コース詳細
御池登山口から燧ケ岳頂上までは、先に紹介したピストンコースと同じルートを登ります。俎嵓からは尾瀬沼に向けて下山開始。「ミノブチ岳」までは急坂が続きますので、足元に気をつけてください。
ケルンの積まれたミノブチ岳からは急な階段を下降します。その後、登山道から時折見える尾瀬沼に向かって緩やかな登山道、長英新道を下っていきましょう。
長英新道は長い下りになり、ガレ場もありますが登山道は整備されています。2合目以降は場所によって湿ったところも多く、足元がドロドロになる状況も考えられるので注意が必要。
鬱蒼とした樹林帯の登山道を下って行くと、次第に辺りが明るくなり木道を進むと尾瀬沼へ到着。例年5月下旬〜6月上旬頃には可憐な純白のミズバショウを楽しむことができます。
緑豊かな「大江湿原」と尾瀬沼はまさに気分爽快!7月下旬には、鮮やかなニッコウキスゲが辺り一面咲き乱れます。ここはハイキングコースなので、多くのハイカーと出会うでしょう。のんびり木道を歩きながら絶景の中で心身ともにリフレッシュ。
木道を進むと湿原に佇む「三本唐松」が印象的です。尾瀬と燧ケ岳に別れを告げ「沼田街道」を進んでいくと、木道は次第に階段状になっていきます。疲れが出る頃ですが頑張って進みましょう。
沼山休憩所で少し休んだら、ここからはシャトルバスに乗車して、スタートした御池登山口へと戻りましょう。
【大清水→尾瀬沼→燧ケ岳】充実の1泊2日コース
- 体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コース距離:約25km
- コースタイム:約14時間
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
【1日目】
大清水(70分)→一ノ瀬(75分)→三平峠(15分)→三平下(46分)→長英新道分岐(110分)→4合目(100分)→ナデッ窪分岐(30分)→俎嵓(20分)→燧ケ岳(20分)→俎嵓(20分)→ナデッ窪分岐(70分)→4合目(80分)→長英新道分岐(22分)→長蔵小屋
【2日目】
長蔵小屋(25分)→三平下(20分)→三平峠(60分)→一ノ瀬(60分)→大清水
群馬県側からの玄関口、大清水登山口から燧ケ岳山頂を目指す1泊2日のコースをご紹介します。せっかくの尾瀬国立公園での登山ですから、ゆっくりと時間をかけて満喫してみてはいかがでしょう。尾瀬沼から燧ケ岳へは長英新道を登り、登頂後は下山途中にある山小屋にて1泊します。時間があればのんびり尾瀬沼を散策するのも楽しいですね。