バックカントリーとは?
バックカントリーとは、スキー場から一歩出て、自然の雪山の中をスキーやスノーボードで楽しむことで、近年人気のスポーツです。大自然をダイナミックに滑るのは、スキー場とは違った楽しみがありますが危険も潜んでいます。では、バックカントリ―の魅力と危険とは何でしょう?
バックカントリーの魅力と危険
【魅力】
① ふかふかのパウダースノー
② 木々をすり抜けながら滑るスリリング
③ 誰もいない斜面に自分のシュプールを描ける気持ちよさ!
④ 登山要素もありアドベンチャー感覚が強い
⑤ 山の上に登るので景色がきれい
【危険】
バックカントリーには以下のような危険がつきものです。慣れないうちはツアーに参加するなど、正しい知識を持つ人に同行してもらいましょう。
① 雪崩
② 道迷い
③ 木々や岩などの衝突
④ 天候の急変
⑤ 判断の難しさ・装備不十分など
はじめてのバックカントリーおすすめツアー
スキー場でのスキーやスノーボードでの経験はあるけれど、バックカントリーは初めて!という人向けに、各地でバックカントリーツアーが多く開催されています。装備のレンタルや経験豊かなガイドさんが同行するので安心です(※ガイドがいても自然が相手なので100%安全とは言えません)。ここでは、初心者向けにバックカントリーツアーを開催しているツアーを紹介します。
BLUECLIFF
長野県白馬村を中心にバックカントリーツアーを開催しています。
【参加費】\10,000(パウダーガイド)
【開催期間】HPを参照(事前予約で開催)
【開催地】白馬周辺
【開催時間】9時~16時頃
【問合せ先】代表:UIAGM国際山岳ガイド滝本倫生TEL:0261-72-8557
【HP】http://bluecliff.jp/index.html
YAMABOKU WILD SNOW PARK
長野県志賀高原にある山田牧場スキー場周辺のツアーを開催しています。
【参加費】\1,000(1st stage)
【開催日】HPを参照
【開催地】ヤマボクの隠れたコースをコンシェルジュが案内
【開催時間】13時~14時半
【問合せ先】YAMABOKUスノーアカデミー TEL:026-242-2505
【HP】http://www.yamaboku.jp/eventtour/eventtour.html
WARP
都心から近いエリアをメインとしたバックカントリーツアーを開催しています。
【参加費】\12,000(ベーシックツアー)
【開催日】HPを参照
【開催地】群馬、新潟にまたがる谷川山系と武尊山系、神楽峰など3つの山域
【開催時間】8時~16時
【問合せ先】WARP TEL:0278-72-1372
【HP】http://warp-mtex.com/
canyons
上越や北信州エリアのツアーを開催しています。
【参加費】¥7,000(エントリーコース)
【開催日】HPを参照
【開催地】北信・妙高エリア
【開催時間】9時~16時頃
【問合せ先】キャニオンズみなかみオフィス(9時~17時)TEL: 0278-72-2811
【HP】http://canyons.jp/
フォレスト&ウォーター
群馬県を中心にツアーを開催しています。
【参加費】¥10,000(バックカントリー入門)
【開催日】神楽が峰:例年12月下旬~4月中旬 武尊山:例年1月上旬~3月上旬
【開催地】神楽が峰・武尊山
【開催時間】8時半~15時半頃
【問合せ先】TEL: 0278-72-8017(9時~18時)
【HP】http://www.fw-powder.com/
POWERZONE
岐阜県にあるスキー場、高鷲(TAKASU)スノーパークをホームにツアーを開催しています。
【参加費】¥9,000(体験コース)
【開催日】例年12月末~4月中旬 毎日開催
【開催地】TAKASUスノーパーク周辺
【開催時間】9時半~13時
【問合せ先】TEL:052-788-7575
【HP】http://powerzone.co.jp/
KINTOUN
群馬県月夜野周辺でツアーを開催しています。
