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スキーでハイクアップする人

バックカントリーを始めよう!ツアーと持ち物紹介

バックカントリーは、スキー場から一歩出て自然の山を滑ること。バックカントリーの魅力は、パウダースノーや自分のシュプールを描けることですが、雪崩や道迷いなど危険もつきもの。まずは、装備のレンタルもあるバックカントリーツアーのコースで体験するのがおすすめ。ここでは、バックカントリーツアーや装備などをご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:flickr by kcxd

バックカントリーとは?

バックカントリーとは、スキー場から一歩出て、自然の雪山の中をスキーやスノーボードで楽しむことで、近年人気のスポーツです。大自然をダイナミックに滑るのは、スキー場とは違った楽しみがありますが危険も潜んでいます。では、バックカントリ―の魅力と危険とは何でしょう?

バックカントリーの魅力と危険

【魅力】

① ふかふかのパウダースノー
② 木々をすり抜けながら滑るスリリング
③ 誰もいない斜面に自分のシュプールを描ける気持ちよさ!
④ 登山要素もありアドベンチャー感覚が強い
⑤ 山の上に登るので景色がきれい

【危険】

バックカントリーには以下のような危険がつきものです。慣れないうちはツアーに参加するなど、正しい知識を持つ人に同行してもらいましょう。

① 雪崩
② 道迷い
③ 木々や岩などの衝突
④ 天候の急変
⑤ 判断の難しさ・装備不十分など

はじめてのバックカントリーおすすめツアー

スキー場でのスキーやスノーボードでの経験はあるけれど、バックカントリーは初めて!という人向けに、各地でバックカントリーツアーが多く開催されています。装備のレンタルや経験豊かなガイドさんが同行するので安心です(※ガイドがいても自然が相手なので100%安全とは言えません)。ここでは、初心者向けにバックカントリーツアーを開催しているツアーを紹介します。

BLUECLIFF

長野県白馬村を中心にバックカントリーツアーを開催しています。

バックカントリースキーを楽しむ人出典:BLULECLIFF

【参加費】\10,000(パウダーガイド)
【開催期間】HPを参照(事前予約で開催)
【開催地】白馬周辺
【開催時間】9時~16時頃
【問合せ先】代表:UIAGM国際山岳ガイド滝本倫生TEL:0261-72-8557
【HP】http://bluecliff.jp/index.html

YAMABOKU WILD SNOW PARK

長野県志賀高原にある山田牧場スキー場周辺のツアーを開催しています。

バックカントリーのツアー中の人々出典:pixabay

【参加費】\1,000(1st stage)
【開催日】HPを参照
【開催地】ヤマボクの隠れたコースをコンシェルジュが案内
【開催時間】13時~14時半
【問合せ先】YAMABOKUスノーアカデミー TEL:026-242-2505
【HP】http://www.yamaboku.jp/eventtour/eventtour.html

WARP

都心から近いエリアをメインとしたバックカントリーツアーを開催しています。

バックカントリーツアーに参加する人々出典:WARP

【参加費】\12,000(ベーシックツアー)
【開催日】HPを参照
【開催地】群馬、新潟にまたがる谷川山系と武尊山系、神楽峰など3つの山域
【開催時間】8時~16時
【問合せ先】WARP TEL:0278-72-1372
【HP】http://warp-mtex.com/

canyons

上越や北信州エリアのツアーを開催しています。

バックカントリー出典:canyons

【参加費】¥7,000(エントリーコース)
【開催日】HPを参照
【開催地】北信・妙高エリア
【開催時間】9時~16時頃
【問合せ先】キャニオンズみなかみオフィス(9時~17時)TEL: 0278-72-2811
【HP】http://canyons.jp/

フォレスト&ウォーター

群馬県を中心にツアーを開催しています。

【参加費】¥10,000(バックカントリー入門)
【開催日】神楽が峰:例年12月下旬~4月中旬 武尊山:例年1月上旬~3月上旬
【開催地】神楽が峰・武尊山
【開催時間】8時半~15時半頃
【問合せ先】TEL: 0278-72-8017(9時~18時)
【HP】http://www.fw-powder.com/

POWERZONE

岐阜県にあるスキー場、高鷲(TAKASU)スノーパークをホームにツアーを開催しています。

バックカントリーをする2人出典:pixabay

【参加費】¥9,000(体験コース)
【開催日】例年12月末~4月中旬 毎日開催
【開催地】TAKASUスノーパーク周辺
【開催時間】9時半~13時
【問合せ先】TEL:052-788-7575
【HP】http://powerzone.co.jp/

