと……
思わず「おお」と声が出ました。ファーのパサパサした質感が、ツヤツヤに!
しかも、作業時間は3分もかかっていません。ふき取り後の乾きも早いので、ファーのフワフワ感はそのままで、風合いを損なわず清潔感を取り戻せました。
willow
少し埃っぽい匂いがしていたのも、無臭になりました。
さすがスニーカーケアの重鎮が作るクリーナー、恐るべし。
(2) フェルトがアクセントのハット

素材: コットン、一部ウール(フェルト)
使用頻度: 秋〜冬の登山で頻繁に使用
汚れの種類: 日焼け止め、汗、頭皮の脂
放置期間: 約半年

次はおでこ部分に日焼け止めが付着して白くなっているハットに着手。ブラシにのせた泡で、汚れが気になる裏側の汗取りバンド部分をピンポイントでブラッシングしていきます。
その結果がこちら!(※汚れの状態がわかる写真を掲載しています。苦手な方はご注意ください)

ご覧のとおり、汚れを浮かせてふき取るだけですっかりキレイになりました!
泡は少量でも良く広がるので、頭に触れる部分全体をサッパリさせることができました。心配していたフェルト生地のダメージもなく、「これならもっと早く使えばよかった」と思えた1点です。
willow
今回は素手でやってみましたが、手荒れは特に気になりませんでした。
心配な方は、薄手の手袋をつければより安心です。
(3)耳当て付きのキルティングキャップ

素材: ナイロン、中綿(ダウン・フェザー)
使用頻度: 冬山ハイクで高頻度に使用
汚れの種類: 蓄積した皮脂汚れ、汗
放置期間: 約1シーズン
最後に、中綿入りのキルティングキャップをメンテナンス。
こちらもおでこの汗取りバンドの汚れが気になるため、クリーナーでふき取ってみると……
(※汚れの状態がわかる写真を掲載しています。苦手な方はご注意ください)

willow
ギャアァァーーー!!
白いタオルに汚れが移って茶色に!
こんなに汚れていたのかと愕然としました……
白いタオルがここまで汚れると、肝心のキャップの変化も気になるところ。

風通しのいい場所で半日ほど陰干ししたあと触ってみると、ベタつきはなくサラッとした質感に。中綿のふくらみや型崩れもなく、見た目も触り心地もスッキリしました。
“洗えないから仕方ない”とあきらめていた汚れが、ここまでリセットできたのは、正直うれしい驚きです。
【総評】 汚れと一緒に「心のモヤモヤ」も一掃!

今回使ってみて痛感したのは、帽子は思った以上に汚れを溜め込んでいるということ。
「洗えないから仕方ない」と放置しておくのは、お気に入りの寿命を縮めてしまうかもしれない……と、茶色くなったタオルを見て反省しました。
Hat Care Kitを使ってみてよかったのは、“構えなくていい”ところ。準備もいらず、思い立ったときにサッとケアできるから、これなら無理なく続けられそうです。汚れが落ちただけでなく、「いつかやらなきゃ……」というモヤモヤが晴れて気持ちもスッと軽くなりました。
お気に入りの帽子を、少しでも長く気持ちよく使いたい人には、手元にあってもいいアイテムだと感じました。
willow
パッケージがオシャレなので、部屋のインテリアを邪魔せず『ちゃんとした人』感を演出できる気がします。笑
使ってわかった、気をつけたいポイント
ただし、どんな帽子でも万能に使えるというわけではありません。今回わかった注意点もまとめておきます。
■「泡のつけすぎ」やシミのリスクに注意!

今回、汚れを落としたい一心でキルティングキャップに泡をたっぷり使いすぎた結果、ツバ部分にクリーナーが残り、シミのようになってしまいました。
私の場合は実用上問題ないレベルでしたが、水分を吸い込みやすい素材や特殊な加工があるものは、乾燥後にシミが目立つ場合があります。
必ず「内側の目立たない場所」でテストし、少量ずつ様子を見ながら使うことをおすすめします。
■強固な泥汚れは別途ケアを
このキットは主に皮脂汚れや汗、軽い付着汚れをケアするアイテムです。繊維の奥に入り込んだ激しい泥汚れなどは、本製品だけで完結させず、別途ケアが必要な場合もありそうです。
■完全な「丸洗い」の代替ではない
あくまで「水を使わず汚れを浮かす」ケアです。長年蓄積した汚れを根こそぎ落とす本格的な洗浄とは目的が異なる点に注意してください。
少なくとも今回試した3点では満足できる結果となりましたが、素材や状態によって仕上がりは変わる可能性があります。
お気に入りの帽子と、もっと長く歩こう

帽子は、身につけるギアの中でも意外と汚れやすい存在。それでも「洗いにくさ」から後回しにしてしまいがちです。
「Hat Care Kit」は、そんな帽子ケアをぐっと身近にしてくれる存在でした。”一生洗えないと思っていた帽子”があるなら、一度試してみてもいいかもしれません。
キレイになった帽子を相棒に、次の週末はどの山へ行きましょうか?
Jason Markk Hat Care Kit
| 詳細 | ・4oz.プレミアム RTU ハットクリーナー 118ml ・プレミアムクリーニングブラシ |
|---|---|
| 特徴 | 帽子を優しく、効果的にクリーニングするキット |
Jason Markk プレミアムマイクロファイバータオル
| 詳細 | サイズ:30cm×30cm 素材:マイクロファイバー |
|---|---|
| 特徴 | 吸水性と速乾性に優れ、300回以上の洗濯を繰り返しても使用可能 |
