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ウインドシェル

経験者はみんな持ってる!?山での快適さが格段にUPするペラペラウェアの魅力に迫る

登山用品専門店でよく見かけるペラペラのシェルジャケット。雨を防げる訳ではないし、一体なんのためのウエアなのでしょう? でも経験を積んだ登山者に人気が高く、手に入れるとかなり便利なアイテムなのです。リアルな活用例と共に、その魅力をお伝えします!

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

便利すぎて罪!経験者がみんな持ってる優秀ウェアの正体とは?

登山用品専門店で、薄くてすぐに破けてしまいそうなペラペラのジャケットを見たことがないですか? 防水性はなさそうだし、一体なんのために着る服なのか検討が付かない方も多いはず。でも実はこれ、経験を積んだ登山者が高確率で使っている、すごく便利なアイテムなんです!

破けそうで不安?いいえ!こいつは体を守ってくれるすごいヤツ

ウインドシェル

撮影:筆者(生地はどれも薄いが、透湿性の有無はモデルによって異なる)

ペラペラウェアの正体とは、「超軽量ウインドシェル」。ウインドブレーカーと機能は同じで、風を防ぐためのジャケットです。最近は200g以下の超軽量モデルが発売され、これは普段手にしているスマホと同じくらいの軽さ。登山の休憩時はもちろん、行動中にもサッと気軽に羽織れるので使い勝手が抜群なんです。

レインウェアだけでもいいけど…あると山での快適さが格段にUPするウェア

ウインドシェル

撮影:筆者(右のレインジャケットの出番は、雨が降ってきたとき以外にはほとんど着ない・・・)

風を防ぐだけなら、完全防水で登山の必須装備であるレインジャケットで十分と考える人も多いかもしれません。ただ風が吹いて少し肌寒いときに着用すると、ゴワゴワと硬くて動きづらかったり、さらに衣類内がムレてしまったりと不快な思いをしたことはありませんか?

その点ウインドシェルは、熱や湿気が生地の外側に逃げていく「透湿性」に優れたモデルが増え、登山の行動中にもストレスフリーに着用できるのが特徴です。そのため、使用頻度はレインジャケットと比べものにならないほど高いといえるでしょう。

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撮影:筆者(愛用しているアイテムは<パタゴニア>の「フーディニジャケット」)

実は筆者も数十年来「超軽量ウインドシェル」を愛用。登山において必携というわけではないですが、1枚用意するだけで山の快適さが格段にUPするウェアです。その魅力を紹介していきます。

手放したくなくなる!常に持っていきたい3つの理由

超軽量ウインドシェルにレインジャケットのような防水性は備わっていません。それでも「使いたい!」と思わせてくれる3つの特徴があります。ひとつずつチェックしましょう!

その1:冷たい風を防いでくれる

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撮影:筆者(山の稜線ではウインドシェルが欠かせない)

風を防いでくれる防風性こそ、ウインドシェルの最大の特徴。山登りの最中に風に吹かれると、汗が冷えて体温が下がってしまいます。ウインドシェルを使えば、「汗冷え」を防げるのです。

その2:めちゃくちゃ軽い

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撮影:筆者(重量はたったの100g。荷物に加えても気にならない)

超軽量ウインドシェルは、見た目の通り非常に軽く、なかには100g以下という強者も。荷物を軽量化したい人にもおすすめです。

その3:とってもコンパクト

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撮影:筆者(チェストポケットに収納するとこんなに小さくなる)

生地が薄いので収納性にも優れます。ポケットに収納できるパッカブル仕様のモデルが多く、手のひらサイズになるものがほとんど。バックパックのわずかなスペースにも、ササッと収納できちゃいます。

1年中使えるマルチウェア!山での活用シーンをチェック

では実際にどんなときに役に立つのか、12月頃に奥秩父の雁坂峠へ向かう山行で使ってきた写真とともに、活用シーンを紹介します!

シーン1:体が冷えている出発時

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撮影:筆者

体が冷えている登山のスタート時。動き出しは肌寒いくらいの格好でちょうどいいのですが、それでも何か羽織りたい。そんなとき、超軽量ウインドシェルの出番です。着るだけで外気を遮断できるので、じんわりと温かい。また優れた透湿性のおかげで、着たまましばらく歩いてもジャケットの内側がすぐに熱くなることはありません。

シーン2:ほっと一息ついたとき

ウインドシェル

撮影:筆者

上り坂が続くとさすがに内側が熱くなってしまうので、途中で脱ぐことも。今回の行程では体が温まったタイミングで脱ぎました。そして休憩するとき、再び出番が訪れます。

ウインドシェル

撮影:筆者

途中で脱いだときは、サイドポケットなどにサッと収納。かさばるウェアだとバックパックの中に収納しなければいけないので、このコンパクトさもうれしいポイントです。取り出しやすく、いつでも気軽に羽織れる環境を作れます。

シーン3:風が吹き抜ける稜線で

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撮影:筆者

目的の雁坂峠に到着すると、ついに稜線に出ました。森林限界を越えていると、風の影響がダイレクトに。そんな時もしっかりと強風から身を守ってくれますよ。

シーン4:肌寒い季節の行動着に

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撮影:筆者(右のアイテムがミッドレイヤー。通気性に優れる中綿入りのジャケット)
限定した季節だけでなく、保温性に優れたミッドレイヤーとの重ね着で1年中使えるマルチアイテム。とくに気温が低いときは、行動着として重宝します。実際今回の検証は12月だったので、適宜脱ぐこともありましたが、トータルでは着たまま行動する時間の方が圧倒的に長かったです。

山だけじゃない!普段使いや旅行のお供にもおすすめ

軽くてコンパクトなので持ち運びが苦にならない超軽量ウインドシェルの出番は、山だけにとどまりません。日常生活でも、いろんなシーンに使える便利アイテム。いくつか使用例を紹介しましょう。

クーラーが効きすぎる電車やお店の中で

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出典:PIXTA

電車やスーパー、レストランや居酒屋など、街中にはクーラーの効きすぎている場所が多くあります。そんな時にちょうどいいウェアです。暑すぎず寒すぎず、体温調節に役立ちます。

寒暖差が激しい端境期に

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出典:PIXTA

春から夏、夏から秋といった季節の境目で、朝晩の寒暖差が激しいときにも重宝します。朝出かけるときに羽織って、温かい日中はバックパックにしまって、気温が下がりはじめる夕方にあらためて着る。1枚持っているだけで快適度が格段にUPするのです。

重量200g以下!おすすめの超軽量ウインドシェル一覧

すすめられたら欲しくなってきた!そんな人のために、人気アウトドアブランドの超軽量ウインドシェルを軽量順にご紹介します。気になるものをぜひチェックしてみてくださいね。

モンベル|EXライトウインド ジャケット

わずか45gと世界最軽量の防風ウェア。極薄の素材使用にもかかわらず、防水性や透湿性に優れているのもうれしいポイントです。脇後方には換気口もあり、ウェア内にこもった空気を排出してくれる工夫も。
モンベル EXライトウインドジャケット

提供:mont-bell
重量:約45g(メンズM)
サイズ:S〜XL、U/S(海外モデル)〜U/XL(海外モデル)

モンベル EXライトウインドジャケット(メンズ)モンベル EXライトウインドジャケット(ウィメンズ)

パタゴニア|フーディニジャケット

今回山で使用したパタゴニアのフーディニジャケット。筆者も数十年愛用している超軽量のウインドシェルです。手のひらサイズにコンパクトに収納できて、使い勝手抜群です。

メンズ・フーディニ・ジャケット

提供:パタゴニア

重量:約102g(メンズM)
サイズ:XS〜XL

パタゴニア フーディニ ジャケット (メンズ)パタゴニア フーディニ ジャケット (レディース)

ザ・ノース・フェイス|スワローテイル フーディ

重ね着を想定した作りで、袖下を中心にゆとりのあるシルエット。内側はメッシュ素材で、汗による生地のはりつきを軽減しています。両脇にはベンチレーションつきで、通気性も抜群。

ザ・ノース・フェイス スワローテイルフーディ(メンズ)

重量約140g(Lサイズ)
サイズS〜XXL

ザ・ノース・フェイス スワローテイルフーディ(レディース)

重量約125g(Lサイズ)
サイズS〜XL

アークテリクス|スコーミッシュ フーディ ジャケットパーカー

高耐風ストレッチ素材の使用で、軽量にもかかわらず耐久性の高さがポイント。細身でシンプルなデザインのため、スタイリッシュに着こなせますよ。

アークテリクス スコーミッシュ フーディ(メンズ)

重量140g
サイズXS~XXL

アークテリクス スコーミッシュ フーディ(ウィメンズ)

重量120g
サイズXS~XL

便利アイテムをゲットして、登山をより快適に!

ウインドシェル

撮影:筆者

一度手にすれば、もっと早く出会っていたら…と思うに違いない万能アイテム。山での使い勝手の良さに魅了されるでしょう。ちなみに耐久性も気になりますが、ちょっとやそっとでは破けないほど丈夫なので、過度に心配する必要はありません。

超軽量ウインドシェルを手に入れて、より快適で楽しい登山ライフをおくりましょう!