KINTOUN

群馬県月夜野周辺でツアーを開催しています。

バックカントリーを練習している人出典:pixabay

【参加費】¥10,000(ワンデイツアー)
【開催日】例年12月~5月
【開催地】群馬、新潟県、それを隔てる谷川連峰からなる上越国境エリア
【開催時間】4時間程度
【問合せ先】TEL:0467-85-5282
【HP】http://kintoun.jp/

北海道体験(バックカントリー)
北海道ニセコ、富良野、大雪山周辺でツアーが開催されています。

【参加費】¥12,000~
【開催日】12月中旬~5月初旬(ツアーによって異なる)
【開催地】ニセコ、富良野、大雪山など
【開催時間】ツアーによって異なる
【問合せ先】 TEL:011-252-2111(9時~18時)
【HP】北海道体験(バックカントリー)

SLOPETACTIX

山形県の蔵王周辺を中心としたツアーを開催しています。

visual01出典:SLOPETACTIX

【参加費】¥8,000(バックカントリーエントリーツアー)
【開催日】例年12月下旬から4月上旬
【開催地】蔵王周辺
【開催時間】2~3時間
【問合せ先】TEL:090-7510-0890
【HP】http://www.slopetactix.jp/index.html

バックカントリーに必要な装備

バックカントリーをする時は、滑走道具以外に必要な装備があります。山へハイクアップする時には、スキーの場合はシールが必要で、スノーボードではスノーシューとトッレキングポールが必要となります。また、雪崩の心配があるため、ビーコン、プローブ、シャベルは個人装備となりますが、レンタルできる場合も多いです。おやつや水筒、その他装備を入れるザック(リュック)も必要となります。

ビーコン

雪崩に埋没した際にすばやく発見するための通信機器です。

プローブ(ゾンテ棒)

雪面に突き刺し、雪崩に埋没した人を探します。

スコップ/シャベル

雪崩に巻き込まれた人を掘り起こしたり、雪洞を掘ったり雪面の弱層テストをしたりするのに使用します。

シール

スキーの場合、ハイクアップの時にはシールが必要。スキーの雪面に装着し、登る時に下へ滑らないようにするための道具です。

スノーシュー&ポール

スノーボードの場合はハイクアップの時に、スノーシューとポールが必要です。ポールは小さく収納できるタイプがおすすめです。

ザック(リュック)

滑走用の装備を携帯できるのはもちろん、その他の道具を持ち運ぶためにも必要です。ある程度容量があるものを選びましょう。

バックカントリーの道具のメンテナンスについて

板を手入れする出典:amazon

バックカントリーをする上で道具のメンテナンスは大切です!ワックスがけやサビ止めなど定期的にメンテナンスしましょう。
※詳しい道具のメンテナンス方法はこちら

バックカントリーの服装

バックカントリーの服装は、冬山登山のようにレイヤリング(重ね着)が適しています。基本は、ベース(速乾性)、ミドル(保温性)、アウター(完全防水性・透湿性)です。中綿付きのウェアやワンピースタイプのスキーウェアは、歩行が長い場合は不向きです(ハイクアップが少ない場合は問題なし)。また、汗が乾きにくい綿素材も向きません。

ベース

吸湿速乾性のインナーです。

ミドル

保温性があり吸湿性もある素材(フリースなど)がおすすめです。

アウター

ゴアテックス®などの防水性・透湿性に優れた素材を使用した、3レイヤーのハードシェルアウターがおすすめです。

パンツ

アウターと同様、防水性・透湿性を備えたものを選びましょう。

その他の必要装備

木々との衝突が心配な場合は、さらにヘルメットを着用しましょう。

ダウンはザックに入れておき、休憩時や寒いとき用に使用すると便利です。 雪目防止、降雪時でも目を保護すためにもゴーグルやサングラスは必携です。 保温性の高いウール素材の靴下やフィット感差サポート力のある靴下がおすすめです。

モンベル メリノウール サポーテック スノースポーツ ソックス

防水性と保温性を兼ね備えたグローブも用意しましょう。 寒い休憩時にはホットドリンクで温まりましょう!

バックカントリーへの一歩

バックカントリーが好きな女性出典:pixabay

バックカントリーは、ゲレンデと違って誰もいない斜面を滑ることができます。パウダースノーの厳冬期から、雪が落ち着いた春先まで滑ることができ、長く楽しめます。まずは、ガイド付きバックカントリーツアーに参加してみて下さい!パウダーの感触、景色の美しさ、斜面を独占できる気持ちよさは、きっとあなたをバックカントリーの虜にしてしまうことでしょう!

Let’s Enjoy Backcountry

バックカントリーを楽しもう!