子供も一緒に!家族で楽しめる湿原ハイク
「しっかり登山をしようと思うと何かと準備が大変・・・」そんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめなのが湿原ハイキング。
ピークハントを目的とせずとも、アップダウンの少ない湿原であれば気軽にハイキングを楽しめます。家族サービスで旅行へ出かける際にも、半日程時間があれば楽しめるところばかり。今回は、関東・甲信地方でスニーカーでも行けてしまうおすすめの湿原をご紹介します。
一面に広がるニッコウキスゲ|沼ッ原湿原
昭和天皇に愛された地としても知られる沼ッ原湿原。那須岳への登山の起点ともなる沼ッ原湿原駐車場から湿原まで、片道15分程度の道を歩きます。湿原自体も一周30分程度と、全行程あわせても1時間程度。高低差も比較的少なく、コンパクトなので、老若男女問わず楽しめるでしょう。
沼ッ原湿原の見どころ
雪解けの時期にはザゼンソウなどの植物から姿を見せ始めます。おすすめは夏シーズン。一面に広がるニッコウキスゲは見事です。その中に点在するコバイケイソウも同時に見られ、豊富な高山植物を楽しめます。
▼コースマップはこちらをチェック
那須塩原市役所
駐車場情報
■沼ッ原湿原駐車場
住所|栃木県那須塩原市板室
駐車台数|100台
料金|無料
トイレ|あり
※冬季(12月上旬〜4月下旬)は積雪のために沼ッ原湿原駐車場までの市道が閉鎖となります。詳しくはこちら
多様な景観を楽しむ|戦場ヶ原湿原
「男体山・赤城山のそれぞれの神の戦場だった」という神話に由来する「戦場ヶ原」。湿原内を南北に流れる湯川沿いには自然探求路が整備されています。アップダウンも比較的少なく、湯滝から赤沼まで南下するルートは2時間程度で気軽に歩くことが可能。350種類に及ぶ植物の他、野鳥の観察地としても有名です。
戦場ヶ原の見どころ
点在する滝や湖、男体山など、目まぐるしく変わる景観が何よりの見どころ。その他、多様な植物が自生しますが、中でもワタスゲが印象的。6月には白く揺れるかわいらしい姿を見ることができ、一面に広がるその姿は圧巻です。
▼コースマップはこちらをチェック
日光湯元ビジターセンター
駐車場情報
■県営赤沼駐車場
住所|栃木県日光市中宮祠
駐車台数|160台
料金|無料
トイレ|あり
”貴婦人”に会いに行こう|小田代原
奥日光の「小田代原(おだしろがはら)」は、すぐ東に位置する戦場ヶ原と同様ラムサール条約に登録され、貴重な湿地として保護されています。湿地から草原へと植生の遷移にある自然では、多様な植物を観察することが出来ます。
木道や歩道、案内板もしっかりと整備されているため、初心者でも安心。赤沼から光徳へ周回するルートであれば、2時間ちょっとあれば楽しむことが出来ますよ。
小田代原の見どころ
夏は「ニッコウアザミ」や「ホザキシモツケ」などの植物が観察できるほか、秋にはミズナラや草本の紅葉が楽しめます。なかでも存在感を放つのが「小田代ヶ原の貴婦人」と呼ばれる一本だけ離れて立つシラカンバの木。ベンチが設置された展望台からその姿が望めます。草原の真ん中に佇むシラカンバは、どの季節に訪れてもフォトジェニックな姿を見せてくれるでしょう。
▼コースマップはこちらをチェック
日光湯元ビジターセンター
駐車場情報
■県営赤沼駐車場
住所|栃木県日光市中宮祠
駐車台数|160台
料金|無料
トイレ|あり