【参加費】¥10,000(ワンデイツアー)
【開催日】例年12月~5月
【開催地】群馬、新潟県、それを隔てる谷川連峰からなる上越国境エリア
【開催時間】4時間程度
【問合せ先】TEL:0467-85-5282
【HP】http://kintoun.jp/
北海道体験(バックカントリー)
北海道ニセコ、富良野、大雪山周辺でツアーが開催されています。
【参加費】¥12,000~
【開催日】12月中旬~5月初旬(ツアーによって異なる)
【開催地】ニセコ、富良野、大雪山など
【開催時間】ツアーによって異なる
【問合せ先】 TEL:011-252-2111(9時~18時)
【HP】北海道体験(バックカントリー)
SLOPETACTIX
山形県の蔵王周辺を中心としたツアーを開催しています。
【参加費】¥8,000(バックカントリーエントリーツアー)
【開催日】例年12月下旬から4月上旬
【開催地】蔵王周辺
【開催時間】2~3時間
【問合せ先】TEL:090-7510-0890
【HP】http://www.slopetactix.jp/index.html
バックカントリーに必要な装備
バックカントリーをする時は、滑走道具以外に必要な装備があります。山へハイクアップする時には、スキーの場合はシールが必要で、スノーボードではスノーシューとトッレキングポールが必要となります。また、雪崩の心配があるため、ビーコン、プローブ、シャベルは個人装備となりますが、レンタルできる場合も多いです。おやつや水筒、その他装備を入れるザック(リュック)も必要となります。
ビーコン
雪崩に埋没した際にすばやく発見するための通信機器です。
プローブ(ゾンテ棒)
雪面に突き刺し、雪崩に埋没した人を探します。
スコップ/シャベル
モンベル コンパクトスノーショベル
シール
スノーシュー&ポール
スノーボードの場合はハイクアップの時に、スノーシューとポールが必要です。ポールは小さく収納できるタイプがおすすめです。
ザック(リュック)
滑走用の装備を携帯できるのはもちろん、その他の道具を持ち運ぶためにも必要です。ある程度容量があるものを選びましょう。
バックカントリーの道具のメンテナンスについて
バックカントリーをする上で道具のメンテナンスは大切です!ワックスがけやサビ止めなど定期的にメンテナンスしましょう。
※詳しい道具のメンテナンス方法はこちらへ
バックカントリーの服装
バックカントリーの服装は、冬山登山のようにレイヤリング(重ね着)が適しています。基本は、ベース(速乾性)、ミドル(保温性)、アウター(完全防水性・透湿性)です。中綿付きのウェアやワンピースタイプのスキーウェアは、歩行が長い場合は不向きです(ハイクアップが少ない場合は問題なし)。また、汗が乾きにくい綿素材も向きません。
ベース
モンベル ジオライン M.W.ラウンドネックシャツ
ミドル
保温性があり吸湿性もある素材(フリースなど)がおすすめです。
パタゴニア フリース R2ジャケット
アウター
ゴアテックス®などの防水性・透湿性に優れた素材を使用した、3レイヤーのハードシェルアウターがおすすめです。
パタゴニア トリオレット・ジャケット
パンツ
アウターと同様、防水性・透湿性を備えたものを選びましょう。
パタゴニア トリオレット・パンツ
その他の必要装備
木々との衝突が心配な場合は、さらにヘルメットを着用しましょう。
パタゴニア ブロデオ・ビーニー
パタゴニア ナノエア・フーディ
モンベル メリノウール サポーテック スノースポーツ ソックス
モンベル パウダーグローブ
バックカントリーへの一歩
バックカントリーは、ゲレンデと違って誰もいない斜面を滑ることができます。パウダースノーの厳冬期から、雪が落ち着いた春先まで滑ることができ、長く楽しめます。まずは、ガイド付きバックカントリーツアーに参加してみて下さい!パウダーの感触、景色の美しさ、斜面を独占できる気持ちよさは、きっとあなたをバックカントリーの虜にしてしまうことでしょう!
Let’s Enjoy Backcountry!
バックカントリーを楽しもう!