沼津アルプス

沼津アルプス|低山とあなどれない標高差1,000mの本格縦走!

2022/11/28 更新

標高500mにも満たない低山ながら本格登山者もうなるキツさの「沼津アルプス」。都心から3時間の近さも人気の理由です。富士山の眺望もクリアになる冬~桜満開の春がベストシーズンなので、本家アルプスが雪山シーズンの時にこそトライしたい!コースタイム約6時間の中級者向け縦走路です。

目次

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アイキャッチ画像出典:PIXTA

最高標高392mだけどキツイ縦走。都心近郊アルプスの代表格

沼津アルプス

撮影:nao

沼津アルプスとは、静岡県沼津市の中央付近にある静浦山地北部を香貫山(かぬきやま)から南へ順番に、横山(よこやま)・徳倉山(とくらやま)・志下山(しげやま)・小鷲頭山(こわしずやま)・鷲頭山(わしずやま)・大平山(おおひらやま)と続く7つの山を、地元の登山愛好会が沼津アルプスと命名して整備したもの。近年では地元のみならず県外からも訪れる人気の山となり、その名も定着してきました。

東京から登山口まで3時間。近場のアルプス

沼津アルプス 沼津駅

出典:PIXTA

新幹線を使えば沼津までは約1時間、東海道線でも約2時間。沼津駅からバスを利用して30分程度で登山口に立てるので、都内からでも十分日帰り登山が可能です。沼津で地元の魚を食べて帰る時間もありますよ。

7峰5峠が連なり、総標高差は約1,000m!

沼津アルプス 登山道

沼津アルプスの一番高い山でも鷲頭山の392mと低山ですが、すべての標高差を足すと約1,000mと登りごたえも十分。トラロープや鎖場、岩場もあるので登山用の装備が必要です。全縦走すると6時間弱の長いコースではありますが、下山口も多く色々な登山口から登って降りることも可能です。今回は全縦走コースの他、ハーフコースもご紹介しているのでそちらもぜひ参考にしてみてください。

雪なしアルプスだから冬も縦走できる

沼津アルプス 富士山

出典:PIXTA

本家のアルプスの雪山はスキルが必要ですが、沼津アルプスは通年ほぼ雪がないので、冬場も縦走可能なアルプスです。冬でも長く歩きたい方にはもってこいで、冬の縦走先選びに困っていた人におすすめです。

トレッキング最適期

沼津アルプス 桜並木

出典:PIXTA

標高が低く夏場は暑いため、12月~翌6月(梅雨前)がおすすめ。とくに桜のシーズンと展望の良い初冬が最高です。植生も素晴らしく、特に日本北限のウバメガシの純林は見事です。

【全山縦走コース】多比~大平山~鷲頭山~徳倉山~横山~香貫山~黒瀬

合計距離: 10.45 km
最高点の標高: 363 m
最低点の標高: 4 m
累積標高(上り): 1474 m
累積標高(下り): -1477 m
【体力レベル】★★★☆☆
日帰り
コースタイム:6時間
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★★☆☆
・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

 

ルート概要(縦走)
多比(45分)→多比口峠(15分)→大平山(10分)→多比口峠(50分)→鷲頭山(25分)→志下峠(30分)→志下坂峠(45分)→徳倉山(25分)→横山峠(25分)→横山(20分)→八重坂峠(40分)→香貫山(30分)→黒瀬

最初に高低差の激しいポイントがある核心部がありますが、富士山に向かって歩いて行ける北上ルートをご紹介します。最後の香貫山には公園があり、ほっとして歩き終えることができるコースです。

コース詳細

沼津アルプス 標識

多比でバスを降車したら、バス停前の国道を西に100mほど歩いた多比神社の角を右折します。そのまま北上すると沼津アルプスの道標があるので従います。バス停付近に道標はないので、地図で確認してから歩きましょう。まずは畑の中の急坂歩きから始まります。

沼津アルプス 手作りの標識

やや急坂ですが、整備された歩きやすい登山道を歩いて多比口峠に到着。ここからまずは西に歩いて大平山に行って戻ってきます。沼津アルプスにはこのような手作りの道標が要所要所に設置されているので安心です。

沼津アルプス 眺望

最初の富士山の眺望は、大平山への急坂の途中から見えます。山頂はあまり展望がありませんが平らでベンチがいくつかあるので休憩にはおすすめ。大平山山頂に着いたら来た道を戻り、多比峠口から東側の鷲頭山方面へ向かいます。

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