北陸・東海地方はコンパクトで個性的な湿原が充実
北陸・東海地方の湿原は、コンパクトながら個性豊か。水鳥の越冬地や、水田と調和した自然、日本最小のトンボや、富士山を眺めながらのハイキングなど、多様性があります。
市街地から近いところも多く、有名な観光地の近くに位置している湿原も。登山靴などの本格的な装備も必要なく、スニーカーでも行けるので、家族旅行のついでに訪れるのもOK。お年寄りから子供まで幅広い年代で楽しめる、おすすめの湿原のご紹介です!
大迫力のコハクチョウ達!/佐潟湿地
ラムサール条約登録の湿地で、渡り鳥であるコハクチョウの越冬地として知られる佐潟(さかた)湿地。砂丘と砂丘の間に成立した「砂丘湖」で、雨水と湧水で満たされているのが特徴です。上潟と下潟の両方を巡るコースでも70分程度あれば周遊可能で、手軽にハイキングが楽しめます。
佐潟湿地の見どころ
何といっても一番の目玉は冬季。コハクチョウが飛来し、特に朝の7時~8時には、餌を取りに家族ごとに飛び立つ様子は壮観です。その他の水鳥も湖面を彩り、緑寂しい冬のハイキングを美しく華やかなものにしてくれます。
■コース距離|約5.5km(全周)
■コース時間|70分前後(全周)
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新潟県庁
佐潟水鳥・湿地センター
住所|新潟県新潟市西区赤塚5404-1
駐車台数|200台
料金|無料
トイレ|あり
立山を望む湿原ハイク/弥陀ヶ原湿原
ラムサール条約に登録されている弥陀ヶ原(みだがはら)。標高2000mにまで広がり、北に大日岳を望む高層湿原です。立山黒部アルペンルートを「弥陀ヶ原」で途中下車。木道がよく整備されており、湿原をじっくり歩く外回りルートでも2時間程度、より手軽に楽しめる内回りコースで1時間程度のハイキングが楽しめます。
弥陀ヶ原湿原の見どころ
立山連峰が眼前に迫る景観は、他の湿原歩きでは味わえない特別なもの。少し足を延ばせば、カルデラ展望台から大迫力の立山カルデラを望むことが出来ます。ミズバショウなどの湿原植物の他、チングルマなどの高山植物も同時に楽しみながらのハイキングは格別です。
■内回りコース|40~60分
■外回りコース|80~120分
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弥陀ヶ原ホテル
立山駅から弥陀ヶ原へのアクセス
立山駅から立山ケーブルカーに乗車し、美女平駅へ(大人運賃730円)。
美女平駅から立山高原バスに乗車し、「弥陀ヶ原」で途中下車(大人運賃1110円)。
立山黒部アルペンルート時刻表
【立山駅駐車場】
住所|富山県中新川郡立山町芦峅寺
駐車台数|280台
料金|無料
トイレ|あり