最初に行くべき《キャンプ場×山》ベスト5!レベルアップしながら目指す山上でのテント泊

2020/11/11 更新

日帰りや小屋泊登山の経験を重ねると、「テント泊登山もしてみたいな!」と思いはじめるもの。標高が高い山の上で泊まり、テントの中から絶景を見る…憧れですよね。ただ、初めてのテント泊登山はわからないことだらけで不安がいっぱい。重たい荷物やテント場でのマナーなど、未知の世界でなかなか挑戦できない人もいるのではないでしょうか。そこで今回は超ビギナーでも泊まりやすい、人気のキャンプ場とそこから登れるおすすめの山を紹介していきます。


アイキャッチ出典:PIXTA

今年こそ山でのテント泊に挑戦したい!

出典:PIXTA
小屋泊はしたことあるけど、テント泊は未経験。「今年こそチャレンジしてみたい!」と、思っている人もいるのではないでしょうか。
標高が高い山の上で泊まり、テントの中から絶景を見る…憧れの景色です。

いつかは挑戦したいと思っていても、重いテント泊の荷物を持って長い時間歩くのは、最初は不安ですよね。
さらに初めてのテント場では使い勝手が分からずあたふたしてしまいそう…。
テント泊したい そんな人には、徐々にステップアップしていくのがおすすめ。自信をつけるためにも、最初から無理はし過ぎず、自分のペースで「登山×テント泊」を楽しみましょう。
今回は、最初のスタートからステップアップするポイントを紹介していきます。

初めてのテント泊!キャンプ場や登山コースを選ぶポイント

麓にテントを張って、サブザックで山頂アタックできる山をチョイス

気軽な登山
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慣れないテントでの寝泊りなので最初はハード過ぎない登山をセットで楽しむのがポイント。麓にテントを張って、重い荷物を置いてサブザックで登山できる山から始めましょう。

重い荷物を背負う時間を徐々に増やしていく

テント泊デビュー
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麓のキャンプ場でも歩行時間が変わってくるので、最初は短いコースや平坦な道から始めましょう。徐々に距離や標高差を伸ばして、荷物を持っての歩行に慣れていくことが大切です。

山小屋ありで利用者が多いキャンプ場を選ぼう

撮影:高橋 典子
山小屋などの有人施設が近くにあり、また利用者が多い場所をチョイス。
山小屋がある場合、水場やトイレが整備されていることも多いので快適に過ごせます。またいざという時に山小屋のスタッフの方々や周りの登山者に相談できるのも心強いもの。余計な心配をすることなく山を楽しむことができますよ。

★まずはここから始めたい!おすすめキャンプ場&山をご紹介
山らしい雰囲気を味わえる「八ヶ岳」「北アルプス」「南アルプス」の人気エリアから厳選。今回は重い荷物を背負っての移動が約15分以内と1時間以内に分けてご紹介。ステップアップの参考にしてみてくださいね。

《ステップ1》まずはココから!テント場まで歩いて15分以内

まずは、「標高の高いところでのテント泊」ではなく、「テント泊して登山にチャレンジする」という体験から始めてみましょう。
重たい荷物を背負ってテント場まで歩く時間が15分以内の超ビギナー向けキャンプ場、さらにそこから登れるおすすめの山をご紹介します。

八ヶ岳エリア|夢の平キャンプ場×蓼科山

出典:PIXTA(キャンプ場の受付は白樺高原総合観光センターにて)
白樺高原総合センター(徒歩15分)→ 夢の平キャンプ場 → 蓼科山(往復 約5時間25分)

白樺高原総合観光センターで受付を済ませたら、歩いて約15分で夢の平キャンプ場へ到着。重い荷物を持っての歩行をお試しで挑戦できます。

寝泊りした翌日は徒歩約10分でゴンドラ乗り場へ行き、往復5時間25分の蓼科山へ。荷物はテント場に置いてサブザックで山頂アタックをしましょう。



▼夢の平キャンプ場のおすすめポイント
・駐車場からすぐの立地なので、超ビギナーでも安心
・水場やトイレの他、屋根のある炊事場もあり使い勝手抜群
・すぐ近くには蓼科牧場もあり、散策もできる気持ちのいい場所

