もうすぐ新年!”お正月”といえば日本の伝統料理「おせち」

例年は家族や親せきなど親しい人たちと囲むことが多いと思いますが、今年はコロナの影響でそれもなかなか難しい状況かもしれません。今はしょうがない…と思っていてもなんだか寂しい気持ちになります。
それならせめて、「山ごはん」で新年を感じるのはいかがですか?
一から色々作って山の上で食べるというのは、現実的に難しいおせち料理。でも、山の上でもハレの日のちょっとした特別感を出したい!という気分になりますよね。
今回は料理が得意でなくても大丈夫!いつもよりちょっと豪華な山ごはんレシピを紹介します。
お吸い物の素で簡単「茶碗蒸し」

味付けもお吸い物の素がしてくれるので、初心者でも失敗が少ないのがポイント。えびや鶏肉・かまぼこ・三つ葉などの食材を使えばお正月っぽさが演出できますね。
材料(1~2人分)

即席お吸い物(松茸の味使用):1袋
卵(Mサイズ):1個
水:150ml
お好きな具材:適量(今回は鶏肉・しめじ・かまぼこを使用しました)
三つ葉:適量
作り方
(下準備)三つ葉は一口大に切っておく

shihoさん
表面に小さな気泡が残ることがありますが、バーナーで炙ることで気泡が消え、仕上がりの見た目が良くなります。



【5】そのまま5分以上保温しておく。シェラカップを傾けてみて卵液が出てこなければOKです。
shihoさん
温度が下がりそうな場合は保温バッグ等に入れておくとよいですよ。

今回はスノーピークのチタン製のシェラカップを使用。
チタンはアルミなどに比べると熱伝導が低いためか、火加減を少し強くしてしまうと茶碗蒸しに「す」が入ってしまいました。
「す」が入るとせっかくの茶碗蒸しの滑らかさがなくなってしまうので、加熱後に保温しながら仕上げることで一定の温度を保ちやすく、失敗を防ぐことが。
結果的に熱源の節約につながり、保温中に次の料理に取り掛かれるので時短にもなりました!
保温している間にメインの煮豚に取りかかりましょう。
メスティンで作る本格「梅煮豚」

時間がかかり、手が込んでそうにみえる煮豚ですが、”梅酒”を使うことで短時間でも柔らかく仕上がり、少ない調味料で味が決まります。
メイン料理に加えるとぐっと豪華さが増すので、特別な日の山ごはんにぴったり。この機会にチャレンジしてみませんか?
材料(2人分)

豚バラブロック:200g
梅酒:160ml(今回はCHOYAのプラQを使用しました)
醤油:大さじ3
はちみつ:15g
生姜:1片
サラダ油:適量
塩・こしょう:適量
作り方
【下準備】豚バラブロックにフォークで10か所くらい穴を開けたら塩・こしょうをして、ぐるぐる巻いてタコ糸で縛っておく。
ここまでは家でやっておき、保冷もしくは冷凍して持ち運ぶと便利です。


shihoさん
噴きこぼれないように軽く沸騰するくらいの火加減をキープして加熱してくださいね。
【3】肉を取り出して粗熱を取っておく。その間に煮汁をとろりとするまで煮詰める。


shihoさん
梅の実は崩しながら一緒に食べても美味しいです!
今回はメスティンで作りましたが、蓋のできるフライパンや鍋でも同様に作れます。
今回はメスティンで作りましたが、蓋のできるフライパンや鍋でも同様に作れます。
せっかくなので、スーパーで購入したおせち食材も入れてワンプレートで盛り付けてみました。

おせち料理はもともと日持ちがするように調理されているので、きちんと保冷して持ち運べば大丈夫です。
山でもそうでなくても皆で同じものをつつきあうことは美味しく楽しい時間ですが、コロナ禍での新しい日常ということを考えるとこれからは各々のお皿に取り分けて食べるという選択肢も大切かもしれませんね。
山の上でもお正月らしさを取り入れてみませんか?

今回は正統派おせち料理というよりは、新しい年の始まりに食べたい、ちょっぴり特別な山ごはんをご紹介させていただきました。
おせち料理はひとつひとつおめでたい由来があるので、あれもこれも!と準備したくなりますが、気負うことなく簡単にできるレシピを上手く取り入れれば、ぐっとハードルもさがります。
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね!