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今年こそ山でのテント泊に挑戦したい!

標高が高い山の上で泊まり、テントの中から絶景を見る…憧れの景色です。
いつかは挑戦したいと思っていても、重いテント泊の荷物を持って長い時間歩くのは、最初は不安ですよね。
さらに初めてのテント場では使い勝手が分からずあたふたしてしまいそう…。

今回は、最初のスタートからステップアップするポイントを紹介していきます。
初めてのテント泊!キャンプ場や登山コースを選ぶポイント
麓にテントを張って、サブザックで山頂アタックできる山をチョイス

重い荷物を背負う時間を徐々に増やしていく

山小屋ありで利用者が多いキャンプ場を選ぼう

山小屋がある場合、水場やトイレが整備されていることも多いので快適に過ごせます。またいざという時に山小屋のスタッフの方々や周りの登山者に相談できるのも心強いもの。余計な心配をすることなく山を楽しむことができますよ。
★まずはここから始めたい!おすすめキャンプ場&山をご紹介
山らしい雰囲気を味わえる「八ヶ岳」「北アルプス」「南アルプス」の人気エリアから厳選。今回は重い荷物を背負っての移動が約15分以内と1時間以内に分けてご紹介。ステップアップの参考にしてみてくださいね。
《ステップ1》まずはココから!テント場まで歩いて15分以内
まずは、「標高の高いところでのテント泊」ではなく、「テント泊して登山にチャレンジする」という体験から始めてみましょう。重たい荷物を背負ってテント場まで歩く時間が15分以内の超ビギナー向けキャンプ場、さらにそこから登れるおすすめの山をご紹介します。
八ヶ岳エリア|夢の平キャンプ場×蓼科山

白樺高原総合観光センターで受付を済ませたら、歩いて約15分で夢の平キャンプ場へ到着。重い荷物を持っての歩行をお試しで挑戦できます。
寝泊りした翌日は徒歩約10分でゴンドラ乗り場へ行き、往復5時間25分の蓼科山へ。荷物はテント場に置いてサブザックで山頂アタックをしましょう。
▼夢の平キャンプ場のおすすめポイント
・駐車場からすぐの立地なので、超ビギナーでも安心
・水場やトイレの他、屋根のある炊事場もあり使い勝手抜群
・すぐ近くには蓼科牧場もあり、散策もできる気持ちのいい場所
夢の平キャンプ場 詳細情報
▼おすすめの山:蓼科山(2,531m)

▼蓼科山についてはこちらをチェック
《ステップ2》テント場まで約1時間!重い荷物での歩行に慣れよう
テント泊に慣れたら、次は「重い荷物を背負っての歩行時間を長くする」ことを目指しましょう!ここではテント泊装備を持って、約1時間歩いてたどり着くステップアップにぴったりのキャンプ場を紹介していきます。八ヶ岳エリア|白駒の池キャンプ場×ニュウ

麦草峠から平坦な道を約35分歩いて、白駒の池キャンプ場へ到着。すぐ近くにある青苔荘でテント泊の受付を済ませます。翌日はそのままテントを置いて、にゅうへサブザックでアタック。
標高2,000m以上の高地にある湖では、日本で一番の大きさを誇る白駒池。透明度も高く、景色を楽しみたいと多くの人々が訪れる人気のスポットです。
▼白駒の池キャンプ場のおすすめポイント
・土足禁止のトイレは山の中とは思えないほどキレイ
・八ヶ岳の深い森の中でテント泊体験ができる
・コンパネの上にテントを張れるので、設営しやすく寝る時も平坦で快適
青苔荘 詳細情報
▼おすすめの山:ニュウ(2,352m)

中山を経て高見石小屋から白駒池へと降りてくる周回コースがおすすめ。苔の美しい初夏から紅葉シーズン、冬はスノーシュハイクなど年間を通して人気がありますよ。
▼ニュウについてはこちらをチェック
八ヶ岳エリア|双子池キャンプ場×北横岳

大河原峠から双子山を経て、徒歩約50分で双子池キャンプ場へ。高低差が134mあり、荷物を背負ったままアップダウンの歩行を経験できます。
双子池はその名の通り「雄池」と「雌池」の2つの池があり、その湖畔に双子池ヒュッテが。
雌池の湖畔にキャンプ指定地があり、澄んだ水が美しい池を目の前にテントを設営できる素晴らしい場所です。特に、池を囲む樹木が紅葉する秋は圧巻の美しさ。
▼双子池キャンプ場のおすすめポイント
・テント泊装備を背負ってのピークハントを経験するのにちょうど良い距離
・透き通った美しい池のほとりという、最高のロケーションでテント泊
・満天の星空が湖面に映る様は、まさに天空の宝石箱!
双子池ヒュッテ 詳細情報
▼おすすめの山:北横岳(2,480m)

北横岳から大岳へはゴツゴツとした岩場を通過するので、十分に注意して通行しましょう。
▼北横岳についてはこちらをチェック
北アルプスエリア|雷鳥沢キャンプ場×立山別山

立山室堂平から約55分歩いて雷鳥沢キャンプ場へ。アップダウンもありますが歩きやすい整備された道を進んでいきます。利用の際には、雷鳥沢キャンプ場の管理棟で受付をしましょう。
立山縦走や剣岳などへ向かう登山者や室堂周辺を散策するファミリーなど、幅広く利用される人気の場所。立山連峰や大日連峰を見渡せ、テント泊の醍醐味でもある「山々の絶景と大自然を楽しむ」のにぴったり。
▼雷鳥沢キャンプ場のおすすめポイント
・テントから雄大な北アルプスの山々を眺めることができ、とにかく贅沢
・近くには雷鳥沢ヒュッテなど数件の山小屋があり、温泉に入ることができる
・アップダウンが少ない平坦な道のりなので、重たい荷物を背負って歩く練習にも◎
▼おすすめの山:立山別山(2,880m)

山頂からは、ダイナミックで荒々しい山容の剱岳を眺めることが出来ますよ。
▼立山別山についてはこちらをチェック
憧れの山でのテント泊に向けて、だんだんとステップアップ!

いつか山の上でテント泊ができるように、自分のペースで徐々にステップアップしていきましょう。