住所:長野県北佐久郡立科町大字芦田八ケ野
電話
:0267-55-6201
テントサイト料金:大人300円、子ども150円
設備:水場、炊事場、トイレ
営業期間
:5月~10月
夢の平キャンプ場 詳細情報
▼おすすめの山:蓼科山(2,531m)
出典:PIXTA(蓼科山山頂からの眺め)
八ヶ岳の中でも初心者向けの山として人気の蓼科山は、日本百名山のひとつ。岩がゴロゴロした広い山頂からは、八ヶ岳連峰をはじめ浅間連山や中央アルプス、南アルプスなど360度の大パノラマを楽しむことができます。時間に余裕があれば、蓼科御泉水自然園も合わせて散策するのもおすすめ。

おすすめルート概要(往復 5時間25分)
蓼科牧場(60分)→七合目登山口(90分)→将軍平(50分)→蓼科山(30分)→将軍平(65分)→七合目登山口(40分)→蓼科牧場

▼蓼科山についてはこちらをチェック

《ステップ2》テント場まで約1時間!重い荷物での歩行に慣れよう

テント泊に慣れたら、次は「重い荷物を背負っての歩行時間を長くする」ことを目指しましょう!ここではテント泊装備を持って、約1時間歩いてたどり着くステップアップにぴったりのキャンプ場を紹介していきます。

八ヶ岳エリア|白駒の池キャンプ場×ニュウ

出典:PIXTA
麦草峠(徒歩35分)→ 白駒の池キャンプ場 → にゅう(往復 約4時間27分)

麦草峠から平坦な道を約35分歩いて、白駒の池キャンプ場へ到着。すぐ近くにある青苔荘でテント泊の受付を済ませます。翌日はそのままテントを置いて、にゅうへサブザックでアタック。

標高2,000m以上の高地にある湖では、日本で一番の大きさを誇る白駒池。透明度も高く、景色を楽しみたいと多くの人々が訪れる人気のスポットです。


▼白駒の池キャンプ場のおすすめポイント
・土足禁止のトイレは山の中とは思えないほどキレイ
・八ヶ岳の深い森の中でテント泊体験ができる
・コンパネの上にテントを張れるので、設営しやすく寝る時も平坦で快適

電話:090-1423-2725
テントサイト料金:1人 1,000円 (コンパネ利用の場合+500円)
設備:水場、トイレ
営業期間
:通年(時期によっては予約が必要)
青苔荘 詳細情報

▼おすすめの山:ニュウ(2,352m)
出典:PIXTA(ニュウへは、美しい苔の森の登山道を行く)
八ヶ岳連峰の北側に位置する山頂が岩峰のニュウ。頂上からの眺めは抜群で、テント泊をした白駒池が森の中に浮かぶ様は絶景です。また硫黄岳や天狗岳をはじめ、遠くには富士山も望むことができます。

中山を経て高見石小屋から白駒池へと降りてくる周回コースがおすすめ。苔の美しい初夏から紅葉シーズン、冬はスノーシュハイクなど年間を通して人気がありますよ。
おすすめルート概要(周回 4時間27分)
白駒の池キャンプ指定地(11分)→白駒荘(95分)→ニュウ(65分)→中山(60分)→高見石小屋(36分)→白駒の池キャンプ指定地


▼ニュウについてはこちらをチェック

八ヶ岳エリア|双子池キャンプ場×北横岳


出典:PIXTA
大河原峠(徒歩50分)→ 双子池キャンプ場 → 北横岳(往復 約4時間13分)

大河原峠から双子山を経て、徒歩約50分で双子池キャンプ場へ。高低差が134mあり、荷物を背負ったままアップダウンの歩行を経験できます。

双子池はその名の通り「雄池」と「雌池」の2つの池があり、その湖畔に双子池ヒュッテが。
雌池の湖畔にキャンプ指定地があり、澄んだ水が美しい池を目の前にテントを設営できる素晴らしい場所です。特に、池を囲む樹木が紅葉する秋は圧巻の美しさ。


▼双子池キャンプ場のおすすめポイント
・テント泊装備を背負ってのピークハントを経験するのにちょうど良い距離
・透き通った美しい池のほとりという、最高のロケーションでテント泊
・満天の星空が湖面に映る様は、まさに天空の宝石箱!

