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デジタル一眼、GoPro、スマホ…高画質なカメラがたくさんある中、『フィルムカメラ』の魅力って?(2ページ目)

※撮影クレジットのない写真は全てうきさん撮影

フィルムカメラ 登山 写ルンです

撮影:YAMA HACK編集部(左からHasselblad500cm、ミノルタSR-7、写ルンです、ライター所有のリコーGR1s)
今日は、Hasselblad500cmとミノルタSR-7を持ってきました。
写ルンですも山友だちと「#写ルンです登山隊」をして楽しんでいるので好きです!
うきさん
うきさん
山でフィルムカメラを使うのは初めてなので、ちゃんと撮れるかドキドキです。

どんな写真が撮れるのか…いざ出発!

早速パチリ!

フィルムカメラ 登山 撮影シーン

撮影:YAMA HACK編集部

スタートと同時にパチり。
うきさん、気に入った瞬間を逃さず撮影しています。

Hasselblad500cmで撮影

▲Hasselblad500cmで撮影

ミノルタSR-7で撮影

▲ミノルタSR-7で撮影

写ルンですで撮影
▲写ルンですで撮影

ここ撮りたい!って心が動いた瞬間を大事にして撮るようにしています。
山などの景色を撮ることも好きですが、友だちの素の表情や笑顔を撮ることも大好き。楽しそうに写っているとより感動しますね。
うきさん
うきさん

使っていればすぐ慣れます!

フィルムカメラ 登山 フィルム交換

撮影:YAMA HACK編集部

と、ここでフィルム切れ。手際よくフィルムを交換していました。
平らな場所が少ない山の中でフィルム交換するのは難しそうですよね…

フィルム交換にはすっかり慣れました。何度もやっているので難しくはないですよ。
でも、雪山で交換する時はグローブを外さないといけないので…正直その時はめちゃくちゃ辛いです。笑
うきさん
うきさん

イマドキアイテムを使いながら”一瞬を撮る”を楽しむ

カメラの話を色々と聞きながら歩いていると、うきさんがスマホを取り出しました。
「あ、スマホでも撮影するんだ」と思っていたのですが…

フィルムカメラ 登山 スマホアプリで露出を測る様子

撮影:YAMA HACK編集部(スマホアプリで露出を測る様子)

フィルムカメラ 登山 撮影している様子

撮影:YAMA HACK編集部
ハッセルには撮影時の光の強さを測る”露出計”がないので、スマホのアプリを使っているんですよ。だから、絞り値やシャッター速度など細かい設定が簡単にできちゃいます。
ちなみに、普通にスマホでも撮りますよ!笑
うきさん
うきさん
専門的なスキルが必要だと思っていましたが、難しい設定などは便利アイテムに助けてもらいながら撮影しているんですね。フィルムカメラへのハードルが下がりました!

Hasselblad500cmで撮影

▲Hasselblad500cmで撮影

ミノルタSR-7で撮影

▲ミノルタSR-7で撮影

写ルンですで撮影

▲写ルンですで撮影

木漏れ日だったり、光の感じなどが好きなので、そういった一瞬を逃さないようにしています。
うきさん
うきさん
同じ光の感じで撮っていても、カメラによって写真の色味だったり雰囲気が異なっていてびっくりしました。それがすごく面白い!
好きな雰囲気で映し出すカメラ・フィルムを探すっていうのも、また楽しそうですね。

”限られた枚数”だからこそ、どんな場所・景色もより楽しく

撮影をしながら山頂へ向かっていましたが、山歩きを楽しみつつ動物と出会ったりと大満足。雲行きも怪しかったことから、ピークハントすることなくあっさりと下山。山麓グルメも楽しんで帰路につきました。

フィルムカメラ 登山 写ルンです

撮影:YAMA HACK編集部
歩いているだけで、いいな!と思う瞬間がたくさんあるので、山頂に絶対に行くというこだわりはないですね。
フィルム仲間とカメラの話をしながら、写真を撮っているだけでもすごく山は楽しめますよ。
うきさん
うきさん
スマホで撮っているとなんとなく作業というか、”写真を撮っている”っていう意識がなかったかもしれません。何枚でも撮影できますしね。
限られた枚数の中で、撮りたい一瞬を捉える…フィルムカメラは山の楽しみ方のひとつですね。
そうなんです!それに、型の古いカメラを使っているとご年配の方によく話しかけられるんですよね。そういう、出会いも嬉しいです。
うきさん
うきさん
今日も「懐かしいカメラだね〜」って話かけられてましたよね。会話のきっかけや新しい出会いもフィルムならではの魅力ですね。

失敗すらも楽しい思い出に!

