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山 神話・都市伝説

あの昔話も実話だった!?山で味わう【神話・都市伝説】のロマン

現実世界と切り離された雰囲気が楽しめるのが山。昔から人間と自然、あるいは神様の距離が近い特別な場所だったのでしょう。それゆえ、山にまつわる伝説は日本中に数多く存在します。今回は、そんな伝説の中でも特に興味深いお話をご紹介!出典も数多く明記しましたので、それを糸口に都市伝説ワールドに足を踏み入れてみてはいかがでしょうか!

目次

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山は不思議話の宝庫!

岩窟

出典:PIXTA

現実世界とは遠く切り離された雰囲気を楽しめるのが登山の醍醐味の一つ。例えば雨上がりに雲間から太陽が顔を出す瞬間を目の当たりにした時、いにしえの時代から太陽を神様と崇めてきた感覚が理屈抜きに腹に落ちることがあります。

山というのは昔から人間と自然、あるいは神様の距離が近い特別な場所だったのでしょう。それゆえ、山にまつわる神話や伝説は日本中に数多く存在します。今回は、そんな話の中でも特に興味深いお話をご紹介!出典も数多く明記しましたので、それを糸口に神話や伝説の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか!?

名前の由来は富士山にあり!?<八ヶ岳連峰>

阿弥陀岳から富士山

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四季を通じて多くの登山者に人気の八ヶ岳。その標高は3,000mに満たない程度ですが、麓に住む人々の間には「大昔は、富士山よりも八ヶ岳の方が高かった」という言い伝えがあるそう。

八ヶ岳

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昔々、八ヶ岳と富士山が活火山だったころの話。富士山の神様「木花柵耶姫(このはなさくやひめ)」八ケ岳の神様「磐長姫(いわながひめ)」は、いつもお互いの高さを張り合って喧嘩ばかりしていました。ある時、それを見兼ねた如来様が水裁判をすることを提案。いざ、お互いの峰に樋をかけ水を流すと、その水は富士山の方へと流れていきました。結果は八ヶ岳の勝ち。しかし、富士山の神様はプライドが高く、負けという結果に腹を立てて、なんと八ヶ岳の頭を蹴飛ばしてしまいました。すると、天地も揺らぐ大音響と共に、八ヶ岳の頭が八つに裂けてしまったのです。それ以来、八ヶ岳は富士山よりも背が低くなってしまい、現在の姿に。吹き飛ばされた頭の部分が、現在の北八ヶ岳なんだとか。

富士山の神様「木花柵耶姫」は日本神話で最も美しいとされ、”桜”の語源だというのは有名な話。
一方、そのプライドも日本一の名に違わぬ高さ。「火の神」でもあり、その気性の荒さも富士山の火山としての側面を表しているようです。

岩戸は○○から飛んできた!?<戸隠山>

戸隠山

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長野県にある戸隠山(とがくしやま)。その麓の戸隠神社は、奥社へと続く参道とそこに立ち並ぶ杉の巨木が有名。特に、冬の時期の神秘的な雰囲気は息をのむほどです。

そんな戸隠山は、もともと信州の地には無かったんだとか・・・

戸隠神社奥社

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その昔、太陽神である姉の「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」は、弟の「須佐之男命(すさのおのみこと)」の素行の悪さに頭を悩ませ、天岩戸(あまのいわと)の中に引きこもってしまいました。その結果、世界は暗闇に包まれ、多くの災いにより秩序が乱れてしまいました。そんな状況を打開すべく、なんとか天照の気を引こうと、八百万の神々が天岩戸の前で踊りどよめきました。騒ぎに気付いた天照が岩戸を少し開けて外を覗き込んだ瞬間、すかさず天之手力男神(あめのたぢからお)が岩戸を放り投げ天照大御神を引っ張り出すことに成功。無事に地上に平和が戻りました。この時放り投げられた岩戸は、日本のほぼ真ん中、すなわち現在の長野県の北部に落下し、現在の戸隠山となったという話。

西日本を中心に「ここが天岩戸である」とされる地が数多く残る中、特に有名なのが宮崎県・高千穂の「天岩戸神社」。天岩戸とされる岩窟をご神体とする神社で、戸隠山との距離はなんと約800km!非常にスケールの大きな話です。

天安河原

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近くには「天安河原(あまのやすかわら)」と呼ばれる、八百万の神々が話し合ったとされる場所もあり、神話が数多く残っています。

戸隠山と天岩戸神社の両方を訪れるのはなかなか大変ですが、だからこそ、そのスケールを体感するのもロマンがあります。

あの金太郎は実在した!?<金時山>

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