電話:090-4821-5200
テントサイト料金:1人 1,000円
設備:水場、トイレ
営業期間
:2020年4月25日(土)~11月7日(土)、2020年12月26日(土)~2021年1月3日(日)、2021年1月9日(土)~1月11日(月祝)
双子池ヒュッテ 詳細情報
▼おすすめの山:北横岳(2,480m)
出典:PIXTA(坪庭から北横岳の眺め)
双子池から北横岳へは、亀甲池を巡り苔むす原生林の中を歩く静かな森歩きのコース。山頂からは、蓼科山をはじめ双子山や、その奥に北アルプスを一望することができます。時間があれば坪庭へまわっていくのも良いでしょう。

北横岳から大岳へはゴツゴツとした岩場を通過するので、十分に注意して通行しましょう。

おすすめルート概要(周回 4時間13分)
双子池(40分)→亀甲池(80分)→北横岳(48分)→大岳(85分)→双子池

▼北横岳についてはこちらをチェック

北アルプスエリア|雷鳥沢キャンプ場×立山別山

出典:PIXTA
立山室堂平(徒歩55分)→ 雷鳥沢キャンプ場 → 立山別山(往復 約5時間10分)

立山室堂平から約55分歩いて雷鳥沢キャンプ場へ。アップダウンもありますが歩きやすい整備された道を進んでいきます。利用の際には、雷鳥沢キャンプ場の管理棟で受付をしましょう。

立山縦走や剣岳などへ向かう登山者や室堂周辺を散策するファミリーなど、幅広く利用される人気の場所。立山連峰や大日連峰を見渡せ、テント泊の醍醐味でもある「山々の絶景と大自然を楽しむ」のにぴったり。



▼雷鳥沢キャンプ場のおすすめポイント
・テントから雄大な北アルプスの山々を眺めることができ、とにかく贅沢
・近くには雷鳥沢ヒュッテなど数件の山小屋があり、温泉に入ることができる
・アップダウンが少ない平坦な道のりなので、重たい荷物を背負って歩く練習にも◎

電話:090-1632-9141
テントサイト料金:1人1泊 500円
設備:水場、トイレ
営業期間
:4月中旬~10月中旬(冬季休業)
雷鳥沢キャンプ場 詳細情報
▼おすすめの山:立山別山(2,880m)
出典:PIXTA(別山山頂より見える風景)
古くから山岳信仰が盛んであった立山エリアの中でも、別山は信仰対象の「立山三山」のうちの一座です。キャンプ場からは、別山乗越、剱御前小舎山頂を経て、気持ちの良い稜線歩きを楽しみながら山頂を目指します。

山頂からは、ダイナミックで荒々しい山容の剱岳を眺めることが出来ますよ。

おすすめルート概要(周回 5時間10分)
雷鳥沢キャンプ場(110分)→別山乗越(35分)→別山(10分)→北峰(10分)→別山(55分)→真砂岳(10分)→大走り分岐(80分)→雷鳥沢キャンプ場

▼立山別山についてはこちらをチェック

憧れの山でのテント泊に向けて、だんだんとステップアップ!

出典:PIXTA
テント泊登山は、日帰りや山小屋泊とは一味違った、山の魅力と圧倒的な大自然を感じることのできる素晴らしいもの。今回紹介したキャンプ場&山は、どこも山小屋が近くにある場所ばかり。なので、万全の準備をしてまずは挑戦してみてください。

いつか山の上でテント泊ができるように、自分のペースで徐々にステップアップしていきましょう。

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※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

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高橋 典子

ハイクとミニマルキャンプをこよなく愛するフリーライター。次はどこに行こうか、9歳の息子と地図を眺めるのが日課。最近は、山岳気象予報に興味津々!

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