フィルムカメラ 撮影写真

提供:うきさん(フィルムセットを失敗し撮影カットが全て重なった写真)
今撮りたい!と思ってシャッターを押すも…「あ、巻いてなかった。」と、何度もフィルムを巻き忘れてしまいました。
これまでに、フィルムならではの失敗はあったのでしょうか?
失敗ですか?あります、あります!
ちゃんとフィルムがセットされてなくて、1枚に24枚分の写真が重なっていたり…。
うきさん
うきさん
撮った写真が全部重なってる…それはショック!

ピントが合っていない写真

撮影:YAMA HACK編集部(現像した写真をチェックすると、ピントが合っていないものがちらほら)
たしかに…
今回の写ルンですでの撮影でも、逆光や日陰でフラッシュをたき忘れたり、フィルムを巻いた状態でポケットに入れてうっかりシャッターを押してコマを無駄にしたり…失敗もたくさんありました。笑
失敗するとショックが大きいですが…それも思い出になってて、後で見返すとこんな失敗したなぁと笑っちゃいます!逆に忘れられない思い出になったりしますよ。
うきさん
うきさん

フィルムカメラは山の楽しみ方のひとつ

うきさんのHasselblad500cm

撮影:YAMA HACK編集部(うきさんのHasselblad500cmを覗かせてもらいました)
《フィルムカメラ登山の魅力》
・厳選して撮影するから一瞬を大切にできる
・いつもと違った視点で山を見ることができる
・山頂にこだわることなく、山歩きを楽しめる
・ファインダーからのぞくと景色が違って見える
・会話や出会いのきっかけになる
・写真が仕上がるまでのワクワク感も楽しい

いやいや、本当にフィルム登山楽しかったです。うきさんが、ここぞという一瞬にカメラを構えていてその姿も素敵でした。
「あ、失敗したかも!?」って思っても、それもまた一緒に楽しめたり…。いつもとは少し違う登山を楽しむことができました。

もちろん、デジタルカメラにはデジタルカメラの、スマホにはスマホの良さがたくさんあります。「どれが一番良い」「どれが一番素敵な写真」ということは決められません。
山の楽しみ方のひとつとして、フィルムカメラならではの魅力を楽しむ登山、ぜひ試してみて欲しいと思いました。

フィルムカメラを持って山へ行ってみよう!

フィルムカメラ 登山 写ルンですを構える

撮影:YAMA HACK編集部

ハードな道を歩いたり山頂を目指すだけが登山なんてことはありません。心地よく山歩きしながら“一瞬を撮る”ことを楽しめるのがフィルム登山のいいところ。景色だけでなく友人の表情や山ごはん、山麓グルメなどシャッターチャンスは無限大。
本格的なフィルムカメラはハードルが高いかもしれませんが、「写ルンです」なら簡単に手に入るので、みなさんもフィルムカメラを持って山に行ってみてくださいね!フィルムカメラの沼にハマりそうな予感がします!

帰宅してからも楽しい!現像した写真を待つワクワク感

撮影しながらの登山はもちろん楽しいもの。さらに、現像から写真が戻ってくるまでのワクワク感もたまりません。
最後に、今回の密着取材でうきさんと編集部が撮影した写真を紹介します。

▼うきさん撮影の写真がコチラ

撮影:うきさん(Hasselblad500cm・ミノルタSR-7・写ルンですで撮影したカット)

▼編集部撮影の写真がコチラ

撮影:YAMA HACK編集部(全て写ルンですで撮影)

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