ずっと着ていたくなるTシャツを作りました
「もっと山や自然を楽しんで欲しい」という思いを込めて、[sn] super.natural とYAMA HACKが山でずっと着たくなるベースレイヤー(Tシャツ)を作りました。
その名も《Mountain Basic Tee(マウンテンベーシックティー)》。
前回のコラボレーションから2年。今回は素材やTシャツの型から作った、完全オリジナルモデルです。
長く着るものだからこそ
大切に選んでほしい
ベースレイヤーは身につけている時間が長いにもかかわらず、機能の違いがわかりにくいこともあり、人によっては「なんでもいいや」と、雑に選んでしまっているアイテム。
着ることで重い荷物が急に持てるようにパワーアップするわけではないですが、汗の冷えやムレなどの小さなストレスを減らすことで、山の時間を快適にしてくれます。

読者の声と
たくさんのギアを使った経験をカタチに
Tシャツを作るにあたって、読者の皆さんにもアンケートを実施。普段感じている”気になる”を教えてもらいました。
このたくさんの”気になる”を解決するべく、さまざまな山道具を使ってきた編集部メンバーが[sn] super.natural と一緒に「素材」と「作り」の観点から開発。
そして、フィールドテストを繰り返し、納得のできるものができあがりました。
今回のために作ったオリジナル素材
とくにこだわったのがTシャツの素材です。
乾きの良さとにおい対策のため、ポリエステルとメリノウールの強みのバランスが取れた「メリノウール×ポリエステル混紡」を選択。有名な登山ブランドでも使われているNIKKE AXIO(ニッケアクシオ)を採用しました。
NIKKE AXIOは、ウールの繊維束の内側にフィラメント(今回はポリエステル)を包み込むように撚り合わせた糸(交撚糸)。メリノウール100%のようなふわっとした質感ではないものの、シルキーで心地良い素材です。

1000回以上こすって、
毛羽立ち具合もチェック
日帰り装備だけでなく、9時間以上テント泊装備を背負って歩いたり、誰もいない部屋にこもってヒップベルトで1,000回以上Tシャツをこすったり、妥協なく機能をチェックしました。

メリノウールにもポリエステルにもやさしさを
通常のNIKKE AXIOのポリエステル繊維はバージンポリエステルが使われています。しかし今回は、すべて再生ポリエステルとはいかなかったものの、ポリエステル47%中の30%をリサイクル素材にした、新しいNIKKE AXIOを用意してもらいました。
さらに、メリメウールは苦痛をあたえずに、自然に育ったノンミュールジングウールを採用しています。

【2】細かな部分まで抜かりなく追求
Tシャツのつくりにも、小さな工夫が隠されています。
ザックを背負っても違和感を感じにくい肩周り
重いザックを背負っていると、肩の縫い目とザックが干渉して、少しずつ肩に痛みを感じることがあります。そこで2つの工夫をしました。
①肩周りの部分の縫い目をフラットシーマと呼ばれる、肌に違和感を感じにくい方法を採用
②縫い目自体を、背中側に移動
この方法自体は、新しいものではありませんが、多くの登山ブランドで採用されている確かな方法です。
インナーが見えにくい首の広さ
着心地などの機能には直結しませんが、「着やすくなる」ための小さな工夫もあります。
多くの登山者が当たり前のように使うようになってきた、汗処理インナー。ただ、ものによっては首からインナーが見えてしまうことも。
そこで、有名な3つの汗処理インナーと組み合わせて、首から見えないかチェック。また、狭すぎて首が苦しくならないようにもバランスをとりました。

生地の厚みは170を採用し、インナーを透けにくくしています。色によってはまったく透けないというものではありませんが、すごく気になるほどではありません。
また、140や150といった厚みが多い夏用のウールウェアの中では少し厚めですが、暑すぎるということはないので、安心してください。
街で着ても違和感が少ないシルエット
タイトなウェアの機能性が良いことはもちろんですが、山だけでなく麓の街でも違和感なく着られるシルエットです。
薄手のコットンTシャツのような質感なので、街でのカジュアルなコーディネイトにも活躍します。
今回、半袖と長袖の2タイプを用意。半袖タイプには、ワンポイントで胸ポケットがあります。
裾は切れ目を入れることでスタイリッシュに。また、後ろを少しだけ長くすることでしゃがんだ時のめくれ上がりを軽減。
カラー展開は「山の中」を想起させる3色
ラインナップは半袖と長袖で、それぞれ3色展開。3色とも、自然の中にある色をイメージしました。
forest green(フォレストグリーン)
爽やかな新緑の木々をイメージした色。YAMA HACKのイメージカラーにも似た色です。他ではあまりない色で組み合わせが難しく感じますが、さまざまな色との相性も良し。カラーコーディネートも用意したので、チェックしてみてください。
air blue(エアーブルー)
山の中の澄んだ空気をイメージした、男女ともに着る人を選ばないカラー。今回の3色の中で比べると、少しインナーが透けやすくなります。
trail beige(トレイルベージュ)
山に伸びる登山道のような、落ち着いた色味。光が当たると少し赤みが入ったベージュにも見えます。《Mountain Basic Tee》を見る
気になるカラーコーデを一気に見てみよう!
実際に購入するときに気になるのが、色の組み合わせ。合計8色のカラーコーディネートを用意したので、参考にしてみてください。
※画像はスライドします
forest green
air blue
trail beige
男女兼用の4サイズ展開!
サイズは男女兼用でXS、S、M、Lの4サイズ。着用イメージを見て、ご自身にあったものを選んでください。