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スニーカーでも行ける!観光ついでに楽しめる湿原ハイキング【関東・甲信】(3ページ目)

日本を代表する高層湿原|八島湿原

八島湿原全景
出典:PIXTA

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の北西部に位置する「八島湿原」。冷涼な気候に起因して成立する、日本を代表する高層湿原です。

観光道路であるビーナスライン沿いに位置し、ドライブやツーリングと合わせて訪れるのもおすすめ。ビジターセンターを起点に湿原の周囲を巡るルートはゆっくり歩いて1時間30分程度。ルート上にあるヒュッテ御射山でコーヒーを飲みながらゆっくりするのも◎。

八島湿原の見どころ

ハイカーの姿
出典:PIXTA

7月中旬頃に見頃を迎えるニッコウキスゲを目当てに訪れるハイカーが多い場所。その他の植物も多数自生しています。360種類を超える植物の中には「霧ヶ峰」を冠したキリガミネスミレなどの植物もあります。

散策前にビジターセンターで湿原の成立の歴史などを勉強しておくと、より散策を楽しめるでしょう。

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八島ビジターセンター

駐車場情報

■八島ヶ原湿原駐車場
住所|長野県諏訪郡下諏訪町八島湿原10618
駐車台数|100台
料金|無料
トイレ|あり

八島ビジターセンターの開館期間は4月下旬〜11月中旬ですが、駐車場は通年で利用可能。
毎年シーズン中は満車となることが多く、その場合はご臨時駐車場をご利用ください。

下諏訪観光協会

短いながらも変化に富んだ湿原|踊り場湿原

朝霧
出典:PIXTA

八島湿原のすぐ近くに位置する「踊り場湿原」。湿原の東側にはアシクラの池があり、ここをくるむような形状からついた別名は「池のくるみ」。道路沿いの駐車場を起点に、湿原は1時間前後で一周できます。

ルートは短いながらも、湿原、丘、草原など変化に富んでいます。丘の上からは車山や北八ヶ岳、中央アルプスなどが一望でき、高層湿原ならではの景観も楽しめるでしょう。

踊り場湿原の見どころ

谷地坊主
出典:PIXTA

最大の見所は変化に富んだルートです。アシクラの池では谷地坊主(スゲ属植物からなる坊主頭状の株)が見られるほか、初夏にピークを迎えるレンゲツツジも必見。近くに滑空場があり、見上げれば空を舞うグライダーも見ることが出来るかもしれません。

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霧ヶ峰高原池のくるみ ロベンドヒュッテ

駐車場情報

※駐車場と公衆トイレはロベンドヒュッテの向かいにあります

■駐車場
住所|長野県諏訪市四賀7718-6
駐車台数|約10台
料金|無料
トイレ|あり

まさに植物の宝庫|池の平湿原

多様な植物
出典:PIXTA

浅間山の山麓に広がる「池の平湿原」。コンパクトながら1000種類以上の植物が自生する、まさに植物の宝庫。起点となる駐車場からは2時間程度あれば周遊できます。

多少の高低差はありますが、よく整備されているのでスニーカーでも大きな問題はありません。

池の平湿原の見どころ

コマクサ
出典:PIXTA

湿原に咲く花が多数見られるのはもちろん、ルート上ではなんとコマクサも見ることが可能。花に関する知識がそれほど無くても、その植物の多様性に驚くことでしょう。

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信州 湯の丸高原

駐車場情報

※駐車場と公衆トイレはロベンドヒュッテの向かいにあります

■池の平駐車場
住所|長野県東御市湯の丸
駐車台数|200台
料金|有料
トイレ|あり

気軽に湿原ハイキングを楽しもう!

子供連れ
出典:PIXTA

湿原歩きの魅力は、高山帯とは異なり豊富な動植物との距離が近いこと。山を長時間歩く体力に自信がなくても、のんびりと自然を愛でる楽しみがあります。

今回ご紹介したルートは、いずれも3時間未満のものばかり。旅行のついでに訪れるという形はもちろん、無理なく日帰りで楽しめるので、のんびり楽しんでみてはいかがでしょうか。

※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

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